汚点紫

このブログのテーマとは違いますが、今日の画期的なできごとなので…。



〈汚点紫〉と書いて「しみむらさき」と読む。

北大路堀川にあって、この界隈に引っ越してきてからずっと気になっていたお店。

ああ、好きな雰囲気…と感じていながら、あまりの汚さに怖くて入れなかった。（どんなひとが出てくるのかわからないし…）。

何年もそうして時がすぎて、あるとき、看板が少しきれいになった。なぜきれいになったのか…、いろいろと勝手に妄想をふくらませるも、やはりまだ入れなかった。

そんなこんなしているうちに１０年以上経過。

今日、その前を自転車で通りがかると、やすらい祭で毒気を抜かれたからなのかどうか、「あ、今なら、わたし、大丈夫」。

というわけで、記念すべき〈汚点紫〉デビューです。



雑然としています。

　

何だコレは何だコレはというようなものばかりが並んでいます。写真にするときれいすぎるくらいで、実際はゴミのようなものです（失礼！）。



が、これらはアートなのです。拾った缶、潰した缶であっても、いえ、それゆえに。

〈缶々商社〉の柏井銀路という方の作品群であり、この方が店のオーナー。（お店にはいらっしゃいませんでした…と思う）。



メニューは思いのほか普通（おどろおどろしいものが出てくるわけではないという意味で）で、いただいたカルダモンのチャイは美味しゅうございました。
夜の営業もあるらしい（そちらが主なのかも）。

雑然とはしていながらも店内は意外にきれいでした。（どこまで失礼なんだ）

１０年来の疑問が解けて、今日はとてもとても有意義な日だったのでした。また行きます。もう怖くない！

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