月扇堂手帖

観能備忘録
あの頃は、番組の読み方さえ知らなかったのに…。
今じゃいっぱしのお能中毒。怖。

白鳥の湖

2005年06月18日 | バレエ
Kカンパニー(大阪・フェスティバルホール)

お能もわからないが、実はバレエも全然わからない。ただミーハー気分で熊川哲也だけは一度見たいと思っていて、「白鳥の湖」ならわたしでもなんとかなるかも? とチケットをとっておいた。結論から言うと、あまりの素晴らしさにノックアウトされた。

主役以外のダンサーがみな高いレベルで仕事をこなしていて、その踊る喜びのようなものがこちらにまでしっかり伝わってきた。その中で、熊哲のジャンプはたしかにひときわ高かった。体操選手でもあそこまでは跳べないのではないだろうか。

ヨランダ・ソナベンドというひとの担当した舞台と衣裳が、成熟した大人の色彩感覚で、その幻想的な美しさに陶酔した。

物語にも感情移入しやすく、3幕では目が潤んだ。とにかく大満足で、もう一度観たいくらい。連れも興奮して爪先立ちでパタパタしている(笑)。


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