特急彗星号のブログ

鉄道を撮って、乗って楽しみたいオジサンのブログです

近鉄全線3日間フリーきっぷで鉄分補給 その3

2022年02月13日 | 乗り&撮り鉄 私鉄編
“近鉄全線3日間フリーきっぷ”で初日は伊勢方面、2日目は名古屋方面。
果たして3日目は?と言えば・・・。

近場と言えそうな奈良線でお茶を濁す様なチョイスとなりました。

奈良線と言えば阪神線との相互直通により近鉄の他路線とは違う表情を見る事が出来ますが
あくまで通勤車が主力の為にある意味地味だと言えます。
しかし、他社の車両が行き来するだけで趣味人としては面白い対象と言えるのでは?

そう思い2日間の撮り・乗り鉄で少々疲れた身体を案じて最終日は奈良線へ出撃と相成りました。

3日連続で京都から橿原神宮前行き急行に乗車。
大和西大寺で下車して奈良線に乗り換えて学園前・生駒・石切辺りを伺ってみましたが
列車の記録撮影に適した場所は見つからず東大阪から大阪市内に至る高架線区間で数種類の
近鉄・阪神の車両を狙いました。


阪神9000系


近鉄9820系


近鉄8810系


阪神1000系 SDGsラッピング車


阪神1000系 桃園メトロラッピングトレイン


近鉄9020系


阪神9000系


阪神1000系 SDGsラッピング車


近鉄5820系 デボ1形復刻塗装車 

殆ど列車図鑑的な写真の羅列、それも通勤車だけなので総じて地味な絵柄ですがたまには撮り鉄の
原点とも言えるこの様な列車の編成をドーンと撮るのも良いのではないでしょうか?

この後は特に予定を組んでいませんでしたので大阪へ向かおうかと思いましたが・・・
阪神なんば線における乗客ホーム転落による救護の影響を受けて相直乗り入れを行なう近鉄奈良線は
その影響を受けて一時運行停止となりました。

30分程経った頃から少しづつ運行の再開を始めた様ですが列車によっては一駅進んでは駅で再び停車といった状況です。
取り敢えず撮影していた駅から動き始めた電車に乗ったものの次駅で再び停車。

近鉄大阪線と合流する布施駅からは通常運行されている大阪線に乗り換えて上本町へ向かいます。
この区間は方向別複々線ですが基本的に奈良線・大阪線と運行が別なので
阪神線不通による影響を受けない大阪線は流れを止めず運行出来るのですね。

ただ鶴橋から大阪線→奈良線と転線し大阪難波に向かう特急車はその事象による影響を受けます。
つまり名古屋から大阪難波に向かう名阪特急は鶴橋を過ぎて奈良線に転線しますが大阪難波から
先に繋がる阪神なんば線が止まっていると上本町から先に進む事が出来ません。

案の定、名古屋からやって来る名阪特急は鶴橋を超えて難波方面に進めませんので急遽、大阪上本町を
終点として上本町地上ホームに到着、そして上本町で折り返す運用で対処を始めました。


大阪上本町地上5番線ホームに到着した“ひのとり”。



到着した“ひのとり”の行先は『大阪上本町』。






アーバンライナーも“ひのとり”同様、難波に入線出来ない為に上本町で折り返します。

こういった非常事態ではこの様な対応を執る事が有るのですね。
まぁ日頃めったに見れない光景でしたが3日目の締めくくりには良かったのかな?なんて思いました。


この後は名張行き急行で大和八木、大和八木からは大和西大寺行き普通と乗り継ぎ大和西大寺で下車。


駅構内の『上等カレー』の大盛りカツカレーでお腹を満たしてから帰路に着きました。

近鉄全線3日間フリーきっぷをしっかり活用出来た楽しい連休となりました。
















近鉄全線3日間フリーきっぷで鉄分補給 その2

2022年02月10日 | 乗り&撮り鉄 私鉄編
近鉄全線3日間フリーきっぷで初日は最遠、鳥羽まで乗り鉄・撮り鉄を楽しみました。

京都~鳥羽  大人2,320円なので単純に往復したとしても4,640円。
既に1,640円お得という結果になりました。


2日目はやっぱり“ひのとり”の乗車を主とした乗り鉄をメインにしました。

難波→名古屋でプレミアム最前列の空席検索を掛けても常に壊滅状態。
一応、名古屋→難波間でのプレミアム最前列は体験済みなので今回は途中駅からの乗車も良しとして
検索を掛けると大和八木→名古屋で最前列がヒット!!


という事で今日も近鉄京都~大和八木までは橿原神宮前行き急行のお世話になり
大和八木からは“ひのとり”の最前列プレミアムシートに身を委ねます。

プレミアム車両に関しては50000系“しまかぜ”の油圧式から更に応答性に優れた電動式フルアクティブサスペンションを備え
大きな揺れを見事に制御しますがハイデッカー構造による重心の高さも影響が有るのか?
軌道状態によっては細かいプルプルとした微振動を感じる事も有り100点満点を安易に与えられませんが
静粛性やシートの出来映えを含めた居心地は鉄道車両としてはトップクラスに属すると言っても過言では無いでしょう。


大和八木→名古屋間の所要時間は1時間35分ですがあっと言う間に過ぎました。

近鉄名古屋駅構内でこんなモノ見っけ~





いつか食べてみたい!


こうして“ひのとり”プレミアムの乗り心地を堪能した後は名古屋で折り返し四日市方面に向かいます。


次の目的は撮り鉄!

目指すは久しぶりの訪問となる近鉄名古屋線名物?のダブルアーチを潜るポイントです。
かつて“アーバンライナー”や“しまかぜ”撮影でこの場所を訪れましたが
“ひのとり”狙いで訪れるのは今回が初めてです。

基本は晴れていますが大きな雲の流れが次々やって来る状況でしたのでピーカン撮影と言う訳には行きませんでした。
ただ曇りだと太陽光の位置を気にせずアーチを挟んでどちらからでも撮れるのである意味有難いです。

取り敢えず撮った写真をずらずら~っと。


22000系 ACE


21000系 アーバンライナーPlus


22000系 ACE + 22600系 Ace


2800系 五十鈴川行き急行


2800系 名古屋行き準急


1201系 名古屋行き急行


2610系 五十鈴川行き急行 斎王のみちラッピング車


そしてメインの“ひのとり”!と行きたい所ですが・・・
その1と同様、その写真は私の別ブログで使用しましたので再びここにはそのリンクを掲載致します(汗)。

更に“ひのとり”を求めて・・・ - 主鉄写日記

昨日に続き今日も近鉄による鉄分補給ですが・・・。又もや80000系“ひのとり”です。こうなると『主鉄写日記』ではなく...

更に“ひのとり”を求めて・・・ - 主鉄写日記

 


《追記》
記事投稿した後、掲載したかった写真が有る事い気付きましたのでこの下の記事・写真のみ追記させて頂きます。

尚、このポイントからはこの様な写真も撮る事が出来ます。

5200系 松阪行き急行

望遠レンズが必要ですが午後からは正面から側面に日が回ります。



この後は撮り鉄釣果に満足しながら津へ向かいます。
そしてそこから再度“ひのとり”に乗車。
但し今度はレギュラーシートなので乗り比べといった感じですね(笑)。

当り前ですがプレミアムとは比べモノにはならないです・・・と言いたい所ですがこのレギュラーシートも
かなりの出来映えなんですよね。

1,160mmというJRグリーン車標準シートピッチと同じゆとりを活かしバックシェル構造を採用。
後ろに気兼ね無くフルリクライニング出来るのが素晴らしいですね~!
またアーバンライナーnextから採用されたゆりかごシートは更に座り心地が改善されて個人的には
プレミアムよりレギュラーの方が体にフィットする感じです。


鶴橋で下車しここから奈良線で大和西大寺→京都と帰路に着こうと考えていたのですが時間は丁度ラッシュ時。
阪神線からやって来る奈良行きは既に満員御礼状態で乗車を躊躇してしまいます。


ここでピピっと頭に閃いたのは阪奈特急の存在でした。
時刻表を見ると何と!先程乗車した“ひのとり”がもう少しすれば折り返しの阪奈特急としてやって来るじゃ有りませんか。
慌ててスマホのチケットレスで予約画面を見ると何と大盛況状態!

レギュラーの窓側は殆ど完売状態でした。

仕方なくプレミアムを覗くと窓側が数席空いていたので奮発して鶴橋~大和西大寺間を予約。
駅間25.3kmで所要時間24分。
普通運賃450円・特急料金520円・ひのとりプレミアム料金300円なので普通に乗ればトータル1270円。



しかしカメラバッグを担いで一日中?右往左往して疲れた身体にラッシュの立ち席は堪えますよね?
開き直って再び“ひのとり”の車内に乗り込みプレミアムシートに身を委ねます。


ラッシュ時の阪奈特急に乗るのは初めてですがこんなに利用者が多かったとは驚きでした!

西大寺からはVISTA EXに乗り換え京都まで疲れずに着席して帰る事が出来ました。
着席サービスの有難さが身に染みた一日となりました。


京都~名古屋 2,640円、名古屋~鶴橋 2,410円、鶴橋~京都 900円    Total 3950円
(途中での下車分は勘案せず単純な運賃概算です)

という事で元を取った初日1,640円に2日目は3,950円分なので既に5,590円浮いた計算ですが
今日使った特急料金・ひのとり特別料金を考えると・・・・・・・。

う~ん、どうやら近鉄さんの策略にまんまと嵌ったような気がしない事もないですが
2日目も楽しませて貰いましたので良しとしましょう。

近鉄全線3日間フリーきっぷで鉄分補給 その1

2022年02月09日 | 乗り&撮り鉄 私鉄編
近鉄ファンの私にとって近鉄さんが期間限定で販売しているフリー切符は大変ありがたい存在で
それらの販売期間にはしっかりと活用させて頂いています。

今回利用したのは『近鉄全線3日間フリーきっぷ』。



いつもの通り前売り限定の切符ですが購入時に指定した乗車開始日から連続3日間有効で
もちろん近鉄全線乗り降り自由というフリー切符なんです。
お値段は破格とも言えるたった3,000円!

私が近鉄利用時の玄関口となるのは京都駅なんですが例えばそこから賢島までは片道2,590円。
往復すれば5,180円なので十分過ぎるほど元は取れます!
消極的に使っても3日間有れば損をする事はないでしょう。

今回はしっかり3日の休みを確保出来ましたので大好きな近鉄で乗り鉄・撮り鉄を満喫したいと思います。


スタートは橿原神宮前行き急行。
単なる8000系列と思っていたら8400系3+3の6両編成。
編成を見ると8412F+8413Fでした。
今となっては数少ない枕バネに金属バネを用いた台車を履いていますが乗り心地に不満は無かったです。


大和八木で橿原線の地平ホームから大阪線の地上ホームに上がります。


狙いは松阪行きの快速急行。
既に大阪線では快速急行という種別は稀少な存在となっています


あの鮮魚列車の流れを汲むお魚図鑑を先頭に堂々の10両編成(途中で4両解結有り)ですが
お魚図鑑を含む2両の次に5200系4両が連結される事が多いのでそれが狙いなのです。
今日の目的の一つはそれなんです。

前回のチャレンジは全車ロングシート編成に当たってしまい急遽、後続の伊勢志摩ライナーで
伊勢に向かったという苦い思い出が有ります(笑)。

少々ドキドキしながら列車到着を待ちましたが・・・


今日は待望の5200系がちゃんと入っていました!


シートの幅が少々狭めなのがマイナスポイントなんですが背摺(シートバック)の高さは充分で
座面のクッションも柔らかく掛心地自体はかなり良好です。


途中、特急車に道を譲りながらそれでもストレスを感じる事も無く快適に飛ばしてくれます。


33.3‰の連続上り勾配区間は85km/h前後で走破しました。

青山越えを含む山岳路線の後は平坦な伊勢平野。
少々モーター音が甲高いもののMAX110km/hで気持ち良い走りっぷりで松阪に到着。
いやぁ、やっぱり5200系って良いな~と満足しながら降車。





先頭に向かい改めてお魚図鑑を眺めます。

一般客が乗れない車両に料金不要のクロスシート車、ロングシートが連なり10両編成で走る
松阪行き快速急行、実に楽しい列車でした。

この先ですが今日の2つ目の目的・・・。
ポケモンのキャラクター、『ミジュマル』のラッピング車両の捕獲です。

私自身はポケモンが何なのか?すら分からない門外漢なんですが鉄道に興味の無い人達にも
このラッピング車が話題になっていましたのでどうせなら撮って乗れたら面白いかな?というノリなんです。

ただ運用は公開されていないので出会えるかどうかは運任せ!

伊勢中川~賢島間の普通運用が主となっている様なのでここから普通に乗車し
途中で出会えるのを待つという作戦です。


取り敢えず鳥羽行き普通に乗って南下を始めます。
たった2両編成の鈍行・ローカルの旅です。

その2両を待っていると・・・、何と!!!


いきなりミジュマルトレインの登場です!
いやぁ、驚きました。

早速乗り込みました。





中もしっかりラッピングされていました。

それ以外はただの通勤型電車なんですがやはり人気なんですね、ポケモンって。
この列車に興味の有る人たちがその車内をカメラやスマホで撮影していました。

時刻表を眺めているとこの電車は鳥羽で折り返しの運用だと予測出来ましたので
五十鈴川で下車しその折り返しを待つ事にしました。


折り返し到着まで40分程有りますので五十鈴川で駅撮りで時間を潰す事にしました。




23000系 伊勢志摩ライナー



50000系 しまかぜ

汎用特急色が更新されてから魅力度が大きく低下した近鉄特急ですがこれらの観光特急車は
以前と変わらぬ輝きを感じますね。


さぁ、そろそろ予測通りならミジュマルトレインが来る筈です。


来ました!、ミジュマルトレインです。

ただ撮っただけでしたがすんなりと2つ目の目標もクリア出来て「今日はツイてるな!」と感じながら
振り返ると・・・?


何と名阪特急の新スター、80000系ひのとりがやって来ました。

後で分かったのですが今日は旅行会社によるひのとり&伊勢ツアーの催行日だった様です。
昨年夏から今年にかけて近鉄、旅行会社共々こういったひのとりツアーを催行していますが
なかなか好調な様ですね。

本日の2つの目標を達成しましたので後はのんびり帰路に着くだけですがひのとりに出会って
急遽、予定変更です。

このツアーの詳細を確認するとひのとりは往路のみの様です。
という事は賢島到着後比較的早く回送で折り返すと予測出来ます。

となると何とかその回送をものにしたいと思い鳥羽に向かいました。

その写真は私の別ブログで使用しましたのでここにはそのリンクを掲載しました。
目論見通りひのとりと鳥羽の風景を絡めた写真を撮る事が出来ました。

伊勢湾沿いを走るひのとり - 主鉄写日記

ようやく撮り鉄趣味に時間を取れるようになりましたので伊勢路へ出撃!偶然にも貸し切り運用で伊勢路に現れた80000系〝ひのとり〟を捕獲出来まし...

伊勢湾沿いを走るひのとり - 主鉄写日記

 


初日を十分満喫してその後はのんびりと帰路に着きました。

2日目、3日目はまた日を改めて紹介させて頂きます。