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ウルトラハードクリーナーで蘇るのか?

2021-06-06 | Weblog

愛車は20年前の旧車。
洗車はかなり間隔を開けていた時期があったし、水アカ取り、研磨などはほとんどしていませんでした。
ワックスやコーティングも「ノーコンパウンド」のものを選んでいたので、気がつけばくすんでしまい、
艶消しのようなボンネット・ルーフ・トランクとなってしまっていました。

このコロナ禍において、ステイホーム期間の間に何か自宅で楽しんでできることがないかと思っていたら、
愛車が「もっと磨いてよ」と訴えんばかりに目を合わせてきました。

そこでプロは一体どうやってメンテナンスしているのだろうという興味が湧き、様々なYouTubeチャンネルを拝見して
自分でできそうなメニューを選んでみました。
その中でも素人でもハードルを下げて挑戦できる気になるチャンネルを参考にしてみました。

今回は リンレイ から発売された「ウルトラハード・プロスペック・クリーナー」を用いてウォータースポットを除去しようと思います。



これを試す2週間前に同じく リンレイ の「水アカスポットクリーナー」を試したのですが、全く話になりませんでした。
ボンネットの水アカに笑われるような感覚を覚えました。

そこで今回の工程を考えました。

 「シャンプー洗車」 ▶︎  (※)「鉄粉取り」 ▶︎ 「ウルトラハードクリーナー」 ▶︎ 落ちない場合「ポリッシャー仕上げ」

(※)の鉄粉取りはポリッシャー仕上げを行うとなった時のためにあらかじめしておこうと思いました。

ウルトラハードクリーナーはボディに直接かけてすぐにマイクロファイバークロスで吹き上げます。


落ちるまで数度繰り返しました。
ただし、アルカリ成分の液体のため、長時間の使用は塗装に影響を与えます。
ある程度でやめにする必要があります。

効果の程は、「水アカスポットクリーナー」に比べて少しは落ちました。
確かに落ちたのですが・・・、   感覚的には表面の汚れ部分が落ちただけのようなものです。
20年ものの塗装には「化学的な除去」では限界のようです。


人差し指の右側が施工済み、左側は未施工部分です。

ついに「物理的な除去」に踏み切ります。
ポリッシャーはランダムアクションタイプの リョービ RSE-1250 を使用します。
まず、1μm の極細コンパウンドと羊毛バフの組み合わせで均していきます。


この研磨の時点で表面のくすみは取れました。
仕上げに 0.2μm の超極細コンパウンドで磨きます。

水をかけるとランダムな水滴になり、ウォータースポットが無くなったと実感しました。

スッピンになったボディですからコーティングで保護します。
今回は Pro Staff の X-MAL 1(ノーコンパウンド)を使用しました。


コーティング後、水をかけるとなんの抵抗もなく転がり落ちる水滴が労をねぎらってくれます。





シルバーボディでは「ウルトラハードクリーナー」の効果が分かりづらかったため、ドアのサッシの黒い部分で再度試してみました。


しかし、意外な事に白くくすんだものが全く1mmも動かぬが如く、除去できませんでした。

水アカじゃないのか?と疑問に思いながら、最終手段のポリッシャー仕上げを行いました。


この処置はうまくいき、サッシのピラーだけが不自然に輝くといった状態を醸成しています。




ウルトラハードクリーナーに対するまとめは、年式の違いによって評価が分かれると思います。
購入から数年の新車に近い車はウルトラハードクリーナーだけで艶が戻ると思います。
購入から10年以上の車はウルトラハードクリーナーだけでは不十分でしょう。
どうしても除去したい場合は、プロに相談するか、チャレンジするかの選択になると思います。

作業の模様は下記動画でご覧ください。

リンレイ ウルトラハードクリーナーは本当に落ちるのか?

購入から20年、ロクに水アカ除去を行わなかったこの車に今回ウルトラハードクリーナーで気合を入れます。果たしてその結果は?

youtube#video

 



ヘッドライト磨き Part.2 (今回は VOLVO S60)

2021-05-31 | Weblog

国産、輸入車に限らず、青空駐車をしている車の宿命。
それは「水アカ」と「ヘッドライトカバーの黄ばみ」でしょう。
今回の記事は10年が経過した車のオーナーの悩める「ヘッドライトカバー」の惨状からの救済を行いましたのでご紹介します。

今回の悩める車は2011年式 VOLVO S60 です。
購入から10年が経過した車ですが、オーナーはもうかれこれ3年ほど前からこのような状況に頭を抱えていたそうです。
ショップなどで工賃を聞いた時、スグには頼めなかったと言っていました。

まずは現状把握です。
下の写真を見ていただくとその「惨状」がお分かり頂けると思います。



なんじゃコレ、といった感じです。
太陽の光をモロに浴びる上側はカッターナイフで切り込んだような線状の傷が無数にあります。
おそらくは基材のポリカーボネートと表面のハードコーティング層との膨張率の違いにより、
時間をかけてひび割れに発展したのではないでしょうか?
そして下側は比較的綺麗にハードコーティングが残っている部分があります。
昼間の直射日光を避けた部分だと思います。

研磨作業に入る前にヘッドライトの取り外しを行いましたが、この車はピンを2本引き抜くと簡単にボディから取り外しができる構造です。
ビス留めではありませんでした。
ただし配線コネクターはちょっと硬かったです。

研磨作業はまず#800の耐水ペーパーで始め、様子を見ることにしました。



ところが、やはりというか、特に下側のハードコーティングが残っている部分が頑固に残るため、
#400まで番手を下げて研磨を始めました。

その後、#600、#800、#1000、#1500、#3000 と番手を上げて前の番手の研磨キズを埋めていきます。

下地造りが出来たのでいよいよコーティングを行います。

今回もこの【3M Quick HEAD LIGHT CLEAR CORT 39173】を使用します。



キットに含まれるコーティンングシートの縁をつまみ、反対側の縁をカバーに当てて滑らすように塗っていきます。



下の写真は塗っている途中の写真ですが、上半分が塗布済み、下半分がこれからの部分ですが、
この状態でもハッキリと違いがわかりますね。



10分乾燥させてから2度目の塗布を行いました。



一時間乾燥させたら作業は終了です。

車に装着するとキリッと光る目元がこの車を10年前の状態まで若返らせました。



耐水ペーパーと「磨く度胸」さえ持っていれば 2,000円以下でここまで出来て満足度の高い商品です。

同じような事で悩んでいらっしゃるオーナーさんの参考になれば幸いです。

最後に、作業風景を動画でご覧ください。

ヘッドライトコーチングはコレ! 3M Quick HEAD LIGHT CLEAR CORT

初心者でもここまでできた!
削って、塗って、目元がパッチパチになるアイテム。
今回は 2011年式の VOLVO S60 のヘッドライトを磨...

youtube#video

 



目元が大事

2021-05-16 | Weblog

現在所有している愛車は BMW E46 320i M-Sport で、2000年式の直6エンジン 2000ccの最終モデルです。
今や絶版となった ストレート6の2リッターエンジンは今でも回転フィールが気持ち良く、
これがあるから手放すことができません。

しかし、最近とても気になっているのはヘッドライトカバーの「黄ばみ」と「くすみ」です。
いくら洗車してもホイールとこのヘッドライトカバーが汚いままでは台無しです。
過去に量販店で購入できるヘッドライトに関するクリーナーなどを試したのですが、
黄ばみは取れるものの、すりガラスのようになったくすみは取ることができませんでした。

下の写真のように全体が粗くなり、中のリフレクターすらも輝きが見えない。
こんな状態ではヘッドライトビームも乱反射して暗くなってします。


このヘッドライトユニットは15年使用しています。(当初はハロゲンヘッドライト仕様でした)

そんな中で悶々と過ごしていたある日、「スグレモン自動車用品」さんのYouTubeを始めて見た時、
「これだ!」と雷に打たれました。
(正確に言うと、コーティング剤が素晴らしいと言うだけではなく、肝心な磨き作業に関する丁寧な解説にビビッと来たと言った方が正しい)

購入したのは「3M社」の"Quick HEADLIGHT CLEAR COAT 39173"と言う製品。


この商品、カー用品店では見つけることができなく、Amazonで購入することとなりました。
パッケージの中身は #3000の研磨ディスクパッドとコート剤が2パックだけと言うシンプルなもの。
手順書の類はなく、明らかにプロ向けのアフター用品のようです。

YouTubeの手順に従って、マスキング後、別途購入した耐水ペーパー#1000で表面を研磨。
(実際は #800 → #1000 → #1500 の順に研磨)
最初の研磨でとにかく黄色い研ぎ汁が白くなるまで磨き続けます。
小傷の確認をしながら磨き、番手を上げて研磨傷を整えます。

【写真は #1500研磨後】

仕上げ研磨は商品に付属の #3000の研磨ディスクパッドで行う。

【写真は #3000研磨後】

下地処理が完了後、表面の洗浄とマスキングを貼り替えてコーティング剤を塗布する。
塗布方法はコーティングシートをヘッドライトカバー表面を滑らせるようになでるだけ。
塗っている途中から透明になっていく様(さま)に「感動する」を実感しました。

【研磨前のBefore写真】

 ↓
【コーティング塗布後のAfter写真】


ランプリフレクターが青空を綺麗に反射しているのがわかると思います。

特に劣化が激しかった助手席側の写真。
一番上の写真と比較すると違いは一目瞭然です。


ヘッドライトを付けると淀みなく前方を照らします。


まだまだ細かい小傷を除去できていませんでしたが、とにかく透明度を取り戻したヘッドライトカバーがクルマ全体を引き締めてくれています。

初期研磨が重要となるので腕に自信のある方のみにはお勧めしたい商品です。
量販店で購入できるコーティング商品であっても初期研磨と仕上げ研磨をしっかり行えば同様の透明度を取り戻すことができると思います。

完成後の写真を知り合いに見せたら何件か依頼を受けましたので、その施工の模様は後ほどご紹介したいと思います。


ごあいさつ

2021-05-16 | Weblog
弊ブログにお越しいただきありがとうございます。

これまで写真撮影と公開を続けてきましたが、昨今の写真撮影に関するトラブルやマナー・モラルについての報道を見聞きすると
心が締め付けられる思いがいます。
そんな思いがあり、今回全ての写真を弊ブログから削除することとしました。
何も全て削除する必要は無かったんじゃないか、とも思いましたが選別する手間も膨大なためバッサリと落としました。

今後は指向を変えて気ままに投稿をしようと思います。
お時間のある方は気軽にコメント等いただけたら幸いです。

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