物理学者のブログ

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『幸せのちから』

2009-11-20 | その他
予告どおりの『幸せのちから』です。



原題は『幸せのの追求』。
この映画に限らず、いつも不満に思うのは
日本語タイトルが原題のとおりではなくて、
勝手に変えられてしまうことです。
今回の映画は原題が特に重要で劇中で『幸せの追求』が
トーマス・ジェファーソンによる言葉で
アメリカの独立宣言書の一部であると言っています。
また、映画の内容も幸せが何らかの力を発揮するのではなくて
幸せになろうと奮闘する男の物語です。

ウィル・スミスが演じるのはセールスマン。
売り上げが伸びず家計は破綻。家賃も税金も払えません。
ところが、セールスで忙しい身で、
さらに株のブローカーになるべく無給の研修にも参加し始めます。

貧乏に耐え、若くなくても新しい勉強を始める姿は、
すごいというより気が遠くなってしまいます。

前向きである一方、こうも言っています。
『若い頃、歴史のテストでA評価を得たりすると
 何にでもなれそうで、いい気分だった。
 (でも)結局、何にもならずじまい』
なんだか身につまされるセリフでした。