物理学者のブログ

写真と電子工作のブログ。韓流記事も!

『オアシス』

2007-08-03 | 韓流
「映画ファンのための」
韓国映画読本の未鑑賞
掲載映画、第4弾です。

これまで
 『大統領の理髪師』
 『殺人の追憶』
 『悪い男』
と見てきました。

今回は
 『オアシス』

タイトルと写真からは
”つまらないぞオーラ”が
若干、にじみ出ています。

さて、しばらく見ると、知的障害者の男と、重度の
の異性麻痺の女の恋愛映画と分かり、中盤くらいまで見ると
それが純愛映画だと分かります。

鏡の反射光や女性が立ち上がるシーンは、二人の内的世界を
具現化する手法として非常に優れています。

一方でクライマックスのシーンは直接的(直説的?)に描かれ、
自由に意思を伝えられないもどかしさが痛いほどに
切実に伝わってきました。

気持ちを伝えられない困難さは健常者でも共通のこと(共感できること)と
思います。

いわゆるエンターテインメントではなく芸術映画なので、
繰り返し見るような映画ではないですが、時間のある人は
一度見ても良いかもしれません。

見終わってみると、4つの映画の中では最高の出来でした。

さて、映画を見た後にもう一度上の写真を見ると、
映画の内容とポスターの不一致が激しいです。

何でだろ?

『ノルウェイの森』

2007-08-01 | その他
7月14、15、16の3連休、
本当は持ち帰った仕事を
するつもりだったのですが
DVDを見たり本を読んだりと
すっかり好き勝手に過ごして
しまいました。

読んだ本は
 村上春樹の『ノルウェイの森』
読むのは10年ぶりです。

20年位前のベストセラー小説。

赤と緑のクリスマスカラーの
単行本はかさばるので実家に送り
手許にあるのは文庫本です。
こちらの方がかさばらなくてマルです。


前回読んだ時は、深い感動に包まれたのですが、
今回は”ややいい”くらいの印象です。

何でかな?
2度目だからか、年をとったからか、感受性がなくなったからか…?


同時期に読んだ別の長編小説は
 村上龍の『愛と幻想のファシズム』
友人に薦められて読みました。

タイプは『ノルウェイの森』とは全く違うんだけど
こちらも読み応えのある、ずっしりとした小説でした。

夏休みに読もうか?でも『ノルウェイの森』もまだ上巻の途中。
あと『海辺のカフカ』も未読で、気になる存在。

今年の夏休み、9連休の予定。

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何をしようかな?