先日、大塚寧々の記事の時に書いた、かつてのNHKの深夜番組
『ソリトン 金の斧 銀の斧』
についてです。
確か1994年度に1年間、
夜の11時くらいから放送されました。
上半期か下半期のどっちかが大塚寧々で、どっちかが高橋由美子でした。
僕は大塚寧々が出演している放送分が好きでした。
いろんなコーナーがありましたが、
お気に入りのコーナーは
『マイ・フェイバリット』
大塚寧々が好むものを紹介するコーナーです。
本の紹介が比較的多く、
リチャード・バックの『かもめのジョナサン』の冒頭の童話
藤原新也の『メメント・モリ』
村上春樹の『ノルウェイの森』
三浦綾子の『氷点』(『塩狩峠』だったかも)
澁澤龍彦の『高丘親王航海記』
を挙げていました。本以外では
映画『バグダットカフェ』
アフリカ(への旅行や文化)
など。
『メメント・モリ』は僕も好きな内容だったので
その後いろんな本屋をまわり、だいぶ探したのですが見つかりませんでした。
のちにMr. Childrenの歌がきっかけでこの本が有名になり、
CDショップでも見られるようになった時は複雑な心境でした。
また、父に借りたという旧式のライカで写真を撮っていたのは
以前に書いたとおりです。
おそらく何回か録画したので、そのビデオテープがあるはずなのですが、
今、ビデオデッキを持っていません
あるいは別の番組を上から書いて消してしまっているかも知れません
気が向いたらチェックしてみます。
そうそう、ドリアン助川とかいう歌手らしき人が
詩を朗読するコーナーもあったかな?
詩は興味ないので、あんまり憶えていません。
あと、名前が思い出せないのですが(まあまあ有名な人)
パントマイムで『レ・ミゼラブル』を
短時間で要約して紹介するコーナーがありました。
泉谷しげるが大塚寧々に宴会芸やギターを教える回もあったなぁ。
この『ソリトン』という番組は『金の斧 銀の斧』から
のちに『SIDE-B』という名前に変わり、
全く別の番組になってしまいました。
大衆的で質も急激に落ち、残念な思いをしました。
12月1日からNHKがオンデマンドとか言って
見逃した番組を見られるようにするらしいですが、
ソリトンの様な古い番組は、いくらクオリティーが高くても
対象外な予感がします。
p.s. パントマイムの人、中村ゆうじでした。