物理学者のブログ

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『ディープ・インパクト』と新型インフルエンザ

2010-03-27 | その他
金曜ロードショーで『ディープ・インパクト』を見ました。
学生時代に映画館でも見ましたが、この頃は他にも
『ボルケーノ』『アルマゲドン』など
自然災害を扱った映画が多く上映されました。

さて昨年起きた新型インフルエンザ予防ワクチンを
誰から優先的に接種させるかという騒動の時に思い出したのが
『ディープ・インパクト』の、あるシーン。
アメリカ合衆国3億の人口に対してシェルターの
収容人数は100万人。映画ではエンジニア、教師、芸術家などの
専門技能を持った20万人を優先的に収容し
残り80万人を一般の中から抽選で選ぶことになります。

新型インフルエンザに関してもうひとつ印象的だったのが
昨年11月に見たフランスのニュース番組。
フランスは全人口分のワクチンを保有しているのですが
そのニュースによると4万4000人分のワクチンを用意したある病院に
予防接種が始まった初日に訪れた人は数10人(たしか86人)。
『初日にしてはまずまずの数字である』といった趣旨の
報道がされていました。

潤沢だとほとんど見向きもされず、(日本のように)不足すると
混乱が起きるのを見て『なんだかかなぁ』とあきれたものでした。
最近はマスコミもマスも飽きてしまったのか
ほとんど聞きませんね。新型インフルエンザ。

出典は忘れてしまったのですが、その社会学者だったか
心理学者は、個人ではなく大衆としての人間が
賢くなるのにあと数100年はかかると主張しています。