Casa Galarina

映画についてのあれこれを書き殴り。映画を見れば見るほど、見ていない映画が多いことに愕然とする。

ツイン・ピークス シーズン2 vol.5

2008-02-17 | TVドラマ(海外)
★★☆ 1989年/アメリカ 監督/デヴィッド・リンチ
<episode23~episode26>

「無理矢理、繋げてまんな」


vol.4でボブも小人も消えた…と思ってたらepisode23で唐突に登場。ウィンダム・アールもブルー・ブックのメンバーで、ブラック・ロッジの存在を知ってましたか。なるほど、そう繋げてくるとは。しかし、無理矢理感が否めませんね。

さて、リーランド逮捕以降のツイン・ピークス。物語としては間延びしているし、犯人はもう捕まったし、観る意味あるのか…という気持ちになる人が多いのも理解できる。もちろん、ここまで来たら最後まで見てやるよ、というあきらめに似た境地は私にもあります。

で、無理矢理、見る意味をひねり出してみる(笑)。と、一つだけ言えるのは、ツイン・ピークス以降のリンチ作品の理解が深まるってことかな。先日、最新作「インランド・エンパイア」を鑑賞。で、その後このシーズン2を文句言いながら見ていると、おや?と思うことが多々ある。クーパーが心酔しているチベットの教え、片腕男が持っている統合失調症の薬、ホワイト・ロッジとブラックロッジという表裏の世界観などなど。「インランド」に通じる部分は結構あるんですね。もちろん、同じ監督だから同じ世界観で作品を作り出しているのは、当然なんですけれども、未だに「ツイン・ピークス」から最新作まで繋がってるのか、と思うとそれはそれで感慨深いものがありました。

というわけで、なんだかんだ言って最後までみちゃったよ…という方は、引き続きリンチ作品をいろいろと見ることをオススメします。こんなグダグダの後半戦をがんばって見ているんだから、何かに生かさないとね(笑)。

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