10月30日(土)錦秋
「錦秋」とは良く言ったものだ。今朝地元紙の一面に掲載された蔵王エコーライン上空から撮影した紅葉の写真は、まさに錦織り成す見事な「錦秋」である。雪をいただいた熊野岳、刈田岳とのコントラストがまたよろしい。
ミネカエデの黄色を主体にナナカマドやウルシの赤が点在し、さらに常緑樹の緑がアクセントをつける絶妙な色彩のハーモニーは実に見事である。一面氷河に覆われて植生が貧弱になったヨーロッパや北米大陸の紅葉は、赤く染まる樹種が少ないために艶やかさに欠ける。中緯度地帯に位置し、氷河の影響が比較的少なかった日本列島ならではの世界一美しい紅葉だと思う。
写真は標高千メートル付近というが平地でも樹種によっては紅葉が始まっている。書斎の窓から見えるヤマザクラが赤く染まり、サンショウが黄色になってきた。赤松の緑の中にひときは目立つ真紅はヤマウルシであろうか。コナラやミズナラはまだ青々している。ナラ類が赤褐色になり葉を散らし始めるころには初冬を迎える。
街中の並木はこれからが見ごろになる。トウカエデは梢から徐々に赤に変色し、ケヤキも紅葉を始めた。ケヤキは一本一本個性的な色合いを見せて面白い。日当たりなど環境の違いばかりではないようだ。隣り合った木でも違った風情を見せる。
イチョウ並木は黄金色の葉を散らす。葉には油脂分を多く含んでいて堆肥作りには向かない。仙台に市街電車が走っていたころ、線路に積もったイチョウの葉で車輪がスリップして立ち往生することがしばしばあったのを思い出す。
「錦秋」とは良く言ったものだ。今朝地元紙の一面に掲載された蔵王エコーライン上空から撮影した紅葉の写真は、まさに錦織り成す見事な「錦秋」である。雪をいただいた熊野岳、刈田岳とのコントラストがまたよろしい。
ミネカエデの黄色を主体にナナカマドやウルシの赤が点在し、さらに常緑樹の緑がアクセントをつける絶妙な色彩のハーモニーは実に見事である。一面氷河に覆われて植生が貧弱になったヨーロッパや北米大陸の紅葉は、赤く染まる樹種が少ないために艶やかさに欠ける。中緯度地帯に位置し、氷河の影響が比較的少なかった日本列島ならではの世界一美しい紅葉だと思う。
写真は標高千メートル付近というが平地でも樹種によっては紅葉が始まっている。書斎の窓から見えるヤマザクラが赤く染まり、サンショウが黄色になってきた。赤松の緑の中にひときは目立つ真紅はヤマウルシであろうか。コナラやミズナラはまだ青々している。ナラ類が赤褐色になり葉を散らし始めるころには初冬を迎える。
街中の並木はこれからが見ごろになる。トウカエデは梢から徐々に赤に変色し、ケヤキも紅葉を始めた。ケヤキは一本一本個性的な色合いを見せて面白い。日当たりなど環境の違いばかりではないようだ。隣り合った木でも違った風情を見せる。
イチョウ並木は黄金色の葉を散らす。葉には油脂分を多く含んでいて堆肥作りには向かない。仙台に市街電車が走っていたころ、線路に積もったイチョウの葉で車輪がスリップして立ち往生することがしばしばあったのを思い出す。