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7月12日(火)たこやき その2

2011-07-12 11:23:16 | ★③(は)お父さんの閑話365日(転載)
7月12日(火)たこやき その2

熊谷さんの本によると「たこやき」は3種ある。いちばん普及しているのが昨日触れた「ソースたこ焼き」である。原料は小麦粉・水・調味料・玉子。その生地にネギ・キャベツ・紅ショウガを入れて焼く。タコと天かすは原料を鋳物の型に流し込んでから入れる。金串でひっくり返して丸く焼き上げ、器に盛ってから濃厚ソース・青ノリ・カツオ粉を振りかける。立ち食いが普通で楊枝で食べる。

このオーソドックスなものと形態は似ているがもっと歴史が古いものに「なにわのたこ焼」がある。これは原料が小麦粉・出し汁・玉子など基本はオーソドックスのものと共通しているが、生地に最初から醤油と天かすを入れる。それを鋳物の型に流し込んでタコを入れて金串で何回もひっくり返して表面がカリカリになるまで焼いて出来上がり。最初から味がついているから、何もつけずに食べるのが普通であるが、好みで酢醤油をつけることもある。

三番目は「玉子焼」(明石焼)である。これは前二者に比べると「たこやき」の範疇からはみ出すと思われるほど形態が違うけれども、タコが入っているのでこれも立派な「たこやき」である。原料は小麦粉・コーンスターチ・塩・玉子・コンブだしで、その原料を銅版を打ち出して作った型に流し込み、タコを入れて箸で一度だけひっくり返して焼き上げる。

焼型には取っ手がついていて、焼きあがったら型をひっくり返して中身を取り板に移して客に供する。ふわふわした玉子焼は楊枝では食べられない。箸でつまんで出し汁につけて食べる。また立ち食いには向かない食べ物なので、カウンターかテーブルがある店で供するのが普通である。

小生は大阪在勤中に3種類とも賞味したが、いちばん懐かしい味がしたのは「なにわのたこ焼」である。醤油を塗ってこんがりと焼いたおにぎりに似た味を思い出させるものがあった。

熊谷さんの本に書いてあることのほんの一部を紹介したに過ぎないが、「たこやき」に興味のある方にお勧めしたい一冊である。

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