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第95回二科会「奨励賞」受賞「雷雲」

2010-09-10 08:02:20 | ★★⑰写真家・白川義員先生の記録★★
二科会「奨励賞」受賞「雷雲」
二科会初応募して初入選「奨励賞」の快挙でした。何も判らずA4版を応募した。神奈川地区で1回目の審査があり、難なく通過した。今度は全国の本展8000点の中から2回目の審査がありました。本審査は浜口タカシ神奈川地区の(二科写真部会員:成田紛争で有名)と東京地区の白川義員(二科写真部会員:ヒマラヤやヨ-ロッパアルプスやアメリカ大陸、聖書の世界で世界的に有名)の推薦があったのでプロの広島県の出展者と戦いアマチュアの「雷雲」が「奨励賞」に選ばれたと聞きました。日比谷「松本楼」で受賞式が行われた。大竹省二先生に頂いた。奨励賞は神奈川県内過去30年間受賞した方はいないと聞いている。

■「雷雲」について
 北アルプスの燕岳(ツバクロ)岳(2763m)で撮りました。二人の小学性を連れて有明温泉から登った。合戦小屋まで順調で小学性も強いものだ。燕山荘に到着してから山頂を目指して行った。途中、写真に撮ってよいアングルを探しながら登った。この間何点か気になる所を記憶した。夕食が済んで山の夜は早起きのため早い就寝。混雑した山小屋は朝が早い。
 10PM頃、トイレに行った。明日の天気を知りたくて窓の外を眺めた。そして、雷雲が始めて見る光景であった。撮影準備をして外に出ると目前にシンメトリ-に雷雲があった。重い
思いをして担いで行ったペンタックス6×7と広角の55mm(直径100mm)を持っている。

 しかし、明日下山なのでブロニ-版のフィルムが1本しかなかった。10枚の内、眼前の雷光がいい具合になった瞬間に巻き上げた。その内のたった1枚が栄えある「奨励賞」を受賞した。なんだか、私は二人の子供の父親が悪性リンパ癌で亡くなったので子供達に元気付けるために登山を始めて一緒に登山したが、私が小さい頃、よく行った千葉のハゼ釣りを思い出して亡くなった父親の恩を感じ、撮らせてもらったように感じた。後日、山渓のカレンダ-に載ったものと私の「雷雲」だけであった。

■二科展の奨励賞を受賞した人は二科展神奈川支部に入部をさせてもらえるがこれを辞退した。自由に撮りたいからだ。その後、神奈川県美術展(県美展)で入選をしたり、神奈川県勤労者美術展(横浜市・横須賀市・川崎市の3市合同の美術展)に佳作・佳作・特選を受賞した。3年目に特選を総代として頂いた。



■関東写真実技学校の夏の「白川義員先生の山岳写真」を実習をしました。正面の立っているサングラスの浜口タカシ(校長・二科会員)と座っている白川先生と子供(長女)がいる。白川先生の後ろが私と女性(JPSの銀賞受賞したその後、成人写真ゼミの指導者になる。)です。


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