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10月24日(日)老人の独り言

2010-10-24 12:19:42 | ★③(は)お父さんの閑話365日(転載)
10月24日(日)老人の独り言

今月もあと一週間で終わる。光陰矢のごとしというが、歳を取ると若いときより月日が駆け足で過ぎ去ってゆくような気がする。一日の長さ、一月の長さ、一年の長さは若いときも今も同じはずだから、気持ちの問題に過ぎないのだろうが、どうしてだろう。

思うに、時間の過ごし方の中身が薄くなって充実感が失われて行くからではないだろうか。多分一生現役で充実した生活を送っている人はそんな感覚を経験しないに違いない。

平均的な一日の生活は、小学生の作文ではないけれど、起きて顔を洗い朝ご飯を食べてお茶を飲み、それから朝ドラを観て新聞に目を通す。テレビ番組欄を点検して観たいものがあれば丸印を付けたりする。ボケ防止と称してくだらない文章をホームページに書いた後は、たまに菜園の手入れをしたり、運動不足解消のために家内の買い物代行をするぐらい。

昼飯を食べて眠くなればごろりと横になってしばしまどろむ。愚にもつかぬテレビを観たり本をめくったりしているうちに夕方になってしまう。晩酌していい気分になれば、後は寝るだけである。これではとても中身の濃い生活とはいえない。一週間に一度夜の街に出て娑婆の空気を吸うぐらいでは単調な生活のリズムはビクともしない。だから月日が経つのが早いのだ。

「これではならん」と奮起する気力もない。なるべく迷惑をかけないように生活するように心がけてはいるが「この世にいること自体迷惑なんだよ」と年金を支えている働く人の悲痛な叫び声が聞こえて来るような気がする。とかく老人は僻みっぽくなる。


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