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11月11日(木)尖閣ビデオ公開の是非

2010-11-11 13:50:09 | ★③(は)お父さんの閑話365日(転載)
11月11日(木)尖閣ビデオ公開の是非

中国漁船が日本の巡視船に体当たりした「尖閣映像」をネット上に流したのは現職の海上保安官だったようだ。昨日本人が名乗り出ただけで、ビデオの入手経路、公開の動機は何なのかなど肝心のところはまだ不明である。この行為の良し悪しは議論の分かれるところであろうが、多くの国民がビデオ公開によって事実を知ることが出来たことは確かである。

前にも書いたとおり、この事件そのものは秘密でもなんでもなかった。衝突されて船尾が破損した巡視船の映像は直ぐ公開されたし拿捕した漁船の映像も流された。この衆知の事実が秘密扱いされるようになった経緯、狙いはいったい何だったのか。

日本領海内で巡視船に体当たりした漁船の船長は公務執行妨害容疑で身柄を拘束された。これは当然のことである。しかし那覇地検は拘留期限を延長せずに処分保留のまま船長を釈放した。政府は釈放が地検独自の判断で行われたとことさら強調した。

政府は表に立つことなく、地検が船長を釈放することで一件落着となることを期待したのだろう。しかし、そうは行かなかった。中国政府のチャーター機で帰国した船長はまるで凱旋将軍のように歓迎され、日本の巡視船の方が悪者扱いにされた。

当てが外れた日本政府は、それ以上中国側を刺激しないで、ことを穏便に収めたいと思ったに違いない。その方針に従って、中国漁船の不法行為があからさまになるビデオを秘密扱いにして公開を避ける措置を取ったのだと思う。

しかし、その時点までにビデオのコピーが研究用としてたくさん作られ拡散した。そのうちのどれかが今回流出したのだろうが、コピーがどこにどれだけ存在するのかも分からない状態での情報管理は不可能に近い。その意味では今回の事件は起こるべくして起こったと言える。

果たして今回のビデを流出が犯罪に当たるのかどうかも含めて、今後の情報管理のあり方が問われることになるだろう。

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