1月6日(金)七草粥
20数年前から、わが家の雑煮は比内地鶏の出汁で煮たキリタンポ風の汁に、焼いた餅を入れたものにしている。以前は焼きハゼ出汁の仙台雑煮だったが、ハゼの値段が高騰してあほらしくなったから止めにした。比内地鶏は普通の鶏肉に比べれば高価であるがハゼよりはずっと安くて、しかもいい味なので満足している。
お雑煮はところ変われば品変わるで、いったいどれくらいの種類があるのか分からないけれども、中にはこれがお雑煮かと思うようなものもある。関西に赴任した翌年の正月に初めてお目にかかったお雑煮は、餅もダイコンもサトイモもニンジンもすべて丸い形で甘みのある白味噌仕立てだったのに仰天した。四国のどこかでは甘いあんこが入った餅をお雑煮に使うと聞いたことがある。お雑煮は醤油味という先入観があったので、甘いお雑煮にはカルチャーショックを受けた。
仙台では正月三が日はお雑煮と漉し餡をまぶしたあんこ餅をいただくのが普通だった。4日からはご飯に戻り、何日だったか忘れてしまったけれども麦飯にとろろの日があった。餅をたらふく食べて正月疲れの胃を休めようとしたのかもしれない。そして明日7日は七草粥である。
スーパーで「七草セット」を売っていた。セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロと少しずつ袋詰めにしたものが4百円近くもするのに驚いた。そんなのを買うぐらいなら、菜園のコマツナ、ユキナ、ホウレンソウ、野生のハコベ、お雑煮に使った残りのセリやダイコンなど、あり合わせのもので間に合わせた方が良い。
若菜が雪のため摘めない地方では、保存できるニンジン、ゴボウ、ダイコンなどの根菜と干し柿、栗などを用いるところもあるそうだ。とにかく「七」と言う目出度い数字にあやかって神のご加護を願うことが大事なので、粥に何を入れるかは裁量に任せられていると考えてよさそうである。
20数年前から、わが家の雑煮は比内地鶏の出汁で煮たキリタンポ風の汁に、焼いた餅を入れたものにしている。以前は焼きハゼ出汁の仙台雑煮だったが、ハゼの値段が高騰してあほらしくなったから止めにした。比内地鶏は普通の鶏肉に比べれば高価であるがハゼよりはずっと安くて、しかもいい味なので満足している。
お雑煮はところ変われば品変わるで、いったいどれくらいの種類があるのか分からないけれども、中にはこれがお雑煮かと思うようなものもある。関西に赴任した翌年の正月に初めてお目にかかったお雑煮は、餅もダイコンもサトイモもニンジンもすべて丸い形で甘みのある白味噌仕立てだったのに仰天した。四国のどこかでは甘いあんこが入った餅をお雑煮に使うと聞いたことがある。お雑煮は醤油味という先入観があったので、甘いお雑煮にはカルチャーショックを受けた。
仙台では正月三が日はお雑煮と漉し餡をまぶしたあんこ餅をいただくのが普通だった。4日からはご飯に戻り、何日だったか忘れてしまったけれども麦飯にとろろの日があった。餅をたらふく食べて正月疲れの胃を休めようとしたのかもしれない。そして明日7日は七草粥である。
スーパーで「七草セット」を売っていた。セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロと少しずつ袋詰めにしたものが4百円近くもするのに驚いた。そんなのを買うぐらいなら、菜園のコマツナ、ユキナ、ホウレンソウ、野生のハコベ、お雑煮に使った残りのセリやダイコンなど、あり合わせのもので間に合わせた方が良い。
若菜が雪のため摘めない地方では、保存できるニンジン、ゴボウ、ダイコンなどの根菜と干し柿、栗などを用いるところもあるそうだ。とにかく「七」と言う目出度い数字にあやかって神のご加護を願うことが大事なので、粥に何を入れるかは裁量に任せられていると考えてよさそうである。