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宇宙戦争(1953)

2011-10-29 23:54:41 | ★★★★★☆☆☆☆☆

監督 バイロン・ハスキン
キャスト ジーン・バリー、アン・ロビンソン、レス・トレメイン、ロバート・コーンスウェイト、ヘンリー・ブランドン、ジャック・クラスチェン、ジョージ・パル
1953年 アメリカ
ジャンル:サスペンス、SF、パニック

【あらすじ】
ある日、隕石に似た物体が地球に落下する。人々は好奇心を募らせるが、飛来した生物は友好的とは程遠い存在だった。彼らの地球への攻撃は、着々と進んでいく。白鳥のシルエットで宙を舞う火星人のマシーンは、美しい姿で、地球侵略への道をまっしぐらに突き進んでいったのだ。

【感想】
スピルバーグとトム・クルーズコンビで大コケしたことで有名な「宇宙戦争」の元ネタと言った方がいいかも。

本作は古典的な名作SF映画として常に名前が挙がる作品の一つです。ただ個人的には「地球が制止する日」や「メトロポリス」では感銘を受けたのですが、本作に関してはさほど印象に残らなかったです。内容がシンプルに火星人が襲ってきたことを全面に押し出しているので、その裏で他人種を排除したがる人間のエゴや資本主義社会を批判するような隠れたメッセージ性はないです。そのためか内容が薄いように感じられてしまった。少なくともこれをリメイクしても失敗するだろうなと思いました。

それから私はリメイク版にて人類が宇宙人から最後まで逃げるだけだったのに、最後になって細菌に感染して敵は勝手に死にました。おしまい。というオチは舐めているのかと苦言したのですが、本作ではあまり気になりませんでした。ラストのナレーションで人間でも倒せないような強大な敵を目に見えないような細菌が倒してしまったとしっかり語っていたおかげだと思います。それどころか対比の面で面白さを感じました。やはり演出は重要だと思います。

全体的に重要な場面を説明で済ましてしまうような場面が多いのですが、このあたりは大目に見てあげましょう。レトロな映像は味があって良かったです。

以上、1953年に火星人が襲ってくるというぶっとんだ発想とこの映像で映画を作ればかなりのインパクトだったのだろうなと想像できる作品でした。今ならどうだという指摘はあえてしません。

お薦め度:★★★★★☆☆☆☆☆

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