映画を見ながら株式投資

今の時代に起きていることを正しく認識し、自分なりの先見の明を持つ。

バスケットケース3

2017-10-13 09:08:29 | ★★★☆☆☆☆☆☆☆

監督 フランク・ヘネンロッター 
キャスト ケヴィン・ヴァン・ヘンテンリック、アニー・ロス、ジル・ルーパー、ダン・ビガーズ、ティナ・ルイス・ヒルバート
1991年 アメリカ
ジャンル:ホラー

【あらすじ】
愛していたスーザンを自らの手で殺め、正気を失った弟ドウェインは、フリークスたちの屋敷で監禁されていた。一方、兄ベリアルの恋人イブは、お腹に新たな命を宿す。その出産準備で忙しいフリークスたちは、屋敷の主ルースと共にバスでジョージア州に住む医師ハルの元へ。やがてイブは無事に出産を済ませ、元気な赤ちゃんが誕生。そこへ、指名手配されたベリアルに賭けられた懸賞金を狙って地元警官コンビが現れる…。

【感想】
とにかく平凡な出来で安心した。

出来が悪くてよかったという感想は変かもしれませんが、前作より酷かったら途中で観るのを止めてたと思う。もちろん気持ち悪さは健在ではありますが・・・。

本作については1作目には明確に感じられた映画化した意図というものが全く伝わってこなかったです。「何でこれ作ったんだ?」という印象。既に2作目もその傾向がありましたが、単に気持ち悪いものを見せるだけになってしまっています。調べてみた所、監督のフランク・ヘネンロッターは2作目以降作りたくなかったらしいですが、他の映画を作るための製作費を捻出するために仕方なく作りたくもなかった続編に手を染めたそうです。2作目の製作期間が開いてしまい、主人公がすっかりおっさんになってしまった理由もこれのようで色々と納得しました。

外見とか人種差別が根底にあったのがはっきりとしていた1作目に比べ、すっかり普通のコメディ映画になってしまっています。一部アメリカ社会が抱える銃の問題を扱っているようですがそれほど強くはないです。ユーモアを交えた演出は個人的には要らなかった。せっかく奇形人間という史上最低の素材を扱っているのだからシリアスに徹してほしかった。捉えようによっては奇形人間を茶化してるように感じてしまう。

それでも不快さは健在で今回もなかなか酷い話になっております。多くの犠牲者が出る中で子供を殺すのはアメリカ映画じゃタブーですけど奇形ってことで許されるのであれば強烈な皮肉だと思う。

シリーズはこれで完結です。今の世の中、リメイクブームですけどさすがにバスケットケースがリメイクされることはないのではないかと思うほどの酷さです。配給会社やスタッフに引き受ける人がいないでしょう。

お薦め度:★★★☆☆☆☆☆☆☆

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キングレコード



ドラキュラZERO

2016-04-18 19:33:50 | ★★★☆☆☆☆☆☆☆

監督 ゲイリー・ショア
キャスト ルーク・エヴァンス、サラ・ガドン、ドミニク・クーパー、サマンサ・バークス、チャールズ・ダンス、ポール・ケイ、ロナン・ヴィバート、ザック・マッゴーワン
2014年 アメリカ
ジャンル:アクション、ホラー、ファンタジー

【あらすじ】
1462年。トルコ勢力下にあるトランシルヴァニア国君主ヴラド・ツェペシュは、国民に慕われ、妻と息子とともに幸せに暮らしていた。だがある日、トルコ帝国から「兵士要員として、息子を含む少年たち千人を我が国に渡せ」との通達を受ける。自らも少年の頃に経験した訓練や殺戮を息子たちに行なわせたくないと願うヴラドは、トルコとの対決を決意。迫り来るトルコの大軍に立ち向かうため、古来より存在する悪の力を手に入れる。

【感想】
これだけ画面の中にドラキュラの存在を感じないドラキュラ映画は他にないですね。別に怪物であるならば主人公がドラキュラである必要性を一切感じない。ゾンビとかでも話はつながる。新解釈をテーマにした映画で面白かったのは1割もないですね。

敵の侵略から妻と子供を守るためにドラキュラになることを決意した主人公の葛藤を描く。

ドラキュラになっても息子や妻への愛情を見せる主人公に対して、本当は食ってしまいたいんだろうなと考えると実にシュールであった。

途中に悪魔に魂を売って怪物になったことが味方側にばれて、火をかけられて殺されそうになる場面も、そこまでされてまでも家族を守るという主人公の気概や覚悟が伝わってきませんでした。淡々とストーリーだけが進んでいく感じでした。。

主要キャラの中に死人が出ますが、ラストで形は変則だが復活してしまうのも白けました。戦いも無理やり終わらせた感が非常に強い。

主人公の俳優は風貌はカッコいいですが、演技はかなり微妙。いくつかの作品で主役張ってますけどもう少し上達して欲しい

以上、あまり褒められる点はないですね。中でも登場人物や作品自体にあまり魅力を感じなかった点が痛い。続編を前提にしたような終わり方ですけど、この1作目の出来で続編が作られるようなことがあったら奇跡だと思います。

お薦め度:★★★☆☆☆☆☆☆☆

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NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン

アナコンダ vs. 殺人クロコダイル

2016-03-23 21:18:57 | ★★★☆☆☆☆☆☆☆
監督 A・B・ストーン
キャスト ロバート・イングランド、ヤンシー・バトラー、スティーヴン・ビリントン、ナイジェル・バーバー、ローラ・デイル
2015年 アメリカ
ジャンル:パニック、アクション

【あらすじ】
野生動物保護区に密猟者グループが侵入。そこに生息していたクロコダイルを捕獲し、遺伝子操作されたDNAをアナコンダに移植する実験を開始する。だが、実験途中でクロコダイルが暴れ出し、アナコンダと共に逃走。さらに、張り巡らされていた柵が破壊され、無数のクロコダイルが保護区の外部へ出てしまう。やがて、実験を仕切っていた製薬会社の重役や地元の保安官、湖を訪れた女子大生らが、二大モンスターの脅威に遭遇する…。

【感想】
どうも「お前ら、単純だから巨大なアナコンダとクロコダイルが人喰ってる映像みれればそれだけで満足なんだろ?」みたいな扱いを受けているような気がしてならない。

「アナコンダ」と名前が付く映画全て見てるとかあまり大きな声では言いたくないものである。隠す気ないですけどゲテモノ映画好きなんですよ「スピーシーズ」とか。

一応、人間と蛇、ワニの三つ巴の構図になっているのだが、アナコンダとクロコダイルが勝手に殺しあってしまうため、人間は特に何もしていない感が残ってしまい盛り上がりに欠けたように感じました。人間VS動物なのか、動物同士の戦いなのかどちらかに絞らないと中途半端で本作はいいとこどりをしようとして失敗した展開のように思われます。

とはいえ、この映画に対してシナリオに期待しているような人は皆無であろうと考えられます。その点ではシナリオはどうでもよくて蛇やワニが大暴れしてくれればそれでいいのですが、残念ながら映像のレベルが非常に低く、90年代のCGが使われだした頃の映画のクオリティだったのが非常に残念でした。大迫力の映像を見せろとまでは言いませんが、もう少しなんとかならなかったのかと思う所です。

キャストが無駄に豪華です。「エルム街の悪夢」でフレディ役だったロバート・イングランドや「ハード・ターゲット」のヤンシー・バトラーなどが出演している。往年の映画ファンなら「フレディ、こんなところで何やってんだよ」と言いたくなるでしょう。

お薦め度:★★★☆☆☆☆☆☆☆

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ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

ゴーン・ガール

2016-01-14 20:46:35 | ★★★☆☆☆☆☆☆☆
監督 デヴィッド・フィンチャー
キャスト ベン・アフレック、ロザムンド・パイク、ニール・パトリック・ハリス、タイラー・ペリー、キム・ディケンズ、パトリック・フュジット、デヴィッド・クレノン、リサ・ベインズ、ミッシー・パイル、セーラ・ウォード、スクート・マクネイリー
2014年 アメリカ
ジャンル:ドラマ、サスペンス、ミステリー

【あらすじ】
結婚5周年を迎え幸せな結婚生活を送っていたニックは、妻エイミーの姿が忽然と消えたことに気付く。自宅には争ったような跡と大量の血痕が残されており、警察は他殺と失踪の両面で捜査を開始。やがてニック自身にも疑惑の目が向けられると、事件はマスコミの注目を集めてゆく。私生活を暴かれ、無責任な世論やSNSで拡散する噂に追い詰められたニックは、弁護士を雇って対応を図るが、やがて事件は思わぬ展開を見せる…。

【感想】
悪女ものの映画で気に入ることができなかった場合、嫌悪感しか残りませんね。

90年代に多く見られた既視感の強いサスペンスだと自分は感じていたのだが、社会現象となったベストセラーミステリー小説がベースということで自分の感覚の方がおかしいようである。株屋である以上、これがなぜ売れたのだろうかという点についてはじっくり考えなくてはならない。

妻の失踪事件を通じ、ある夫婦の秘密が明かされてゆくさまを描く。

妻の素性が判明した時も衝撃のようなものは一切なかったですね。「またこのパターンか・・」程度にしか思えなかった。その理由として自分が映画を観すぎているという弊害が出てしまったと考えている。

この悪女を演じた女優さんは「ダイ・アナザー・デイ」に出ていたと聞いて記憶にはありました。確かに熱演していたとは思うものの、キャラクター的には「氷の微笑」や「白いドレスの女」や「ゆりかごを揺らす手」のようなインパクトはなかったように思う。

デヴィッド・フィンチャー独特の演出もこんなありきたりなサスペンスでは個性を存分に発揮することはできないのでないか。脚本にも思わず首をかしげたくなる点がいくつかありました。中でも妊婦を捏造した話は無理がありましたね。医者があんな簡単な検査で妊娠の結論を出すわけないでしょう。ゴルフでいきなり札束を落としたシーンも「なんでそこで札束持ってるんだよ。」と言わざるを得ません。完全犯罪を描いている以上、このような明らかな矛盾は非常に非常に気になるところです。むしろ隙があってはいけないと思う。

ただ主人公の男がマスコミを通じた過剰な印象操作で最初は人殺しのクズ扱いだったのが、最後は共感を得られるような存在に変貌していたのはアメリカ社会を映し出していていて良かった。

脇役にギャラクシー・クエストに出てた人がいるのを発見して個人的には一番盛り上がった瞬間であった。

正直、全く面白くなかった。自分の感覚には駄作に近いです。

お薦め度:★★★☆☆☆☆☆☆☆

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シャドウハンター

2015-09-13 17:43:32 | ★★★☆☆☆☆☆☆☆
監督 ハラルド・ズワート
キャスト リリー・コリンズ、ジェイミー・キャンベル=バウアー、ジョナサン・リス=マイヤーズ、レナ・ヘディ、ケヴィン・ゼガーズ
2013年 アメリカ、ドイツ、カナダ
ジャンル:ファンタジー、アクション

【あらすじ】
ニューヨークで暮らす少女クラリーは、ナイトクラブで美少年が人を刺す現場を目撃。翌日、その美少年ジェイスがクラリーの前に現れ「この世には人間を襲う“ダウンワールダー”が存在し、自分は彼らを退治する“シャドウハンター”の一族だ」と説明する。同じ頃、何者かに襲われたクラリーの母親が姿を消す。ジェイスの仲間から、自分もシャドウハンターの血を引くことを知らされたクラリーは、戦いに身を投じてゆくが…。

【感想】
全米ベストセラー小説の映画化らしいが、びっくりするくらいつまらなかった。映画見る限りベストセラー小説の片鱗すら感じませんでした。原作は読んでいないので詳細はわかりませんが、人気作品の映画化失敗だとしたら、原作者は恨むべきでしょう。

雰囲気的に「トワイライト」と非常に似ている。その「トワイライト」がヒットしたのを受けて近いテイストの作品が生み出されたのだろうと予想してしまいます。

途中のヒロインと二人の男をめぐる恋愛模様の描写の長さ、くどさに終止イライラさせられました。本流である妖魔と呼ばれる敵と存亡を賭けた戦いもノリが軽いせいで激しさを感じません。ストーリーもありきたりで目新しいものもありませんでした。

戦闘シーンとか魔法が飛び交う世界などはそこそこ再現されていたのかもしれませんが、今のレベルとなっては大したことありません。コンテンツには賞味期限があるんでしょうけど、こんな中途半端に映画化するくらいなら、もっと待った方が良かったのにと余計な忠告をしたくなるほどでした。

恋愛要素多めの軽いノリのファンタジーは「トワイライト」だけでもう十分。これ以上流行ってほしくないです。

お薦め度:★★★☆☆☆☆☆☆☆

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ザ・プラマー/恐怖の訪問者

2015-07-28 22:13:56 | ★★★☆☆☆☆☆☆☆

監督 ピーター・ウィアー
キャスト ジュディ・モリス、アイバー・カンツ、ロバート・コールビー
1979年 オーストラリア
ジャンル:ホラー

【あらすじ】
大学教授の妻ジリーの前にバスルームを修理するよう依頼を受けたという配管工マックスが現れる。
その日から毎日訪れる配管工。しかし水道の修理は一向にはかどらず、浴室はどんどん破壊されていく。更にどこか怪しげなマックスが語る真実か嘘かも判らない話に、孤独な彼女は言い知れぬ恐怖が積み重なっていく・・・。

【感想】
途中まで怖かったのにいきなり「JAL 日本」と書かれたハッピを着た女が登場したら吹くだろうに。いったい何を考えてるんだか。

B級映画と思って鑑賞していたら、途中までは結構本格的じゃないかという気持ちだったのですが、前出したハッピの女でぶち壊されてそのあとはもうボロボロでした。自分の中では一端浮上して、最後には急降下してしまったような想像以上のB級映画。

映画のセオリーからすればいきなりやってきたこの配管工が徐々に本性を発揮して女を襲うという流れが一般的というかほとんどなんでしょうけど、本作はオチが異なります。確かにこのような結末の作品は他にはないので印象には残ります。ただなんとも肩すかしな後味としか言いようがないので決して褒められるようなものではないです。

配管工の男もそうだけどこの男を家に招き入れた女も相当頭が弱いですね。自分には日常生活が退屈だから話し相手として密かに楽しんでいたようにすら見えました。製作サイドもあまり深く考えて作っていないのだろうと思います。あくまで不気味な配管工と奥さんの取った行動を楽しんでくれればいいという程度なのでしょう。

細かく解説するような映画ではなく、クソ映画愛好家の皆さんなら楽しめると思います。(*ブルーレイが発売されているのがとても意外。どこに需要があるんだか・・・)

お薦め度:★★★☆☆☆☆☆☆☆

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Happinet(SB)(D)

コズモポリス

2014-09-24 22:46:54 | ★★★☆☆☆☆☆☆☆

監督 デヴィッド・クローネンバーグ
キャスト ロバート・パティンソン、ジュリエット・ビノシュ、サラ・ガドン、マチュー・アマルリック、ジェイ・バルチェル、サマンサ・モートン、ポール・ジアマッティ
2012年 フランス、カナダ
ジャンル:ドラマ

【あらすじ】
ある晴れた日、若くして巨万の富を築いた投資家エリック・パッカーは「髪を切りたい」とリムジンで理髪店へ向かう。だが折しもその日は、大統領の訪問で街は大渋滞。遅々として進まないリムジンの後部座席に身を沈めるエリックの目に、次第に混乱してゆく街の様子や、迫りつつある世界的な経済危機を知らせるニュースが飛び込んでくる。その一方で、愛人たちとのセックスの快楽に溺れるエリックの身にも危険が迫っていた…。

【感想】
デヴィッド・クローネンバーグは長い間、全く見かけていなかったので引退したものかと思っておりました。80、90年代には異彩を放っていた監督ですけど、この作品を観て悲しくなりました。こんな映画を撮る人では無かったと思う。昔から応援してきたミュージシャンが音楽性が変わってしまい「昔の方が良かった」と文句言ってるファンの気分に近いものがあります。

大富豪の青年投資家が思わぬ危機に直面し、全てが狂い始める。

主人公をはじめとした登場人物達の哲学的な会話が全く面白くないのが致命的。浮世離れして人間味の全くない主人公はロボットみたいで魅力ゼロ。もちろん狙ってこのような内容にしているのは十分に承知しており、文学的で高度なやりとりなのかもしれないが、そこに面白さを見出せるかと聞かれるとおそらく自分を含めた8割の人には無理だと思います。

大金持ちの主人公が転落するストーリーであるにもかかわらず、淡々としているので坂道を転がり落ちていくような描写は一切ありません。気がついたら主人公はすべてを失っていたという展開。娯楽性は皆無でとにかく面白くない。デヴィッド・クローネンバーグという人は「ザ・フライ」等で見せたようなこれでもかと人を刺激するような作品の方が向いています。それを100%封印して映画を作って何が残るのか疑問に思います。

映画監督として十分な名声を得ても、路線変更せずに初志貫徹している一部の監督は本当に立派です。

お薦め度:★★★☆☆☆☆☆☆☆

Cosmopolis/コズモポリス
クリエーター情報なし
メーカー情報なし

トランスフォーマー/ロストエイジ

2014-08-12 13:39:56 | ★★★☆☆☆☆☆☆☆

監督 マイケル・ベイ
キャスト マーク・ウォールバーグ、スタンリー・トゥッチ、ソフィア・マイルズ、リー・ビンビン、ケルシー・グラマー
2014年 アメリカ
ジャンル:アクション、SF、シリーズ

【あらすじ】
人類の存亡をかけ、メガトロンとセンチネル・プライムの野望を打ち砕いたシカゴでの戦いから4年後。オプティマス・プライムらオートボットの面々は、トランスフォーマーを厳しく取り締まろうとする政府の手から逃れていた。ひとり娘のテッサと暮らす廃品工場のオーナーで発明家のケイドはある日、古いトラックを安価で手に入れるが、そのトラックこそ、車に変形して身を隠していたオプティマス・プライムだった。その頃、人類滅亡を目論む新たなディセプティコンが地球に襲来。恐竜からトランスフォームする謎の第三勢力ダイナボットも現れ、新たな戦いが巻き起こる。

【感想】
「パシフィック・リム」を映画館で見逃した後悔から、同じ轍を踏むまいと念のために鑑賞してきたが、本当にどうでもいい映画であった。

まるで安い牛丼特盛みたいな映画。食いきれないほどの大量の肉を出されて、ゲップしながら胸焼け起こしてる状態にさせられる。もっと量少なくていいから上品な味に仕上げてほしいところ。

映像的には前作のダークサイド・ムーンで完成されていたので、本作では何を見どころにするのかに興味を持っていたらただひたすらボリュームアップ路線で攻めてきました。やはり新しさがないと評価する気が起こらない。「質」と「量」があるとするなら質は変えずに量だけ増やしてきただけ。やはり前作で慣れてしまうと、このノンストップのバトル映像で3時間はきつい。相変わらずカット割りが激しいので思っていた以上に目が疲れました。

マイケルベイに対して細かいストーリーについて指摘するつもりは全くないけど、誰が何のために誰と戦っているのかという根本的な所についてははっきりとさせて欲しい。もう話の目的自体がどうでもよくなってしまっている。ストーリーと無関係な映像が多すぎではなかろうか。香港に話が移ってからも完全な蛇足。しかもこれだけ長いのに説明不足に陥っているので非常に無駄が多いと感じる。「パシフィック・リム」ではパイロットサイドの適度な描写が効いていたが、本作は全体的に非常にずぼらである。「アルマゲドン」の頃から進歩がないどころか確実に退化している。

今回でそれまでの内容一新ですけど、過去の内容や旧キャストについて全く未練が湧いてこないというのも本シリーズの特徴と言える。

一方で前作までの欠点であったロボット達が皆、同じように見えてしまう件については改善されていた。3Dの使い方についても非常に有効で3D作品にする意義だけは感じられる。

この作品単品であれば、特に大きな問題があるわけでもないが、シリーズものとして見た場合、やはり前作以上の映像を期待するのであってそこが苦しかったと思う。まあ前作の映像にはそれまで酷評していたシリーズを掌を返すくらい素直に驚かされたのでその驚きがなくなってしまえばこんな評価でしょう。

露骨な下ネタが減るあたり、シリーズが進むにつれ対象年齢が下がってきてませんか?

お薦め度:★★★☆☆☆☆☆☆☆

トランスフォーマー/ロストエイジ BD未発売


スター・トレック4/故郷への長い道

2014-07-27 19:41:19 | ★★★☆☆☆☆☆☆☆
監督 レナード・ニモイ
キャスト ウィリアム・シャトナー、レナード・ニモイ、デフォレスト・ケリー、ジョージ・タケイ、
キャサリン・ヒックス、ジェーン・ワイアット、ジェームズ・ドゥーアン
1986年 アメリカ
ジャンル:SF、シリーズ

【あらすじ】
23世紀。エンタープライズ号を自爆させてしまったカーク提督は責任を問われ、部下と共に地球へ向かっていた。だがその時地球は、謎の探査船から発せられる強力なエネルギーの影響で大災害に見舞われていた。その音波を解析した結果、それは23世紀の地球では既に死滅したクジラの声と判明。探査船とコンタクトをとるためにはクジラが必要だと知ったカークは、クジラを捕獲するため1986年の地球へとタイムスリップする。


【感想】
いきなり未来からやってきた男たちが現代で四苦八苦するドタバタコメディに。スタートレックにこういうの期待している人はいないと思う。旧作だけで10作品あるのだから1作くらい変化球があってもいいという意見には賛成しかねる。しっかりとしたSFを見せていただきたい。

言いたいことは最初の数行に集約されているので残りは蛇足になるかもしれませんが、内容を簡単に説明すれば今回はカーク達が地球の危機を救うため、絶滅したクジラを探して23世紀から20世紀にタイムトラベルする話。内容はともかく今までの路線との隔たりが大きすぎる。

まるで「星の王子 ニューヨークへ行く」や「クロコダイル・ダンディー」のようなノリでした。スター・トレックのキャラクター達でこういう話が見たいかと言われると決してそのようには思いません。SFの流れのなかで本作のようなギャグテイストが多少は含まれているのであれば話はわかるのであるが、ずっとコメディばかりだとさすがにスタートレックを鑑賞している気分になりませんでした。十分にキャラの魅力を引き出せていたかと言われるとそれほどでもなかったですし。

今回、地球が危機に晒されてしまった理由がクジラというのもかなり強引。制作サイドに捕鯨反対の人がいて政治的な主張を作品に利用したのではないかと疑われても仕方ありません。もしそうなら他の作品でやっていただきたい。

とはいえ今回、カーク達に加わることになった新ヒロイン?が次回以降どのように絡んでくるのかは人間もようとして気になる所。また一部の人物だけが贔屓されるのではなく各キャラにしっかりとした見せ場が用意されているのは好感が持てました。

やはりスター・トレックシリーズには本作のような変化球ではなく、王道のSF展開を期待したい。

お薦め度:★★★☆☆☆☆☆☆☆

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沈黙の監獄

2014-05-29 18:31:29 | ★★★☆☆☆☆☆☆☆

監督 キオニ・ワックスマン
キャスト スティーヴン・セガール、スティーヴ・オースティン、マイケル・パレ
2012年 アメリカ
ジャンル:サスペンス、アクション

【あらすじ】
民間軍事会社で働く元特殊部隊員のクロスとマニングは、老朽化した刑務所の閉鎖作業を請け負っていた。そこへ2人の女性が収容された直後、連邦保安官を装った武装集団の襲撃を受ける。たちまち中枢を掌握した彼らの目的は、重要情報を握る女性服役囚。さらに、収容されていた凶悪犯たちも解放され、施設が危機的状況に陥る。そんな中、外出していたクロスが帰還し、内部で孤立していたマニングとともに敵に立ち向かうのだが…。

【感想】
セガールが単独でバトルしていない。むしろもう一人のアクションシーンの方が主力になっています。もう年齢的に限界なのでしょう。アクションもカメラの素早い切り替えでごまかしているのがバレバレでこれなら誰でもやれるのではないかと思ってしまう。もう何年も前から同様の状況なので今更文句をいうようなことでもないのは認めます。

監獄が舞台で凶悪な脱獄囚と戦うのかと思いきや、刑務所に侵入してきた相手との戦いになっています。これでは監獄を舞台に設定したのが生かされていません。いつもの沈黙シリーズと変わり映えしない光景でした。指の切断シーンなどかなり残忍なシーンが多く見受けられますが、アクションそのものに自信がないから、このような露骨な演出に頼っている印象を受けました。

2人が主人公の体制になっているもの、体力の衰えから仕方がないとはいえ、わざわざ沈黙シリーズを何十年も見続けている人にとってはなんとも不満が残るのではないかと思います。本当にそんな人いるのかわかりませんけど、映画が作られている以上はいるということなのでしょう。

厳しい言い方かもしれませんが、セガールは体を維持する気がないならもう引退した方がいいと思います。こんな動きではとてもじゃないけど昔のようには楽しめないです。

お薦め度:★★★☆☆☆☆☆☆☆

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ジャッキー・コーガン

2014-05-06 20:55:17 | ★★★☆☆☆☆☆☆☆

監督 アンドリュー・ドミニク
キャスト ブラッド・ピット、リチャード・ジェンキンス、ジェームズ・ガンドルフィーニ、レイ・リオッタ、ベン・メンデルソーン、サム・シェパード、スクート・マクネイリー、ギャレット・ディラハント、ベラ・ヒースコート
2012年 アメリカ
ジャンル:サスペンス、バイオレンス

【あらすじ】
「優しく、殺す」がモットーの殺し屋ジャッキー・コーガンは、エージェントから賭博場強盗の黒幕を捜し出すよう依頼を受ける。彼は賭場の支配人マーキーを捜し出し、やがて強盗を計画したのが別の3人組であることを突き止める。ギャングや殺しの同業者たちの思惑が入り乱れ、コーガンは旧知の殺し屋ミッキーに協力を仰ごうとするものの、彼は既にプロとして使い物にならないことが判明。コーガンは独りで殺しを決行するのだが…。

【感想】
アクションの派手さを抑えた演出の中ににあって駆け引きの緊張感や深さがあるかと言えばそれほどでもないのが厳しい所。90年代あたりまでならともかく2012年でこの内容ではあまり印象が残らないと言わざるを得ません。

殺し屋という裏社会を生き抜く男たちの姿を描く。

ブラッド・ピットの出演作は癖の強いものが多いですが、本作に関してはなぜこの作品を選んでしまったのか首を傾げたくなります。それだけ平凡。

第一点目として主人公に魅力を感じない。極力交渉を駆使するも、結局最後は自分の手で始末してしまうので駆け引きそのものの面白さがありません。会話シーンがやたら多いのも伏線になっているわけでもないので苦痛でしかありません。

バイオレンスシーンについてはブラッド・ピットがレイ・リオッタを仕留める最初の暗殺シーンが一番派手で以後、地味になっていきます。なぜ最初だけスローモーションを何度も駆使するような派手な演出にしたのか理解に苦しみます。これでは残りが手抜きみたいです。レイ・リオッタは一番知名度が高いからとかそんな理由ではあって欲しくありません。

ブッシュ政権末期からオバマに切り替わる映像が出てくることを考えると行き過ぎた資本主義によるアメリカ社会の疲弊が背景にあるのでしょう。しかしこの事実と殺し屋の世界を結びつけるのもかなり強引で共感できないものがありました。

ここ最近の中ではかなりつまらない映画だったのでこんな感想しか出てきません。

お薦め度:★★★☆☆☆☆☆☆☆

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地球、最後の男

2014-01-25 22:54:57 | ★★★☆☆☆☆☆☆☆

監督 ウィリアム・ユーバンク
キャスト ガンナー・ライト、アンビル・チルダーズ
2011年 アメリカ
ジャンル:SF、ファンタジー

【あらすじ】
地球との交信が途絶えた宇宙船ステーション。その中にたった1人取り残され、軌道円周上を旋回し続ける宇宙飛行士リー・ミラー。時間と共に生命維持システムが消耗し、単に生きていることだけを継続するような状況下で、リーは自身の正気を保つために孤独な戦いを強いられる。そんな極限の閉塞空間で6年の歳月が流れ、リーの前に突如、巨大な宇宙ステーションが現れる。そこには人類の英知を結集させた“秘密”が隠されていた…。

【感想】
邦題が盛大なネタバレになっています。これ考えた人、左遷するべきでしょう。

登場人物が一人だけでいる時間が大半である映画は「キャスト・アウェイ」のように間が持たないのではないかと心配をしていたが、問題は違う所であった。

前半は宇宙空間に一人で漂流する宇宙飛行士の話でわかりやすいです。しかし後半になると「2001年宇宙の旅」のような意味不明な映像のオンパレードになってしまいます。2001年~のような独創的かつ神秘的な映像や音楽ならいいのですが、本作はさほどインパクトがありません。それだけにチープに見えてしまいました。

最後に「LOVE」って文字だして終了というのもセンスがいいようには思えない。それまでの話の内容からこの映画のテーマが「LOVE」であると感じる人はほとんどないだろうから唐突な印象を受けます。一番最後になってこの映画、愛がテーマだったのかと振り返るのですが、どのあたりが愛なのか途中で面倒臭くなって考えるのを辞めてしまいました。

多くの奇抜な映像を見せられた中でこれらが個々のメッセージを持っていたのか疑問。少なくとも自分には理解できないものだったのでストレスが溜まりました。人類は既に滅んでおり、コンピュータの中だけにデータが残っている状態であったというのも特に驚きはなかったですね。邦題にネタバレされたせいかもしれません。

お薦め度:★★★☆☆☆☆☆☆☆

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東宝

シリアナ

2013-12-07 21:50:56 | ★★★☆☆☆☆☆☆☆
監督 スティーヴン・ギャガン
キャスト ジョージ・クルーニー、マット・デイモン、アマンダ・ピート、クリス・クーパー、ジェフリー・ライト、クリストファー・プラマー、マックス・ミンゲラ、ジェイミー・シェリダン、ティム・ブレイク・ネルソン、ロバート・フォックスワース、ピーター・ゲレッティ、トーマス・マッカーシー、デヴィッド・クレノン、ウィリアム・ハート、リチャード・リンターン、アムール・ワケド
2005年 アメリカ
ジャンル:ドラマ、サスペンス

【あらすじ】
中東のとある産油国。王位継承権を持つナシール王子は、採油権をアメリカ企業から中国に切り替えるなど改革を進めていた。一方、中東で長年にわたり諜報活動を続けてきたCIAの工作員ボブは、引退を前に最後の極秘指令を受ける。そして、野心家の弁護士ベネットは、国益を睨んだアメリカの巨大石油企業コネックス社の大型合併を成功させるべく奔走。やがて、まるで繋がりを持たないはずの彼らの運命が交錯していく…。 

【感想】
ユニバーサルの会長が汚職の疑いで米国の関連会社から追放された事件がありましたが、アメリカは海外ビジネスにおける汚職事件には非常に神経質だと聞いたことがあります。

中東の石油をめぐる利権構造と陰謀を描く。

非常に後味の悪い結末の映画であり、そのこと自体は必ずしも悪いわけではないのですが、本作に関しては予想通りの結末だったこともあって正直、こんなもの見せられても不快なだけという気持ちになりました。誰も得しない映画だと思います。

監督は色々な立場の人間が巻き起こす様々な連鎖反応を描きたかったのだろうと思います。しかし残念なことにこの流れがスムーズではなかった。複数の場面が存在するため切り替えが多く、どれも断片的なのでストーリーの把握がしにい。話に集中できないのも難。「トラフィック」くらいの難解さが限度。また前半があまり山がないため引き込まれないのも厳しい。

テーマに関しても国家の陰謀や企業の汚職や宗教、一手に扱ったせいでどれも中途半端に感じられました。そもそも中東におけるこれらの問題の根深さは本来2時間程度で説明できるようなものではないでしょう。

出来以前の問題であまり見たいようなテーマでないのでとにかく共感できない、好きにはなれないといった所です。

お薦め度:★★★☆☆☆☆☆☆☆

シリアナ [Blu-ray]
クリエーター情報なし
ワーナー・ホーム・ビデオ

アタック・ザ・ブロック

2013-10-28 19:10:59 | ★★★☆☆☆☆☆☆☆
監督 ジョー・コーニッシュ
キャスト ジョディ・ウィッテカー、ジョン・ボヤーガ、アレックス・エスメイル、フランツ・ドラメ、リーオン・ジョーンズ、ニック・フロスト
2011年 イギリス、フランス
ジャンル:SF、アクション

【あらすじ】
南ロンドンの公共団地に暮らす、モーゼス率いる5人の不良少年たち。荒んだ毎日を送る彼らは、毎晩のように集まって騒ぎ、街の住民を困らせていた。ある夜、彼らが通りがかりの女性から金品を奪おうとしていると、突然、空から明るく輝く隕石が落下。そこから飛び出した無数の凶暴なエイリアンの襲撃を受け、街は大混乱に陥る。これまで味わったことのないリアルな恐怖に襲われながらも、少年たちは街を救おうと立ち上がる!

【感想】
エイリアンを倒すのにポップカルチャーを取り入れるというスタイルは斬新ではあるが悪ふざけしているように見えて好きにはなれませんでした。

一番の問題点は敵のフォルムが全く怖くない。これは致命的。形は狼で口だけ水色に光って、全身真っ黒。この姿で人を食っても全然怖くありません。殺された人の痛みを感じません。CGが本格的に普及しだした90年代レベルだったと思います。しかもこの敵がロケット花火で倒せてしまうというのもあまりに弱すぎる。少年たちでなくてもそこらの人たちが束になれば十分倒せるのではないかという疑問が生まれる。地球を救うのが彼らでなければならないという必要性が全くありませんでした。いくらSFとはいえあまりに嘘っぽいのはいけません。  

人物描写に関しては悪党が徐々に成長するように描かれているのでそれほど悪くはないが特別優れているというわけでもありません。女をナイフで脅して財布どころか指輪まで奪い取るような人たちがエイリアンを倒したことで英雄扱いされているのは気分的には複雑なものがありました。感情移入はしにくいと思います。しかも脅された女が最後にはこの男に信頼を寄せているというのも現実はそうはいかないでしょう。

エイリアンものの映画としては独自路線を貫いているようには思えましたが、それが魅力につながっていませんでした。

お薦め度:★★★☆☆☆☆☆☆☆

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アミューズソフトエンタテインメント

ダーケストアワー 消滅

2013-09-24 21:56:27 | ★★★☆☆☆☆☆☆☆

監督 クリス・ゴラック
キャスト エミール・ハーシュ、オリヴィア・サールビー、レイチェル・テイラー、マックス・ミンゲラ
2011年 アメリカ
ジャンル:アクション、ホラー、サスペンス、SF

【あらすじ】
ビジネスチャンスを掴もうとモスクワに降り立った若き企業家のショーンとベン。その夜、ナイトクラブで突然の停電に遭い、外に出た彼らは空から降る無数の謎の光を目撃する。地上に降り立った“それ”は姿を消し、次々と触れた人間を跡形もなく粉砕してゆく

【感想】
作品のコンセプトである「見えない敵」のおかげで全く怖くありません。完全な企画倒れ。

敵の姿で怖がらすことができないというのはそれ自体が非常に大きなハンデなのだから音響とかカメラアングルでの工夫が不可欠になってきます。しかし本作には見受けられない。そもそも「見えない敵」といいながら実は微妙に見える段階で制作側のこだわりが感じられません。   

とは言っても敵が見えないのがダメなのかと言えば「プレデター」のような名作があったりします。比べるのであれば味方の倒され方に工夫がないのが最大の違いだと思います。本作のような敵に触れられると塵のように飛び散るのはリアリティが全くまったくありません。また最初から最後までこのパターンなのでバリエーションに乏しくすぐに飽きてしまいます。安っぽいCGではなくもっと生々しい映像の方が良かったです。

ストーリーに関しても都合のいい無理やりな展開が目立ちました。舞台がロシアなのですが、その必要性が全く感じられません。背景の違いによる視覚効果が若干ある程度だと思います。アメリカ人がロシアにいることによる孤立感のようなものをもっと出すべきでした。

ラストについても4,5匹倒しただけで地球の危機は去ったと結論づけて、世界各地から勝利の報告が続々という終わらせ方は時間がきたからもう終わりにしますみたいな印象を受けます。もう少し上手くやれたはずです。

「見えない敵」をテーマにするなら小説なら問題ないのでしょうが、映像にするとなるとかなり厳しい。「プレデター」の偉大さがよくわかりました。

お薦め度:★★★☆☆☆☆☆☆☆

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