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バスケットケース3

2017-10-13 09:08:29 | ★★★☆☆☆☆☆☆☆

監督 フランク・ヘネンロッター 
キャスト ケヴィン・ヴァン・ヘンテンリック、アニー・ロス、ジル・ルーパー、ダン・ビガーズ、ティナ・ルイス・ヒルバート
1991年 アメリカ
ジャンル:ホラー

【あらすじ】
愛していたスーザンを自らの手で殺め、正気を失った弟ドウェインは、フリークスたちの屋敷で監禁されていた。一方、兄ベリアルの恋人イブは、お腹に新たな命を宿す。その出産準備で忙しいフリークスたちは、屋敷の主ルースと共にバスでジョージア州に住む医師ハルの元へ。やがてイブは無事に出産を済ませ、元気な赤ちゃんが誕生。そこへ、指名手配されたベリアルに賭けられた懸賞金を狙って地元警官コンビが現れる…。

【感想】
とにかく平凡な出来で安心した。

出来が悪くてよかったという感想は変かもしれませんが、前作より酷かったら途中で観るのを止めてたと思う。もちろん気持ち悪さは健在ではありますが・・・。

本作については1作目には明確に感じられた映画化した意図というものが全く伝わってこなかったです。「何でこれ作ったんだ?」という印象。既に2作目もその傾向がありましたが、単に気持ち悪いものを見せるだけになってしまっています。調べてみた所、監督のフランク・ヘネンロッターは2作目以降作りたくなかったらしいですが、他の映画を作るための製作費を捻出するために仕方なく作りたくもなかった続編に手を染めたそうです。2作目の製作期間が開いてしまい、主人公がすっかりおっさんになってしまった理由もこれのようで色々と納得しました。

外見とか人種差別が根底にあったのがはっきりとしていた1作目に比べ、すっかり普通のコメディ映画になってしまっています。一部アメリカ社会が抱える銃の問題を扱っているようですがそれほど強くはないです。ユーモアを交えた演出は個人的には要らなかった。せっかく奇形人間という史上最低の素材を扱っているのだからシリアスに徹してほしかった。捉えようによっては奇形人間を茶化してるように感じてしまう。

それでも不快さは健在で今回もなかなか酷い話になっております。多くの犠牲者が出る中で子供を殺すのはアメリカ映画じゃタブーですけど奇形ってことで許されるのであれば強烈な皮肉だと思う。

シリーズはこれで完結です。今の世の中、リメイクブームですけどさすがにバスケットケースがリメイクされることはないのではないかと思うほどの酷さです。配給会社やスタッフに引き受ける人がいないでしょう。

お薦め度:★★★☆☆☆☆☆☆☆

バスケットケース1,2,3≪最終盤≫ [Blu-ray]
クリエーター情報なし
キングレコード



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