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監督 アルバート・ヒューズ 、アレン・ヒューズ
キャスト ジョニー・デップ、ヘザー・グレアム、イアン・ホルム、ロビー・コルトレーン、イアン・リチャードソン、カトリン・カートリッジ、ジェイソン・フレミング、ソフィア・マイルズ、イアン・マクニース
2001年 アメリカ
ジャンル:ホラー、サスペンス
【あらすじ】
1888年のロンドン、ホワイトチャペル。ある日、メアリと別れて歩き始めた仲間の娼婦の一人、マーサの背後に忍び寄るひとつの影があった……。同じ頃、ロンドンのアヘン窟ではアバーライン警部がアヘンの幻覚の中である殺人事件を目撃していた。路地を歩く女性、背後に迫る視線、女の顔に浮かぶ死の恐怖、飛び散る鮮血、ぶどうの房の小枝、息絶えて横たわる女の体、死体を切り刻むリストン・ナイフ……。しかし、それは単なる幻覚ではなく、現実の世界で起きていた殺人事件だった。その夜から一人、また一人と娼婦たちがナイフの餌食になっていく。そして、ついにメアリにも魔の手が忍び寄る――。
【感想】
ジョニー・デップの出演作はこんなのばかり。なんで人気があるのか理解に苦しんだりします。本作に関してもジョニー・デップだからという理由で酷評を逃れている気がします。グロいだけで肝心な中身は薄いように思いました。
19世紀のロンドンで娼婦ばかりを狙った猟奇殺人が発生し、ジョニー・デップ演じる刑事が捜査を担当することになる。
物語冒頭に登場する仲間の娼婦達が一人づつ惨殺されていくのですが、殺しの手口が毎回同じなので、グロテスクで残忍な光景がリピートされることにうんざりさせられます。せめてもう少しバリエーションをつけてもらいたかったです。耐性がない人にはきついと思います。
主人公が持っている特長として麻薬依存症がらみで彼が見た幻覚が現実化するというものがあります。途中で彼が恋した娼婦の将来が子供達に囲まれて幸せな生活しているのが見える。これがラストへのフラグになっています。娼婦は幸せを手に入れてもその相手の男は主人公ではないために後味として虚しさが残ります。この「幻覚が現実化する」部分は本当にラストシーンを演出するためだけに用意されたようなもので、不思議な能力があまり生かされていないように感じてしまいました。
とにかく全体的に残忍な殺害シーンに頼りすぎ。もっと酷評されるべきと私は思いました。
お薦め度:★★★☆☆☆☆☆☆☆
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