花嫁のパパ２

監督 チャールズ・シャイア
キャスト スティーヴ・マーティン、ダイアン・キートン、マーティン・ショート、キンバリー・ウィリアムズ、キーラン・カルキン、ジョージ・ニューバーン、Ｂ・Ｄ・ウォン、ジェーン・アダムス
１９９５年　アメリカ
ジャンル：コメディ、シリーズ

【あらすじ】
娘と妻の妊娠で、同時に“パパ”と“おじいちゃん”になるジョージの周囲でまたもや騒動が巻き起こる。

【感想】
いきなりスティーヴ・マーティンがカメラ目線で話しかけてくるのでどうなってしまうのかと思いましたが、ドタバタコメディとしてしっかり作られていたので安心しました。

前作の内容がきれいに完結しているので本来なら続編はあり得ないところです。そこで本作は「花嫁」は関係なく、出産を控えた娘を見守るパパの話になっています。ポイントは娘だけでなく奥さんまでも妊娠してしまうことでしょう。５０歳のダイアン・キートンが妊娠している役をやっているのはそれだけで異様な光景でした。妊娠に至る経緯はとても笑えました。

テーマはいうまでもなく新しい命の誕生なのですが、個人的には家族にとってマイホームが大切な存在になっているのが一番気に入りました。ボロい家でも色々な思い出が詰まっているシーンが丁寧に描かれていたのでこの家族に対して感情移入できました。

脇役ではあの怪しさ全開の結婚コーディネーターが前作以上に重要な役割をしていたし、難しい出産を担当することになった女医さんもいい仕事をしていたので個々のキャラクターがしっかり立っていた点も評価したいです。　

ふと考えたのは、奥さんと娘が同時に妊娠するのではなく娘さんだけでもよかったのではないかという点ですね。もしかしたらその方がシンプルに感動を伝えることができたのかもしれません。もちろんふたりが妊娠することでドタバタ感が出ていたのであくまで想像上の話です。

結婚ときたら出産ということで前作が好きな人は本作も見ておいて損はないと思います。２作品とも面白かったです。

お薦め度：★★★★★★☆☆☆☆

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