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死海殺人事件

2016-01-20 19:01:42 | ★★★★★☆☆☆☆☆
監督 マイケル・ウィナー
キャスト ピーター・ユスティノフ、ローレン・バコール、キャリー・フィッシャー、ジョン・ギールグッド、パイパー・ローリー、ヘイリー・ミルズ、デヴィッド・ソウル、マイケル・クレイグ、ニコラス・ゲスト、ジョン・ターレスキー
1988年 アメリカ
ジャンル サスペンス、ミステリー

【あらすじ】
ある日、アメリカの富豪が死亡した。彼の遺書には、子供たちと後妻エミリーにそれぞれ均等に財産を分与すると記されていたが、エミリーが高圧的に弁護士と子供たちを支配し、全財産を我がものにしてしまう。やがて、一家は豪華客船での世界旅行へ出掛けることに。この船には名探偵エルキュール・ポアロも乗り合わせていた。やがて船はエルサレムに寄港。しかし観光中のエミリーが何者かによって毒殺される事件が発生する…。

【感想】
アガサ・クリスティ原作。神秘の死海で起きた富豪殺人事件にいつもの探偵ポアロが挑む。

「この中に誰か犯人がいる」タイプの推理ものなので犯人が誰なのかを考えながら、鑑賞する楽しみがあります。私は「この人が犯人じゃ作品的に盛り上がりに欠けるな」という邪道な視点でずばり犯人は女医だろうと思ったのですが見事に外しました。ただ犯人の多くが、力の弱い女性だったり、権力を持っている人間が脅されてというパターンが多いですよね。やっぱり。

証拠の限られる難しい状況の中でポアロが見事に事件の真相を突くわけですが、推理に対してなるほどと唸るよりは「それ100%推測で証拠一切ないんじゃないの?」という気持ちが強かったですね。ポアロの推理があまりに完璧だったので犯人もすんなり認めてしまいましたけど、これならやってないと言い張れば逃げ切れるのではなかろうか。刑務所で接点があったという事実だけでそこで脅されていたという証拠まではなかったわけでしょう。

殺された母親もクズであるため子供たちも殺意を抱いていた関係で誰が犯人でも驚きがなかった。また隠すためなのだろうけど肝心の犯人の描写が浅く感情移入できなかったのが今一つでした。

アガサ・クリスティ原作の映画作品の中では出来は落ちるのではなかろうか。

お薦め度:★★★★★☆☆☆☆☆

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