バニラ・スカイ

監督 キャメロン・クロウ
キャスト トム・クルーズ、ペネロペ・クルス、カート・ラッセル、キャメロン・ディアス、ジェイソン・リー、W・アール・ブラウン、アリシア・ウィット、ノア・テイラー
2001年　アメリカ
ジャンル：ドラマ、サスペンス

【あらすじ】
エリートのデビッドは、恋人ジュリーがいながら、パーティでエキゾチックな美女ソフィアに一目惚れ。彼の心変わりに気づいたジュリーは、彼とドライブ中、車中で怒りのあまり交通事故を起こしてしまう。そしてデビッドの人生は奈落の底へ。

【感想】
イメージとは違いと言ったら失礼かもしれませんが、トム・クルーズは出演作品を慎重に選ぶタイプなのか、ハズレは少ないという印象があります。（もちろん宇宙戦争とか例外もあるが・・・・）

本作はそんなトム・クルーズの過去の出演作品の中でも、かなり異色な存在で、顔面マヒになる話なので、よく引き受けたなと思います。引き受けた理由が脚本ではなく、ペネロペ・クルスが関係しているだけであるとすれば最悪ですが、その可能性も否定はできない気がします。

シナリオはトム・クルーズが、二人の謎の女性、ペネロペ・クルスとキャメロン・ディアスとの事件に巻き込まれる話ですので、この二人の演技がとても重要な役割を果たしているのは間違いないと思います。キャメロン・ディアスのストーカー役は予想外にはまっていたと思います。別の映画でもストーカー役で出演すればヒットを飛ばせるのではないでしょうか。またペネロペ・クルスについては「そこら辺にいるお嬢様」といった感じでもう少し不思議な感じがあるとよかったのにと思いました。

ネタバレになりますが、夢オチなんですよね。
夢の世界で欲望のままに生きるよりも、現実の世界で苦しみながらも一生懸命生きていくこと選択したということなのでしょうが、見方によっては「夢の世界で妄想するよりも本物の女性を抱く方がいいにきまってるだろ」というような捕らえ方もできるかもしれません。
タイトルにもなっている「バニラ・スカイ」の映像がラストに出てきますが、とてもきれいでした。

ちなみに現段階で元ネタの「オープン・ユア・アイズ」は未見です。

お薦め度：★★★★★☆☆☆☆☆

バニラ・スカイ スペシャル・コレクターズ・エディション パラマウント ジャパン このアイテムの詳細を見る