バトル・ライダー

監督 ドルフ・ラングレン
キャスト ドルフ・ラングレン、アンドリュー・スティーヴンス
2007年　アメリカ
ジャンル：アクション

【あらすじ】
悪が支配する街があった。そこは市民が暴力で抑圧され、不正が平然とまがり通るような場所だった。そこに1人のライダーが現れる。そいつは鉄拳とショットガンで悪をなぎ倒す正義のライダーだった!

【感想】
ドルフ・ラングレンも最近あまり見かけないようになってしまった。アクション俳優である以上は体力の衰えに対して厳しい目を向けられるのはやむを得ないがさすがに寂しいです。

ただ本作を鑑賞して感じたのはドルフ・ラングレンは加齢と共にかっこよくなったという印象。昔のような激しいアクションはできなくてもまだまだやれるはずです。しかも本作では自ら監督と脚本も担当。これには嬉しくなりました。

一人の権力者が暴力で支配する街にやってきたドルフ・ラングレンが奴らに鉄拳制裁を加えるというシンプルな作り。サングラスをかけてバイクに乗って聖書を読むという「そんな奴、この世界のどこを探してもいないだろ」とツッコミたくなるような設定には笑わせていただいた。

基本的にはドルフ・ラングレンが強すぎて相手にならないので緊張感よりは爽快感に重点を置いている模様。ただセガールのようにあまりの強さに呆れてしまうようなこともないのでさじ加減はちょうどいいです。

彼の過去について少しだけ触れる場面があるのだが、これは実に中途半端であった。やるなら全て暴露するか、逆に包み隠すかのどちらかにしていただきたい。

ファンなら楽しめるでしょう。「この人誰？」って人には絶対に薦めない。

お薦め度：★★★★★★☆☆☆☆

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