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君がいた夏

2009-06-08 07:52:31 | ★★★★★★★☆☆☆
監督 ウィル・アルディス、スティーヴン・カンプマン
キャスト ジョディ・フォスター、マーク・ハーモン、ハロルド・ライミス、リチャード・ジェンキンス、ブレア・ブラウン
1988年 アメリカ
ジャンル:ドラマ

【あらすじ】
野球選手として華々しい活躍をしていたが、いまはすっかり怠惰な生活を送っていたビリー。そんな彼の従姉が自殺した。遺言で、遺骨の安置所を託された彼は、彼女にふさわしい場所を求めて旅に出る。

【感想】
ジョディ・フォスター出演作品は名作扱いされている知名度の高いものよりも、マイナーだが佳作レベルの方が個人的には好きだったりします。本作もその一つに属すると思います。一言でノスタルジックで雰囲気がとてもいい映画。

ストーリーは野球の道を志すも挫折したビリーが従姉ケイティがピストルで自殺したことを知らされることから始まります。ケイティは遺灰の埋葬を全てビリーに任せるという伝言を残します。以降、ビリーがケイティとの思い出を振り返る形でシナリオが進行していきます。

以降、ネタバレあり。未見の方はご注意。

ビリーの青年時代、まだ野球選手として将来を嘱望されて輝いていた頃、同い年に恋人に近い存在はいたが、それでも年上のケイティは憧れの存在だったことが明かされます。過去のケイティとの思い出を振り返ることで彼女の遺灰をどうすればよいのか結論に至ります。

エピソードの中ではプールの底に一緒に潜るシーンが好きでした。表面上は強気のケイティが自分の中の不安があることやそれに打ち勝つおまじないをビリーに打ち明けるシーンです。そして38歳になったビリーがプールのあった場所に衝動的に駆けつけた時、プールは既になくなっていたのは誰にでも似たような経験があるのではないかと思う。

ラストも遺灰の件も含め、気分良く締めてくれたと思います。すっかり堕落してしまったビリーは再びやる気を取り戻したのです。男同士の友情も最後まできちんと描かれていたのも好感が持てる。

軽くノスタルジックな気分に浸りたい時にはうってつけの映画でしょう。騙されたと思って見ていただければと思います。

お薦め度:★★★★★★★☆☆☆

君がいた夏 [DVD]

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