監督 ウィリアム・ユーバンク
キャスト ガンナー・ライト、アンビル・チルダーズ
2011年 アメリカ
ジャンル:SF、ファンタジー
【あらすじ】
地球との交信が途絶えた宇宙船ステーション。その中にたった1人取り残され、軌道円周上を旋回し続ける宇宙飛行士リー・ミラー。時間と共に生命維持システムが消耗し、単に生きていることだけを継続するような状況下で、リーは自身の正気を保つために孤独な戦いを強いられる。そんな極限の閉塞空間で6年の歳月が流れ、リーの前に突如、巨大な宇宙ステーションが現れる。そこには人類の英知を結集させた“秘密”が隠されていた…。
【感想】
邦題が盛大なネタバレになっています。これ考えた人、左遷するべきでしょう。
登場人物が一人だけでいる時間が大半である映画は「キャスト・アウェイ」のように間が持たないのではないかと心配をしていたが、問題は違う所であった。
前半は宇宙空間に一人で漂流する宇宙飛行士の話でわかりやすいです。しかし後半になると「2001年宇宙の旅」のような意味不明な映像のオンパレードになってしまいます。2001年~のような独創的かつ神秘的な映像や音楽ならいいのですが、本作はさほどインパクトがありません。それだけにチープに見えてしまいました。
最後に「LOVE」って文字だして終了というのもセンスがいいようには思えない。それまでの話の内容からこの映画のテーマが「LOVE」であると感じる人はほとんどないだろうから唐突な印象を受けます。一番最後になってこの映画、愛がテーマだったのかと振り返るのですが、どのあたりが愛なのか途中で面倒臭くなって考えるのを辞めてしまいました。
多くの奇抜な映像を見せられた中でこれらが個々のメッセージを持っていたのか疑問。少なくとも自分には理解できないものだったのでストレスが溜まりました。人類は既に滅んでおり、コンピュータの中だけにデータが残っている状態であったというのも特に驚きはなかったですね。邦題にネタバレされたせいかもしれません。
お薦め度:★★★☆☆☆☆☆☆☆
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