映画を見ながら株式投資

今の時代に起きていることを正しく認識し、自分なりの先見の明を持つ。

シリアナ

2013-12-07 21:50:56 | ★★★☆☆☆☆☆☆☆
監督 スティーヴン・ギャガン
キャスト ジョージ・クルーニー、マット・デイモン、アマンダ・ピート、クリス・クーパー、ジェフリー・ライト、クリストファー・プラマー、マックス・ミンゲラ、ジェイミー・シェリダン、ティム・ブレイク・ネルソン、ロバート・フォックスワース、ピーター・ゲレッティ、トーマス・マッカーシー、デヴィッド・クレノン、ウィリアム・ハート、リチャード・リンターン、アムール・ワケド
2005年 アメリカ
ジャンル:ドラマ、サスペンス

【あらすじ】
中東のとある産油国。王位継承権を持つナシール王子は、採油権をアメリカ企業から中国に切り替えるなど改革を進めていた。一方、中東で長年にわたり諜報活動を続けてきたCIAの工作員ボブは、引退を前に最後の極秘指令を受ける。そして、野心家の弁護士ベネットは、国益を睨んだアメリカの巨大石油企業コネックス社の大型合併を成功させるべく奔走。やがて、まるで繋がりを持たないはずの彼らの運命が交錯していく…。 

【感想】
ユニバーサルの会長が汚職の疑いで米国の関連会社から追放された事件がありましたが、アメリカは海外ビジネスにおける汚職事件には非常に神経質だと聞いたことがあります。

中東の石油をめぐる利権構造と陰謀を描く。

非常に後味の悪い結末の映画であり、そのこと自体は必ずしも悪いわけではないのですが、本作に関しては予想通りの結末だったこともあって正直、こんなもの見せられても不快なだけという気持ちになりました。誰も得しない映画だと思います。

監督は色々な立場の人間が巻き起こす様々な連鎖反応を描きたかったのだろうと思います。しかし残念なことにこの流れがスムーズではなかった。複数の場面が存在するため切り替えが多く、どれも断片的なのでストーリーの把握がしにい。話に集中できないのも難。「トラフィック」くらいの難解さが限度。また前半があまり山がないため引き込まれないのも厳しい。

テーマに関しても国家の陰謀や企業の汚職や宗教、一手に扱ったせいでどれも中途半端に感じられました。そもそも中東におけるこれらの問題の根深さは本来2時間程度で説明できるようなものではないでしょう。

出来以前の問題であまり見たいようなテーマでないのでとにかく共感できない、好きにはなれないといった所です。

お薦め度:★★★☆☆☆☆☆☆☆

シリアナ [Blu-ray]
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