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ダーケストアワー 消滅

2013-09-24 21:56:27 | ★★★☆☆☆☆☆☆☆

監督 クリス・ゴラック
キャスト エミール・ハーシュ、オリヴィア・サールビー、レイチェル・テイラー、マックス・ミンゲラ
2011年 アメリカ
ジャンル:アクション、ホラー、サスペンス、SF

【あらすじ】
ビジネスチャンスを掴もうとモスクワに降り立った若き企業家のショーンとベン。その夜、ナイトクラブで突然の停電に遭い、外に出た彼らは空から降る無数の謎の光を目撃する。地上に降り立った“それ”は姿を消し、次々と触れた人間を跡形もなく粉砕してゆく

【感想】
作品のコンセプトである「見えない敵」のおかげで全く怖くありません。完全な企画倒れ。

敵の姿で怖がらすことができないというのはそれ自体が非常に大きなハンデなのだから音響とかカメラアングルでの工夫が不可欠になってきます。しかし本作には見受けられない。そもそも「見えない敵」といいながら実は微妙に見える段階で制作側のこだわりが感じられません。   

とは言っても敵が見えないのがダメなのかと言えば「プレデター」のような名作があったりします。比べるのであれば味方の倒され方に工夫がないのが最大の違いだと思います。本作のような敵に触れられると塵のように飛び散るのはリアリティが全くまったくありません。また最初から最後までこのパターンなのでバリエーションに乏しくすぐに飽きてしまいます。安っぽいCGではなくもっと生々しい映像の方が良かったです。

ストーリーに関しても都合のいい無理やりな展開が目立ちました。舞台がロシアなのですが、その必要性が全く感じられません。背景の違いによる視覚効果が若干ある程度だと思います。アメリカ人がロシアにいることによる孤立感のようなものをもっと出すべきでした。

ラストについても4,5匹倒しただけで地球の危機は去ったと結論づけて、世界各地から勝利の報告が続々という終わらせ方は時間がきたからもう終わりにしますみたいな印象を受けます。もう少し上手くやれたはずです。

「見えない敵」をテーマにするなら小説なら問題ないのでしょうが、映像にするとなるとかなり厳しい。「プレデター」の偉大さがよくわかりました。

お薦め度:★★★☆☆☆☆☆☆☆

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クリエーター情報なし
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

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