とある珈琲店で、テイクアウトのコーヒーを買おうと順番待ちをする午後・・・
私の前には若い女性がシックな服装で並んでいる
若い頃、こんな服を着て仕事していた自分を思い出して、懐かしくなる
女性はコーヒーを受け取って振り返る
綺麗な顔立ちの若い女性・・・・お化粧もキチンと、アイメイクとつけまつげ・
久しぶりに、つけまつげをしている人を目にしました
そう言えば、若い頃に一度だけ、つけまつげをした事があります
それは、自分の結婚式・・・💦
美容師さんが花嫁さんを飾り立てる事に全集中していました
私はされるがまま・・・・・そして、出来上がった,自分の花嫁化粧を見ると
そこには歌舞伎役者そのまんまの自分がいました💦
私は、すぐにスッピンになりたい ! と思う・・こんな化粧で結婚式なんてイヤ
泣きたい気持ですが、式の時間は迫るし、どうしようもない
結婚式は、その化粧からして前途多難を予想させる物でした(笑)
今でこそ、花嫁の化粧はナチュラルな雰囲気に仕上げていますが
当時は、白塗り厚化粧、つけまつげの花嫁でしたね
厚化粧につけまつげ。
自分ではない自分を見ながらスタートした結婚でした
様々な辛い事が次々に起きて、結婚30周年の頃に娘に言われた言葉は
「お母さん、絶対に、絶対に離婚しないと、とんでもない事になる」
娘に離婚を薦められるとは(笑)
色々、信じられない酷い事があった結婚人生でしたが、離婚して自立してからは
楽しい事が多すぎて、幸せな日々を送って来れました
素のままの自分でいる事、自分らしくコツコツと生きる事、それは大切です
つけまつげに慣れていて、似合う人はとても素敵だけれど
瞼が重く感じた私は、瞼の力も、人を見る眼力もなかったのかも・・・(笑)
Carole King - You've Got a Friend (from Welcome To My Living Room)
大きな結婚式場で、分刻みで結婚式が行われる時期がありましたね
本人にとっては大切な結婚式なのに、メイク担当の人には
ただの流れ作業のようなものだったのかもしれません 💦
最近はそれなり寄り添って式を企画するようですね
私がキャロル・キングの曲を初めて聞いたのは、ラジオでした
とても素敵な声・・と感動したのを覚えています
ピアノを弾きながら歌うのもいい雰囲気ですね、憧れます
それが、関西で結婚式をするハメになり、着付けも化粧も「式場のおばさま」にしてもらうルールでして、結婚する人数が多かったせいで、一列に並ばされて、ごしごしとファンデーションを塗りたくり、お式に出る前、鏡でチラと見たら「バカ殿お」みたいでした(泣
しみじみと拝見しました。
キャロル・キングの「つづれおり」
もう50年になるでしょうか。
彼女の音楽は折々の思い出とともに
色褪せませんね。