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土地・不動産なし

2020-11-27 | 人生を思う
遠い昔のお別れの話・・・

当時・・・元の配偶者は、すでに愛人の家に住み込んでいて
離婚の話は決まり、後は私が家を出て行く事となっていた

「別な住まいを決めて早く出て行ってくれないか」・・と言う

さて、この家を出てどの辺に住もうか ? と、思案している頃
↓ この地域に、たまに散歩に来ていたのが、すごくすごく遠い昔に思える

広々としていて、気持ちのいい場所だったし、この風景をみると自然と
心が落ち着いて、なんとなく強くなれそうな気もしていた事を思い出す

やがて、気に入った部屋も見つかり、即決して、引っ越しの準備も進めると
「えらく早い引っ越しだな」なんて言われた・・・急かしたのはそちら様。
何なのだろう・・・と思ったっけ(笑)

後は、どうにでも、どうにか生きていける と強く思いながら
この地にも散歩に来ていた



その時の自分を思い返すと、ほんの少しだけ誇らしくて、潔いと思える

昨日、久しぶりに散歩に訪れてみたら
「宅地造成予定」と書いてありました

なるほど、そうだろうね・・・こんなにいい場所だものもったいない
学校の運動場よりも広いかも


亡き母は跡取り娘だったらしく、土地の売却や家賃収入があったようだった。
自分名義の土地や不動産を持つのは想像できないけれど、母の代ですべて、
売却していた

私に対して「仕事の出来る女になりなさい」とよく言っていたのは
今、思うとありがたい事だと思う

自分に仕事をする能力がなかったら、「早く家を出てほしい」と言われたら
辛い気持ちになったかも・・
自活できる自信と、自分は大丈夫だと思える様々な事があってラッキーだった


亡き母のように、昔の女性は主婦になる事を目指していたのだろうね
男性も女性も生きる術を学び、自分の資産を持つ事は大切だと思う
家も土地も、全部が世帯主名義なんて、もう古いのではないだろうか ?

人生、何が起こるかわからない
先祖が広い土地や財産を残したとしても、先は読めない
自分で自力で生きて行く事を、母は教えたかったのだろうね





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