先日たまたま映画の予告編を見て、興味を持った映画「百花」
母親と大人になった息子の親子の物語・・・・
昨日、その映画鑑賞をしたくなり、出かけてきました
館内に入ると、ほとんどが大人の女性ばかりです
一人で暮らしていた母親の元に息子が帰郷してみると、母親は留守
もう母親の認知症は進行していて、忘れ去られた色々なメモを見つける息子
慎重に生きていくのに、忘れてはいけない事をメモするのは私も同じ・・・
母の書いたメモを見ながら、息子には幼い頃の悲しい思い出が蘇る
息子の幼い頃、男と駆け落ちした母親、
息子にとっては辛い思いがある。
買物に出ていた母親は、同じ品物を何個もかごに入れたまま、支払いを忘れて
そのままスーパーの外へ・・・そして店員に拘束されてしまう
色々な過去の出来事と現在が交差して、母親の幸せな思い出の一つは
夜空に上がる花火を息子と眺めた事
家の縁側から眺めた大きな花火は 空に開くものの向かいの建物に半分隠れ
半分の花火として夜空を彩る
「半分の花火が見たい」それは母親が、幸せに息子と暮らした頃の思い出
二人で穏やかに暮らしていた頃の楽しい思い出なのでしょう
母と息子だから通じなくなった心の絆と、何気ない小さな思い出
久しぶりに心に残る映画になりました
菅田将暉 さん× 原田美枝子さん