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りんりんブロ具

更新は不定期です。書きたくなったらぼちぼち書きます。

ピアスOK

2006-03-21 | 香港の小学生
香港の公立小学校。
校則もあって、うちの場合はこんな感じ。 (女子校)

制服あり、髪の毛は長くなればゴムで一つか二つにしばらなければいけない。
 -学校によっては髪が肩についてはいけない、または三つ編みのみ、という厳しいところもある

パーマ、染髪、ジェルまたヘアバンドやカチューシャなど頭髪用品禁止。

透明であってもマニキュア禁止。

ゴムとヘアピンの色は髪の色と制服の色にあわせた色に指定。

スカートは膝頭が見える長さはいけない。

運動服の上は必ずズボンの中に入れること。

ランチにスープ、ジュースを持ってきてはいけない。(変なの)

学校の購買部は2年生から使用可。現金は1年生は持ってきてはいけない。

ネックレス、ブレスレットは禁止。
 -香港では赤子の時から赤い紐に通した翡翠を首からぶら下げている子供が多く、そういう物だったらOKの学校もある

ピアス、腕時計はシンプルなものならOK

↑これが面白い。
香港ではなぜ公立校でピアスがOKなのだろう?
よくおばあちゃんでも金のまあるいピアスをしている人が多いから、ピアス文化は発達しているのだろうか。
たぶんピアスをしている子は赤ちゃんの頃から穴をあけているのかも。

だから制服姿の小学生でも、小さいダイヤみたいな一粒ピアスをしている女の子が結構いる。
それがまた可愛くて~~。

日本ではピアス禁止の学校が多いから、中高生などは皆逆につけたがるのだろうが、はじめっからあっさりOKの香港では、親も学生もピアスやろうがやるまいが全然おかまいなし、って雰囲気だ。

私もさて自分のこどもの事となると…。
やりたいと言えば私はOKだけど私自身ピアスの穴がふさがるまで結構苦労したので体質的に受け継いでいる場合かわいそうかなとも思う。
本人はまだそこまで興味がないみたい。
リンジー・ローハンが子役の時の映画「The Parent Trap」(こどもの大のお気に入り)で、マッチの火で消毒した針とリンゴで耳に穴を開けられるシーンを見たから、たぶん怖くて痛いもんだと思っているに違いない。

でもいつになるかな~。親子でいそいそピアス屋さんに行けるのは。(香港では医療機関以外でも穴あけ可能)
その前に友達といっちゃったりして。(それは許さん!私が連れてく!

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午前中のおやつ

2006-03-21 | 香港の小学生

こどもはいつも朝6時起床、朝食を6時半に食べて7時過ぎにスクールバスに乗る。
朝食はごはんだといつもお茶碗半分しかよそらないのにそれですら食べ切れない。

ランチタイムは12時頃なので、それまでお腹がすいてしまうだろうと思っていたらそうでもないらしい。
休日に家にいる時には朝も比較的しっかり食べるし、10時ごろお腹すいた~、なんか食べる~と必ず言うのでこの違いはなんなんだろう。
緊張感がそうさせるのかな。

とはいえほとんどの他の生徒達は午前中にお腹がすくので、香港の小学校では、ランチとは別に「午前中のおやつ(小食)」を持参するのが当たり前になっている。
学校からも、「持ってきてください」と言われている。
(うちのこどもの場合、無理して食べなくてもいいのになーとは思うんだが)

内容の規制は学校でそれぞれだと思う。
こどもの学校はあまり厳しくない。
今のところ持っていくのは小さめの菓子パン、ソーダクラッカー、甘くないビスケットなど。小さいおにぎりの時もある。
他の生徒は持ってくるらしいがあまりチョコレート、飴類や歯につくお菓子は持たせたくない。
こどもはお腹がすかない分、おなかにたまらないキャンディーがいいらしいんだけど、それも習慣にさせたくないし。
こどもは結局おやつはランチ時に一緒に食べることが多いようだ。
飲み物は毎日各自持参の水筒に入った水。

「みんなと同じでないといけない」事を重要視する日本の小学校だったら各自おやつを毎日学校に持っていくなんてとんでもないことだろう。
そういう私が小学生の時ももちろんおやつなど禁止だったが友人数人とこっそり持ち込み、授業中に飴などベロの下などに隠しつつ楽しんでいた。
さすがに低学年の時はやらなかったけど。

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図書館

2006-03-17 | 香港の小学生

週に1~2度、図書館を利用している。

こどもは今、図書館の催し物 
Reading Programme for Children and Youth」
 というものに参加しているので、やっきになって借りまくっている。
個人の小冊子に借りた本名と図書ナンバーを書き込み、返却時に図書館からスタンプを押してもらうしくみ。
このスタンプたまったらどーなるんだろ…全然書類みてない親

「もう○○ちゃんは100冊超えた!」
「わたしはやっと80冊!
などといいながら頑張っているが、借りても読まないんじゃ意味ないよ…。
私が最近あまり本を読んでやっていないからそう思っていたが、結構読んでいるみたい。
朝髪の毛をお手伝いさんにやってもらう時(私は髪の毛いじるのすごーく下手なもんで^^;)も1~2冊抱えてバスルームに入る。
夜髪にドライヤーをかける時も必ず本を読みながら。
髪の毛がばらばらするから本を読んでると目が悪くなるよ、といっても聞かない。

借りるのは英語と広東語の本。
一人一回6冊まで借りられる。
私や夫のカードもあるのでそれを使ってこどもの本を借りることもあるから一回に借りられる冊数は多い。
おかげでほとんど日本語以外の本は買わなくてよくなった。
学校の教科書だけで本棚がすぐ埋まってしまうのでかなり助かっている。

私もたまにパラパラ眺めて美しい本や料理、手芸の本などを借りて楽しむ。
英語の本もたくさんあるのでいいのだが、図書館に行くと中国語が理解できない事がくやしい。(といいながら勉強しないワタシ)

一度旧正月の時に返しそびれてしまい、返却期限を1日過ぎてしまったことがあった。
日本ではなかったのでうかつだったが、香港では期限を過ぎると罰金がかかる。
こどもの本で1日50セント、大人の本だと1.5ドル。

時間の都合でいつも借りてすぐ家に帰るだけなのだが、たまには休日にゆっくり図書館で一日過ごすのもいいかな。

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スペリングの練習

2006-03-12 | 香港の小学生

小1の学校での英語の教材は数種類ある。
うちの場合は、Student book(メインの教科書)、Task book(練習帳)、Penmanship(書き方)、Vocabulary book(単語)、あと副読本数冊と随時プリント。

phonics(フォニックス)はほとんどの生徒達はすでに幼稚園でやっている。
中文に比べればやってる内容はとてもシンプルなので、とりあえずこどもにとって英語はまだ「簡単な教科」になってると思う。

家庭学習では、うちの場合は数学にとても時間がかかるので、英語は今のところ単語力をつけることくらい。
暇さえあれば、せっせとスペリング(綴りかた)の練習をする。
これは口さえ動かせばいいからいつでもどこでもできる。
こどももゲーム感覚でできるからいい。

「はい、Mondayのスペルはっ?!」
「m~o~…d~じゃなかったえ~と~n~…」そらで言えるまで何度も繰り返し。
今週は「曜日」をやった。

先週の日曜日、車の中でもおべんきょう。(太鼓の達人をやる直前)

Saturdayを教えてる時、運転中の夫が私に横目で
「これは簡単だよね~。♪S・A・TUR・DAY・ night!♪」(歌い出す)
私「うぉう懐かし~~~♪♪S・A・TUR・DAY・ night!♪」(年バレバレ)
わからない方へ:これはベイシティローラーズというグループの歌です。

夫は脱線し
「こーいうのもあるんだよ~♪うぉ~~~~L・O・V・E・ラ・ララ・ラララ ラ・ララ・ラララ ラ~~~♪」
私「
大昔アランタムがいたバンドの英語の歌なんだそうな。たぶん香港オリジナル。
一度耳にしたらこびりついて離れない感じの曲。なんかおサイケな匂いプンプン。
どんな曲か知りたい方はそこらへんのミドルエージの香港人に聞いてください。

さらに
「これはママも知ってるよっっ。♪V・I・C・T・O・R・Y~♪」
をいをい私だってさすがにそれはうろ覚えだよ。
なんで知ってるんだ!と思ったらやっぱり香港でも放映してたらしい。
わからない方へ:これは「サインはV」というドラマの主題歌です。

ついにはビレッジピープルの「YMCA」を歌い出す夫。
私は西城秀樹バージョンなら歌えるぞ。

こども大うけ大笑い。一緒に歌いまくり。
車の中だからできることだなあ…。

それからはSaturdayのスペルを聞くたびにこどもは
「♪S・A・TUR・DAY・ night!♪」
と歌うようになってしまった。
この曲ダウンロードして全部聞かせてあげねば。

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こどものおべんとう

2006-03-10 | 香港の小学生
こどもは幼稚園の時は午前中半日だったから毎日家に帰ってから昼食を一緒に食べていた。
小学校へ通うようになってから、はじめて親と離れての食事。

香港の小学校は日本のように皆一律給食を食べるのではなくて、給食か持参弁当かを選べるようになっている。
給食とはいっても学校が契約した業者からの仕出弁当。
通常3種類くらいのメニューがあって、毎月初めに好きなメニューを選んで月単位で申し込む。
うちのこどもの学校の給食は1食15ドル(約230円)。
日本でも給食はビッグビジネスだけど、ここも業者は大儲かりだなー。

一般で売られているほか弁もそうなんだけど、香港のお弁当はおかずの種類はたいしたことなく、とにかくご飯の量がものすごく多い。
小1から小6、先生の分も全く同じ物なので、小1生にはとても食べきれない量だ。
それでも食べきってしまうツワモノがクラスに1人か2人はいるようだが、それはほめられるどころか身体に悪い。
学校の先生からは「ご飯は残しなさい」と指導が入る
毎日、毎日ほとんどの生徒が残す大量の白飯…香港全体だととんでもない量だろう。なんとかならないものかねー。

うちのこどもは弁当持参組。
前にも書いたけど、肉魚系はこどもの希望で入れていない。
9月当初は、日本式のお弁当箱で持っていってた。一度だけ、日本のママがつくるようなキャラ弁「シナモン弁当」を作った。
とても喜んでもらえたし、学校でも周りが大騒ぎだったらしい。
でも作ったのは後にも先にもそれ一度だけ。

こどもは私のシンプル日式(広東語で日本式を日式という)弁当を気に入って食べていたが、あるとき夫が気づいて一言。
お弁当は、温かくなくちゃダメだよ!

そう、香港の人は絶対「冷たいご飯」は食べない。
弁当であっても必ず温かくなくてはいけない。
夫は結構例外的な香港人だと思ってたけど、こどもに関しては違うのね。
そういえば、友人の旦那様は会社でお弁当を温めるために電子レンジの列に1時間近く並んだとか…。

ということで、ランチジャーを買った。
メーカーは「バッファロー」。たぶんローカル物?友人のご子息命名「うしのごはん」ブランド。
こどもはまだお茶碗1杯食べるか食べないかなので、お茶碗1杯分の一番小さなサイズを購入。おかず入れはないので、おかずは上にのっけるどんぶり飯状態になる。

はじめてみたらこれがま~楽チン。
まず今まではお弁当を詰めたら冷まさなくてはならなかったが、これはもちろんそのまんまでOK。
暑い日でも腐る心配はないし。
どんぶり飯なので、上に乗せるおかずは多少つゆだくでもいい。
子供の大好物日式カレーなどはご飯の中に埋め込む。(ちょうど「饅頭のあんこ部分がカレー」状態)
焼きうどんなんて入れちゃう日もある。
プチトマトやフルーツなど冷たいものは別に小さなタッパーに用意する。

はじめは朝作ってこどもに持参してもらっていたが、保温力がいまいちなのか朝6時に用意するせいなのか
「食べるときはぬるい」
と意見があり、ランチタイム直前に学校へ届けることにした。
(これは温かい弁当命の香港人にとっては当たり前のシステム)
これも朝早くから用意しなくてよくなったので楽々。
友人のアドバイスでランチジャーをダイソーで売ってた保温袋に入れて保温力アップ。
おかげで今はこどもは毎日熱々ほかほかのランチを食べている。

今日のメニューは、三色弁当。
甘い炒り卵と超みじん切りの人参の蒸し煮と凍り豆腐のミンチで作るそぼろ。
そぼろは豆腐を数日凍らせたものを解凍し、プロセッサーでみじん切りにしてから普通のそぼろと同じくおろし生姜と酒と醤油と砂糖少々で炒り煮する。
人参はほんの少量の酒と塩だけで蒸し煮すると十分甘みが出る。
ご飯の中ほどはいつも海苔をちぎって醤油をちょっとまぶした海苔弁にしてある。
子供の好物だが実は私の都合で多めに作ったおかずだ。
まだ歯が痛いので、お粥に混ぜて食べられるから…。

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問題が読めない!

2006-03-06 | 香港の小学生
1年生にとって、中文の試験はなかなか手ごわい。
いくら教科書を暗記していても、出題される問題は教科書とは全然別の文章題。
当然教科書以外でもっと勉強していないと太刀打ちできない。
そして日本人の私から見ると信じられないのが、 「問題文が読めない」 ということ。
習っていない漢字がばんばん出てくる。
習っていない漢字満載の問題文を、どうやって読めというのだろう?
問題文が読めないのに、どうやって問題を解けというのだろう?
でもそれが当たり前の世界。なんじゃそりゃだよね全く。

10月の一番最初の試験の時は、先生が問題文を読み上げてくれたそうだが、今はそれもなし。

当然家で「問題文を読む訓練」を「試験勉強とは別に」やらなければならない。
これは中文の試験に限った事ではなく、常識でも数学の文章題にもあてはまる。
英語もそう(問題文が習っていない英文)だが、まだ一年生は簡単なのでとりあえずは大丈夫そう。

という訳で、本屋で似たような文章読解のドリルを購入し、ひたすら問題のパターンをこなす。
時間がいくらあっても足らない。

こどもに問題文を読ませるとこんな感じ。
えー○○○○○わかんない○○わかんない○わかんないわかんない○○。」(○は読めてる字)
「じゃあ、わからない字は飛ばしてわかるところから意味を考えてごらん」
・・・わかんない
なんたってまだ1年生、入学して半年だし。と言い訳っぽく言ってはみるができる子はちゃーんとできるんだよねこれが!

私も解らない場合はトホホ状態で「・・・じゃあパパ帰ってきたら聞こうね」となってしまう。
あーあ昔ちゃんと広東語習っとくんだった。自己嫌悪。

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定期試験

2006-03-04 | 香港の小学生

幼稚園の時は特別勉強もさせず、はっきり言って広東語の絵本すら全然読んでやってなかった夫が、こどもが小学校に上がったらなぜか急に教育パパに変身してしまった。
でも私は全然あてにならないから、仕事が忙しいのにしっかり勉強に付き合ってくれるのは嬉しい。

香港では小学校でもしっかり定期試験がある。
当然順位(クラス・学年とも)が通知される。
そして信じられないことに学校では3年生くらいから成績順のクラス分けになる学校も多い!
落第もあり。だから同じクラスに年上のクラスメイトがいるのも普通に受け入れられている。

うちのこどもの学校の前回の試験(1学期の期末)のスケジュール。
なんと1月3日から3日間…。
クリスマス休暇は1月2日まで。(香港では旧正月を祝うため、元旦はたんなるフツーの休日でしかない)
休み明け初日から試験!
日本じゃまだ正月休みでみんな浮かれてる時なのに!
そりゃーないよでしょ!

そんな訳で、クリスマス返上で休みのあいだじゅう勉強せざるを得ない状態に…。
クリスマスパーティーのお誘いは全て辞退。家でもイベントなし。
毎年クリスマスはホテルのビュッフェランチが恒例だったが有無をいわさず封印。
直前は夫から習い事すらも休むこととのお達しが出てしまい、ほんと缶詰状態。
日本の正月なんて、すっかり忘れてしまった。

普通日本では定期試験って、「前の試験後から今回の試験前に勉強した範囲」がテストに出ると思う。
でもこっちは期末試験の範囲は、「最初から今まで習ったところ全て」。
そして今回3月末の中間試験の範囲が出ましたが、それも「最初から今まで習ったところ全て」。

I---------I---------I---------I---------I
・・10月試験範囲・・・・
・・・・・・・・・・・・1月試験範囲・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3月試験範囲・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6月試験範囲・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 こんな感じですか…。
まあ本来の意味での学習ではそれが理想的なんでしょうけどね、けど、けど…。
前に習ったものはスコーーーーンと忘れちゃってるうちのこども!!
またはじめっからやり直しです。どこから手をつければいい??!

★追記★
その後転校しましたがその学校ではこんなに厳しい範囲設定ではありませんでした。ですから学校によっていろいろのようです…。


一年生の教科書

2006-03-04 | 香港の小学生

こどもが9月に小学校に入学する前、学校で使用する教科書を購入しました。
(日本の公立校と違い、香港では教科書は自己負担です。でも私立に比べれば格段に安いですが)
学校の主な教科は、中文、英語、数学(算数とはいいません)、常識(生活、社会が一緒になったようなもの)の4教科で、後は普通話(標準語)、電脳(コンピューター)、音楽、体育などです。
主要4教科の教科書は上下巻に分かれていました。
「1年で2冊もやるのかあー。はあー日本の薄っぺらい教科書とは違うなあ」と思っていたら… その上下巻、クリスマス前に終わっちゃいました…!!

新学期にまた上下巻を購入、つまり今は3冊目ですがもうすでに半分以上進んでいる…。
早すぎる、進むのが早すぎる!しかも飛ばしてません、しっかり全部やっている!
いまだに広東語がテキトーな私にゃーもう太刀打ちできないよ…。
小学校入学してまだ半年だよ…。

本文全ての暗唱、暗記書き取りは必須です。毎回テストされます。
はらい、止めが違うだけでも減点されます。
まあこれだけこなさないとまともな読み書きはできないってことね…。
これは広東語なんですが別に普通話もあるし、英語もあるし…。
香港の小学生は本当に大変だなあと思います。


小学校に入るまで…。

2006-03-01 | 香港の小学生

こどもは去年の9月に小学校一年生になった。
香港の現地の公立小学校。
うちは将来日本に住む可能性はなく、たぶんずっと香港で生活していくだろう。
英語は現地の小学校でもやるから全く問題ないし。
日本語は私が教えられるけど、(←後でそんなに甘くないと痛感するんだけど)
中国語の読み書きは夫とて絶対にまともには教えられない。
そんな訳で必然的にローカル校を選んだ。

小学校に入るまで、いやはや結構長い道のりだった。
まず2歳で近所のナーサリー(幼児園)に入る。1年。入学時はまだおむつも取れていなかったっけ。
入ったと思ったらすぐに来年度からの幼稚園の「お受験」。
広東語が名前と年しか言えなかったのと有名小学校の付属幼稚園ばっかり受けたのでことごとく落ちまくった。
午後じゅう並んで願書を取り寄せた幼稚園の試験の当日泣いてぐずって面接の教室のまん前であきらめて帰ったことも。
めでたく受かったところはのびのびしていて大正解。大満足の3年間だった。

K3(年長)時に公立小学校の申し込み。
行っていた幼稚園から上の小学校に上がることも考えたが、そこはインター並に学費が高いため学費無料の公立で行こうということに。

日本だと学区内の学校にすんなり入れるが、香港ではそう簡単にはいかない。
ちょうど日本の公立高校受験と同じ感覚かも。
有名校には希望が殺到するし、越境する人も相当多い。数年前までは受験制だったが、今は原則的に居住区の学区内で希望校を申し込んだ後、抽選で決まる。
まず前年度11月ごろに優先枠と抽選で何割かが決まり、それで決まっていない人は翌年6月の抽選(統一派位)で最終決定。
なんでこんなに第1ステップと第2とで間があいているのか不思議。
優先枠の条件は「親がこの学校で働いている」「親兄弟がこの学校の卒業生」「兄弟がこの学校へ通っている」「学校の宗教の信者である」などでポイントがつく。ちょっと前までは「校長の裁量(つまりコネ)」も堂々とポイントになっていた!そんな訳で本当の意味での信者でもないのに将来の子供の為にカソリック式の結婚式をあげ、子供が赤子のうちに洗礼させる親が多い。(香港の有名校はカソリック系が多い)

第一希望校はポイントほとんど取れないため優先枠にはもちろん入れず、残りの抽選にも漏れる。
6月の抽選も、10校以上も希望順位を書いて提出するのだが全然希望してない学校に当たる。通学にも不便だし、大陸からの新移民が多いと噂の学校。
私立の滑り止め(この場合は漏れ止めというんでしょうか、変だな)試験は受けていなかったので仕方なくあわてて私立数校を駆け込み面接。
この時点で面接をやっている私立は「誰でもウエルカ~ム」的な学校だから面接後すぐに入学金と制服代もろもろの支払いを要求される。
通っていた幼稚園の上の小学校も遅ればせながら申請。

懲りずに公立校数校の2次募集に申し込むが、、一番初めに申し込んだ地区は行かせたい学校はみな超人気で空きは当然なく、返事すら返ってこない。
それで違う学区(近所)の公立校も調べて、そこまで許容範囲を伸ばし、晴れて決定~。
でもそこは一條龍・直属など(小中エスカレーター式・公立でもあるんですよ)ではないため、2年生から別の学校に編入できないかとも考えている。
また中学入学時に苦労するのは嫌だもんね…。
それには定期試験(小学校でもしっかりあります!)の成績が良くないと話にならない…という訳で1年生なのに試験前は受験生並に勉強するはめに。はー。

まーこの行間にもいろいろいろいろありました。
日本の私立のお受験も大変だろうけど、まさか公立の小学校に入るのにこんなに苦労するとは…。