新刊の森

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本格的な伝記に期待が高まる「アナザー・マルクス」

2018年11月30日 | 新刊書
アナザー・マルクス
マルチェロ・ムスト (著), 江原 慶 (翻訳), 結城 剛志 (翻訳)


マルクスは、古くなった、古くなったと言われながら、何度でも復活してきます。
今回はイタリアでマルクス復活の一端を担っているマルチェロ・ムストの「新らしいマルクス」論が登場しました。
同じ著者の「最後のマルクス」も気になりますが、500ページを越える本格的な伝記に
期待が高まります。



単行本: 506ページ
出版社: 堀之内出版 (2018/11/30)
言語: 日本語
ISBN-10: 4909237372
ISBN-13: 978-4909237378
発売日: 2018/11/30

内容紹介
近年、「新MEGA」の刊行など、マルクス・レーニン主義の終焉によって、政治的イデオロギーの世界の足枷を外されたマルクスの思想を見直す「マルクス・リバイバル」が起きています。
本書は、積極的にこの「マルクス・リバイバル」を世界中で発信するイタリアのマルクス研究者、マルチェロ・ムストによる新しいカール・マルクスを描く伝記です。
日本の読者へ向けた「日本語版序文」も書き下ろし収録しています。

著者について
ヨーク大学准教授。1976年生まれ。著書に『アナザーマルクス』『ラストマルクス』他。


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