新刊の森

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科学と宗教の関係を再考させる「近代科学者たちの科学と信仰 (科学技術とキリスト教3) 」

2018年12月17日 | 新刊書
近代科学者たちの科学と信仰 (科学技術とキリスト教3)
古谷圭一 (著)


ニュートンが神の絶対時間と絶対空間を信じていたことは有名だが
近代において科学と神学は、予想以上に密接な関係にあったのかも。
神への篤い信仰が近代科学の誕生の背景にあるとすれば、
科学と宗教の関係についての一般的な考え方の浅さがみえてくる。


単行本: 236ページ
出版社: さんこう社 (2018/12/15)
言語: 日本語
ISBN-10: 4902386763
ISBN-13: 978-4902386769
発売日: 2018/12/15

内容紹介
ガリレオ、ベーコン、デカルト、パスカル、ニュートン。 これまで素直に聖書を信じた自然に対する学問を、観察と実験で、客観的な近代科学として生み出した科学者たち。彼らの科学とキリスト教信仰との関係を、科学者でキリスト者である著者が、現代の視点で掘り下げた。 「聖書の中の自然と科学技術」「中世キリスト教の自然と科学技術」に続く、科学技術とキリスト教シリーズ第3巻。科学なんて苦手だったというクリスチャンが、このシリーズを読んで勉強になったと語った好評の書。キリスト教に関心のなかった科学者にもお勧めの本。

出版社からのコメント
好評な科学技術とキリスト教シリーズの三冊目です。科学者が科学とキリスト教の関系を洞察した力作です。

著者について
1934年生まれ。東京大学工学部応用化学科卒。工学博士。東京理科大学名誉教授。恵泉女学園大学名誉教授。関東学院大学キリスト教と文化研究所客員(バプテスト史)。 著作:「近代日本の戦争と教会―日本基督教団四谷教会史」「聖書の中の自然と科学技術」「中世キリスト教の自然と科学技術」(以上、さんこう社) 共著:「未来社会とキリスト教」「エコロジーとキリスト教」「科学技術とキリスト教」 翻訳:クールソン著「科学者はこう考える」、カーモディ著「自然を守る」、ガン、ヴェジリンド著「環境倫理 価値のはざまの技術者たち」、グールド著「神と科学は共存できるか」


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