新刊の森

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人工知能について考えるための手掛かりになる入門書「シンギュラリティ」

2018年11月13日 | 新刊書
シンギュラリティ (やさしく知りたい先端科学シリーズ3)


人工知能の問題は、たんなる机上の理論ではなくなり、
わたしたちの仕事を消滅させるような現実の力をもつものとして登場してきました。
ロボットのもつ能力と人間のもつ能力には、今のところ大きな質的な違いがあるようですが
この問題は哲学的にも重要な意味をそなえています。
「科学技術と哲学倫理の関係についての提言」をわたしたちも本気で考えべき時期が到来したのでしょう。
あまり専門的になりすぎずに、問題をうまく提示した書物のようです。



著者 : 神崎洋治
創元社 (2018年11月14日発売)
(192ページ) / ISBN・EAN: 9784422400358


出版社内容情報
人工知能(AI)が人間の能力を超える「シンギュラリティ」。その実例と最新の動向をわかりやすい文章と写真・イラストで解説。シンギュラリティ(Singularity)とは、人工知能(AI)が人間の能力を超えることで起こる「技術的特異点」のことをいう。ロボット技術がさらに進化し、大変革が起こって後戻りできない世界に突入すると、人類はどうなるのか――。本書はシンギュラリティの実例と最新の動向をわかりやすい文章と写真・イラストで解説し、近未来に訪れる世界を多角度から描き出す。話題の先端科学に触れたいという知的好奇心に応えるシリーズ第3弾。

〔本書の特色〕
◇シンギュラリティとは?
人工知能が人間の知能を超えることで社会的な大変革が起こり、後戻りができない世界に突入してしまう時期をいう。その先の人類の社会が「楽園」なのか、「滅亡」なのか、指数関数的な技術の進化とともにわかりやすく解説する。
◇頭脳で人間を超える
ニューラルネットワークによる深層学習(ディープラーニング)こそが、人間を超える汎用型AI誕生のキーワード。進化するAI技術の現状と近未来を描き出す。
◇進化するロボット
人類が「シンギュラリティ」を迎える時期は、AI・ロボット・IoTによる技術革新のスピードによって変わるかもしれない。人間の身体を代替するロボット開発の現状と解決すべき課題を例示する。
◇ロボティクスの挑戦
エンターテインメント・デリバリー・警備・建築・介護などでの活用がはじまるロボットの実例としくみを紹介する。
◇コンピュータと感情、ロボットと生命
人類が「シンギュラリティ」を迎えるか否かは、「心や命とは何か?」を考えることからはじまるのかもしれない。科学技術と哲学倫理の関係について提言する。

はじめに
◇Chapter1 シンギュラリティとは
「シンギュラリティ」、それは2045年にやってくる
人類が生物学を超越するとき
シンギュラリティのその先は楽園か滅亡か
指数関数的な技術の進化とは
ムーアの法則とトランジスタの進化
シンギュラリティまでの道程(AIとロボティクス)
「人間を超えるヒューマノイド誕生」に必要な技術
自動運転はロボティクス技術の結晶

◇Chapter2 頭脳で人間を超える
人間とコンピュータの頭脳戦
Googleの猫
ニューラルネットワークとは
ニューラルネットワークは人間の脳の模倣モデル
画像認識コンテストでニューラルネットワークが席巻
データが多いほど学習の精度が上がるニューラルネットワーク
ゲームを学習して上達するDQN
人間を破ったAI「Alpha Go」(アルファ碁)
囲碁では人間が勝つと言われていた理由
AlphaGoが強くなったプロセス
汎用人工知能(AGI)と特化型AI
人間の脳とコンピュータのしくみは似ている
人間の脳のしくみ
ニューラルネットワークの基本
カメラ映像とディープラーニング
目を持ったコンピュータ
言葉を理解するコンピュータ
文章を理解し、人間の心の動きを解釈する人工知能「KIBIT」
会話するコンピュータ
IBM Watsonの性能としくみ(6つの機能)
コールセンターで活躍するWatson
会話を学ぶスマートスピーカー
創作するAIコンピュータ
AIで翻訳精度が上がる
文章を執筆するAIコンピュータ

◇Chapter3 進化するロボット
シンギュラリティからのメッセージ
産業用ロボット技術の現状
コミュニケーションロボットの現状
移動するロボット
医療分野のロボット
ロボットサッカーが人間を超える日
天才ライダーvsロボットライダー
倒れない自律走行バイク「MOTOROiD」(モトロイド)
タオルをたたみ、サラダを盛り付ける「マルチモーダルAIロボット」

◇Chapter4 ロボティクスの挑戦
世界最先端の身体能力を持つ人型ロボット
人間そっくりなヒューマノイド(アンドロイド)
テレイグジスタンス・ロボット
「歩こう」という意思で動作するロボットスーツ

◇Chapter5 コンピュータと感情、ロボットと生命
AIコンピューティングの頭脳の進化と「GPU」
加速する自動運転技術
3Dホログラムのある生活
「存在」とは何か
「生命」とは何か
ロボットに感情は必要か
ブレイン・マシン・インタフェース
ナノマシンの衝撃
さくいん
参考文献・写真提供・あとがき

神崎 洋治[コウザキ ヨウジ]
著・文・その他
著者プロフィール
ロボット、人工知能、パソコン、デジタルカメラ、撮影とレタッチ、スマートフォン等に詳しいテクニカルライター兼コンサルタント。1996年から3年間、アスキー特派員として米国シリコンバレーに住み、ベンチャー企業の取材を中心にパソコンとインターネット業界の最新情報をレポート。以降ジャーナリストとして日経BP社、アスキー、ITmediaなどで幅広く執筆。テレビや雑誌への出演も多数。最近はロボット関連の最新動向を追った書籍を執筆し、ロボット関連ITライターとして活躍中。主な著書に『図解入門 最新人工知能がよ~くわかる本』(秀和システム)、『Pepperの衝撃!』(日経BP)。



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