新刊の森

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古代キリスト教思想の精髄を味わえる贅沢な一冊「中世思想原典集成精選 〈1〉」

2018年11月12日 | 新刊書
平凡社ライブラリー
中世思想原典集成精選 〈1〉 ギリシア教父・ビザンティン思想
上智大学中世思想研究所




価格 ¥2,592(本体¥2,400)
平凡社(2018/11発売)
サイズ 文庫判/ページ数 661p/高さ 16cm
商品コード 9784582768749
NDC分類 132

今日の一押しは何といってもこれ。
全集の数冊分の精髄が集められています。
原始キリスト教が教父時代の展開を経て、ビザンチン思想にどのように流れてゆくか
もっとも美味しいところを味わうことができます。
目次は次の通りです。
それでも願わくば、全集をそのまま文庫化してほしかったというのは、
無理な希望なのでしょうか。


お勧め度 ★★★★★★★★☆☆


十二使徒の教え 33−54
ユダヤ人トリュフォンとの対話 ユスティノス 著 55−114
救われる富者は誰か アレクサンドレイアのクレメンス 著 115−175
創世紀講話 オリゲネス 著 177−208
書簡集 アレイオス 著 209−224
すべての司教への手紙 アレクサンドレイアのアレクサンドロス 著 225−235
教区の信徒への手紙 カイサレイアのエウセビオス 著 237−247
言の受肉 アタナシオス 著 249−306
ヘクサエメロン バシレイオス 著 307−330
クレドニオスへの第一の手紙 ナジアンゾスのグレゴリオス 著 331−347
雅歌講話 ニュッサのグレゴリオス 著 349−373
アレクサンドレイアのキュリロスとネストリオス往復書簡 アレクサンドレイアのキュリロス 著 375−409
神秘神学 ディオニュシオス・アレオパギテス 著 411−428
愛についての四〇〇の断章 マクシモス 著 429−453
知識の泉 ダマスコスのヨアンネス 著 455−607
聖画像破壊論者への第一の駁論 ストゥディオスのテオドロス 著 609−640



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