15日の土曜日になりますが東京上野の国立科学博物館で開催中の「明治150年 日本を変えた千の技術博」と東京国立博物館で開催中の「斉白石展」に行って来ました。
実は先月の大洗への遠征の際にも千の技術博に行ったものの、到着時間が閉館1時間前という状況で展示品の半数ぐらいしかまともに見れていない状況でした。
加えて中国の画家斉白石の展覧会については大洗遠征の際に行く予定が時間がなく見学が出来ず、このままだと見れないまま終わる(12月25日まで)という状況でした。
で青春18きっぷの期間に入ったということで
思い切って東京に行ってこよう
と決意しての旅行となったのでした。
始発電車で地元を出てJRの在来線を乗り継いで秋葉原に到着したのが12時30分過ぎ。アキバのビックカメラで買い物をした後に向かった先がラーメン店の「野郎ラーメン」
この日からアニメ「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」とのコラボ企画が始まったという事で行ってみたのですが、お店には30人以上の大行列。待っていても後の予定がグダグダになるのが確実だったのでこの日は断念することに。
飯田橋の遊就館に少しだけ寄った後に本命の上野に向かいました。
千の技術博は明治からの日本の近代化に貢献した文物を紹介する催しで様々なアイテムが紹介されていたのですがその中でも気になったのが
コマツG40ブルドーザー(1番目の写真のモノ。戦中に軍の依頼でコマツが製造した日本初のブルドーザーです)
ISOMA射出成形機(化学遺産に指定)
1943年にドイツからUボートで日本に運ばれた代物という事でTwitterで情報が出た際に一部からざわめきが起きました。
というのも該当する潜水艦がU511ぐらいしかなく、この艦が登場する「艦これ」のユーザーの間で
まさか違うよなぁ
という雰囲気になったのでした。このU511、ドイツから日本へ譲渡され日本では呂500号潜水艦として訓練用に使われた艦で終戦後に占領軍が海没処理したのでした。
今回の展示会でその呂500に関してきっちり言及(今年の夏に若狭湾でほぼ原型を留めて沈んでいるのが再発見された)していたのには実際驚いたもんです。
千の技術博を回った後で東京国立博物館の斉白石展に移動。中国近代芸術を代表する画家である斉白石の作品を一堂に会した催しという事でチラシの鶏(菊花群鶏図)の絵を見てからずっと気になっていて、ちょうどその絵も展示中(11月末からの後期展示でしか見れない状態でした)だったので今回無茶をして行った甲斐があったというものでした。
折角なので斉白石展の図録を購入。価格が180.00元表示になっていたのには驚きました(販売価格は税込み2500円)
なんだかんだで夕方になりどうするか考える事に。安い宿が取れれば一泊する考えもあったのですがこの時点で手頃な宿が見つからず一泊するのとこのまま帰るのとで掛かる費用に大差がないという事で引き上げる事に。
ダイヤ検索でなんとか15日中に地元に帰れるとは分かっていたのですが在来線オンリーだと正直ギリギリの状態でした。
おまけに中継地の小田原に着く前に電車が非常信号を探知して緊急停止。多少遅れは出たのですがなんとか沼津での乗り換えの電車に間に合いました。
21時前に浜松に到着。20分ほど名古屋までの電車の待ち時間が生じたので一旦改札を出て会社へのお土産を買うことに。なんとか23時過ぎには地元に帰る事が出来ました。
正味19時間ほどの日帰り旅行だったわけですが、正直な所「無茶も程々に」と自分でも呆れたのでした。ただやった甲斐はあったと自負してもいるのです。
千の技術博に関しては来年3月まで開催予定、斉白石展に関しても図録を購入して判明した事ですが年明けから京都国立博物館で開催予定という事でまた楽しんで来れたらなぁという所です。
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