今日の仕事帰りのこと、何気なくネットを覗いたところ
宇宙戦艦ヤマト2202
なる文言が目に飛び込んできました。そして詳細を覗いて絶句。
2012年から2013年まで劇場先行公開とテレビ放送が行われたアニメ
宇宙戦艦ヤマト2199(「宇宙戦艦ヤマト」のリメイク作品)
の続編制作が決定したというのです。
その際とっさに思ったのが
エイプリルフールは明日、4月1日だぞ!
という怒りで本当に続編の制作決定が信じられなかったのです。
というのも2199を手掛けた出渕裕監督がオリジナル版の宇宙戦艦ヤマトが続編につぐ続編で内容がグダグダになった事を嘆いていて、宇宙戦艦ヤマト2199についてもオリジナル版における設定の矛盾の解消や続編に至らないよう綺麗な終わり方に出来るよう努められていたのを知っていたからでした。
なんで出渕監督が宇宙戦艦ヤマト2199の続編をやる気になったんだ!?
とも思ったのですが、ニュースソースを漁って事態を理解することに。
「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち」の製作決定、シリーズ構成は福井晴敏さん - ねとらぼ
2199の制作に関わった出渕監督以下スタッフが総入れ替えになっていたのです。詳細を知ってしばし考えた末
宇宙戦艦ヤマト2202はエイプリルフールネタだった
という事で処理しようと思うに至りました。
というのも
1.宇宙戦艦ヤマト2199のシリーズ終盤でイスカンダルとの約束でヤマトの波動砲が封印されている為、続編をやること自体に無理がある
2.ヤマトの波動砲が封印されていてかつ、2199の設定から見て地球で波動砲の量産が出来るか怪しいので当然ながら「さらば-」でアンドロメダなど地球防衛艦隊の戦艦にに積まれていた「拡散波動砲」も無理がある
3.宇宙戦艦ヤマト2199ではガミラスが滅びておらず、ガトランティス(オリジナル版の白色彗星帝国)も火焔直撃砲の手の内が分かっているので話の盛り上がる要素がない
4.オリジナルにあたる劇場版アニメの「さらば宇宙戦艦ヤマト-愛の戦士たち-」準拠であれその後に作られたTVアニメの「宇宙戦艦ヤマト2」準拠であれ加藤三郎や山本玲(オリジナル版の山本明、2199では火星出身の女性キャラになってます)、土方竜など2199に登場したキャラの中から死亡者が出るのが確実
という状況では
綺麗に終わった「宇宙戦艦ヤマト2199」という作品を汚しかねない宇宙戦艦ヤマト2202を認める気にも喜ぶ気にもなれなかったのです。
アニメやゲームのネタで一喜一憂することがおたくの性ともいえますが、今回の宇宙戦艦ヤマト2202制作決定の情報ほど嬉しくないものはありませんでした。
今回の宇宙戦艦ヤマト2202制作決定のニュース、心からエイプリルフールネタだったら良かったのにと思わずにはいられません。
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