Lespedeza Museum of Photography レスペデーザ写真美術館

カメラマンな管理人のおたく趣味の雑記と二次創作&コスプレ写真のブログです。Lespedeza(萩)の花言葉は柔軟な精神。

東海三県10館合同展覧会『織部・大数寄コレクション』

2011年07月09日 23時25分00秒 | 日記

本日ですが、あちこち足を延ばしておりました。

この春からちょくちょく話題に取り上げているBSプレミアムの

アニメ『へうげもの』(http://www9.nhk.or.jp/anime/hyouge/

そのへうげものにちなんだ展覧会

『織部・大数寄コレクション』(http://www.nhk.or.jp/nagoya/hyouge/tenrankai.html

が今月5日から東海三県を舞台に始まり、それを見て回るためです。

今回の大数寄コレクション、織部作の茶道具に始まり、織部の時代に愛用された品々、後世に織部に倣って作られた焼き物など数々の品が愛知、岐阜、三重の三県の博物館で展示されるというものです。

それぞれ

第1章「織部と茶の世界」
第2章「織部と美濃焼」
第3章「江戸~近代における桃山ルネサンス」

とテーマが別れていて、各テーマの展覧会を最低一つ、計3カ所まわると

「へうげものオリジナルクリアファイル」

が貰えるという事でチャレンジを決心した次第でした。

しかし、そう簡単にはいかないもので、公式サイトの展覧会の詳細をみると判るのですが、会場がかなり分散していて廻りにくい状態になっているのです。

公式サイトを睨めっこしていてどうしたものかと考えを巡らせていたのですが、アクセスを調べていて

○岐阜県陶磁資料館※第2章(http://toujiki.net/
○岐阜県現代陶芸美術館※第3章(http://www.cpm-gifu.jp/museum/

が非常に近いことが判明、こちらをメインで攻めることにしました。

朝自宅を出て多治見に到着したのが午前10時前。そこからコミュニティーバスに揺られること30分ほどで

岐阜県現代陶芸美術館(セラミックパークMINO)

に到着。朝早いこともあってかほとんど人がいない状態でした。

ちょうど岐阜県現代陶芸美術館では

「華麗なる近代洋食器の展開」

という特別展をやっていて、へうげもののついでと言っては失礼ですが、こちらを見て回りました。

明治の開国後から戦後まもなくに至るまでの日本の洋食器生産の歴史がノリタケの商品を中心に展示されていて、どれも大変素敵だったのですが

「この洋食器を織部や利休が観たらどう思うんだろうか?」

というような妄想を巡らせておりました。

特別展を観覧後、へうげもの展を観たのですが、後世に作られた織部様式の陶磁器が非常に素敵でした。

岐阜県陶磁資料館に向かうバスまで時間があったので、セラミックパークMINOの中をぶらぶらしたのですが、デザイン性の高い建物で凄い素敵だったのかカメコ根性が騒いでしまい

「こんなところでコスプレイベント出来たらさぞかし素晴らしいぞ」

などと思ってしまいました。

そしてバスの時間が近づいたので建物内を移動していたのですが、停留場に向かう回廊でふと目にしたポスターに思わず笑ってしまいました。

『第2回コスプレ・キャラフェスティバルin多治見セラミックパークMINO』
http://www.maniado.jp/special/contents/cosplayfes02.html

7月24日に本当にコスプレイベントがあると判明してまさかの事態に笑わずにはおられませんでした。

その後バスで

岐阜県陶磁資料館

に移動、こちらで織部の時代の志野焼や織部焼をみたのですが、施設が小さいこともあり時間が余ってしまいました。

どうしようかと思いつつふと観ると小さな休憩スペースに「へうげもの」の原作単行本が置いてあるのを発見。バスが来るまでの間読みふけっておりました。

原作を読んで、テレビアニメ版では負傷などいくつかの描写が抑えられていることが判明しました。

やはり夜遅い時間とはいえNHKのアニメである以上、無理が利かないのだなぁと改めて認識。アニメ版のネタバレ的なモノになってしまいましたが、へうげもの原作が読めて非常に良かったです。

さて多治見駅まで戻ったものの、その後どうするかで悩みました。午後1時前という時間でこのまま帰るにはもったいないと思ったのです。

そこで一路大曽根に向かいました。第1章の展示会が行われている

徳川美術館(http://www.tokugawa-art-museum.jp/

に行くためです。

大曽根から徒歩で徳川美術館に向かったのですが昼食を食べ損ねていた為、途中の中華料理店に飛び込んで遅めの昼食を済ませた次第でした。

徳川美術館に行くのは初めてだったのですが、大数寄コレクションとして紹介された

「織部筒茶碗『冬枯』」

以外に

○豊臣秀吉作と伝えられる茶杓「ひがし山ごぼう」
○草花文染付茶碗「荒木」※へうげもの名品名席で紹介
○唐物茶壺「松花」※へうげもの名品名席で紹介

など数々の名物をみれて非常に満足でした。

そして最後にスタンプラリーを完成させ、無事

『へうげものオリジナルクリアファイル』

を手に入れることが出来ました。

そのまま帰宅しても良かったのですが、ちょっとした捜し物があり大須方面まで足を運びました。

が、目的としていた店が閉店していたり、休業日にぶち当たったり、結局目的の品が手に入らぬままとなってしまったのはちょっと残念ではありました。

今日一日あちこち歩き回った訳ですが、数々の名品が観れて非常に良い経験になりました。

とはいえ、一部の展覧会は未見のため、余裕があれば再チャレンジしたいところです。

コメント
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