今日ですが、折角の休みだというのに連日の多忙が祟って体調を少し崩してしまい、一日休養という状態でした。
そんな中、ふと目にしたテレビ欄で面白そうな番組をやるのを発見しました。
『贋作の迷宮～闇にひそむ“名画”～』
数多くの芸術作品が世間に広まる中で同じように世間に広まってしまった“贋作”を巡る数々のエピソードが大変興味深い内容の番組でした。
今年１月に放送された際にじっくり見ることが出来ず、今回ようやくきちんと見ることが出来ました。
イタリアにおいて贋作を作って一儲けたくらむ連中とそれを取り締まる軍警察の攻防。
生活苦から贋作作りに手を染め、刑罰を受けた後、「正直な贋作者」として偽物と断った上で著名な画家の画風の絵を描き、それが大変な人気になるなど時代の寵児になったイギリスの男性。
名画とされていた絵画が贋作と判明する一方、それまで贋作や無名の作家の作とされてきた絵画が、一転本物と鑑定されてしまったという珍しいエピソード。
終いには前記のイギリス人男性が描いた絵の贋作（いわば贋作の贋作）が登場するという逸話まで登場し、人の欲望がある限り、贋作を巡る攻防は終わらないのだなぁとしみじみ思いました。
リンク: NHK BSオンライン.