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ジョージィのおとなりさんたち

【個人史】「人生って、とっても楽しいもの」
そんな風に感じている今日この頃。Blogでメモっておきたい。

回想:新聞奨学生として(3) - 配達で(区域格差?)

2006年11月21日 18時45分35秒 | Weblog
新聞奨学生といっても 待遇は新聞各社によって異なるし、同じ新聞社でも地域によっても違う。極論的に 言えば 配達をする店 次第と言えるだろう。

学生が集まって話をすれば 新聞奨学生 も意外と多い。
私は都内の店で苦労していたが、同じ新聞社の横浜の店で働く学生からは『ずごく待遇が良い』 と自慢されていた。

私は望んだり、選んだりしているわけではないが、なぜか 大変な職場 ばかりに縁(えん)がある。 映画の「ダイ・ハード」みたいな人生なのだ。

同じ新聞販売店に入店した同期と比べても 私が一番部数が多く、広範囲な区域を担当しているのである。
私の担当区域の配達部数は本紙で400部前後(他は300前後)。ここにスポーツ紙だの、関連新聞などが加わる。 朝夕の配達後半は一度店に戻り 自転車で移動してからの配達である。一番最初の配達では3時間もかかり9時頃になってようやく配達を終えたものだ。

店の学生らと話をすると、どうやら家庭環境に余裕のある学生が 楽な区域を担当していたらしい。
私は 家を出ている のだから 仕事を辞める=学校を辞める ことになる。辛くても辞める訳にいかないので一番大変な区域にされたか? と諦めたものだ。

だが、これをいま思い返してみると2つの点が思いつく。
1.身体が鍛えられた。 他の学生らの 3割り増しもの仕事量である。重い新聞を担いで毎日走るのだ。かつてない人生最大の 苦行(?) であろう。
仕事中に何度も感じた 苦労(苦痛) だが、そのたびに口をついて出るのは 『勉強になるなぁ』 だった。自分でも訳が分からないが ”勉強になる”と感じれば 苦労が吹き飛んで、なぜか知らないが 楽しくなった。

2.給料安くない? 400部近くも配達して 皆と同じ給料である。しかも配達部数に比例して 新聞代を踏み倒される率も高い。 貰った給料の半分近くを 新聞代を払わず引っ越していった客の代わりに 支払っていた。
労働組合があれば 待遇も違っただろうな。と思う。
しかしさすがに若い日の仕事だ。 これを記録したいまのいままで疑った事もなかった。

だが私は、ゼニ以上の(人生の)報酬を 区域のお客さまらから頂いたとずっと思っている。
いつでもこころからの「ありがとうございました」が云える。

(続)

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回想:新聞奨学生として(2) - 配達で(新聞紙質)

2006年11月21日 17時11分33秒 | Weblog
私が都内で新聞配達(後で地方に飛ばされる)していたときには 雨合羽 を着ないようになった。

都内と言っても 豪邸 の並ぶ山の手ではない、玄関が一つの長屋式アパートの多い下町である。しかもバブル前の時期だ。当時の様子を説明し尽くすには無理が生じる。
そもそも家同士も近い下町なので 自転車等は使えないから 肩ヒモをかけて走る新聞少年 である。

なぜ雨合羽を脱いでずぶ濡れで配達したかを記録すると、雨降りなので当たり前だが 新聞が濡れる からである。どんなに細心の注意を払い、ビニール等でしっかり新聞をくるみ 濡れないように客先まで持って行っても 投函直前あるいは手渡し直前に 合羽を伝った雨が 新聞を濡らしてしまうのだ。 こんなに悔しい想いは無い。

その点ジャージのままだと 1)ポストに投函、ないし、お客に手渡しする前に 一方の手でそでを搾り、2)濡れないようポケットに突っ込んでいたもう一方の手で、ビニールの間から新聞を抜き出し配達する。そうすれば 新聞の濡れは 最小限に食い止められたのである。

合羽も着ずに雨の中を配達するのは若いときだからできたのであろうと思うが、台風のような土砂降りの中でも新聞は配達される。こんな時はどんなに頑張っても びしょぬれの新聞が配達されてしまうのだ。

<雨の日の新聞>
当時は、景気が良かったせいか 新聞には表面がツルツルの良質な紙が使われていた。だが大欠点は 一度濡れるとなかなか乾かないのである。

都内は新聞の配達が遅かった。私が配達を終えたのは毎朝7時半頃だ。お客も勤務先が近いからそれくらいでも文句が出ない。だが雨の日は濡れた新聞紙を乾かす時間がない。大抵の家では 雨の日の新聞は家に置いて仕事に出て行ったようである。

<新聞紙革命?!>
たしか 読売新聞が最初だったかと思うが、濡れても乾きやすい新聞紙を使い始めた。手触りをいま風に言えば、上質コピー用紙から堅く厚めのティッシュペーパー風に変わった。確かに配達も楽になった。濡れてしまっても段違いに乾きが早いのである。
その新しい紙質に移行するかとも思ったが、結局その日の天候に合わせ 使い分ける 方向に落ち着いたようだ。

(続)

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回想:新聞奨学生として(1) - 上京

2006年11月21日 15時57分48秒 | Weblog
( 安倍首相と政府・与党が水面下で 企んでいる間 とにかく 個人史の記録に戻ろう )

高校を終えた私は <東京> へとやってきた。
新聞奨学生としての入店先の近い 上野駅 に降り立った。 改札へ向かう途中ホームの木製の柱に取り付けられた吸い殻入れからもうもうと煙が立ち上っていた。 心配になって近くにいた清掃員のおじさんに教えたが ちらっ と見て 「あぁ、そうだね」と言ったきり 気にする様子もない。

いやはや ”ウチらの田舎とはエラク様子が違いそうなところだ”。
高校の卒業前前に説明に来た新聞(社?)の人が迎えに来てくれたが、実際は販売店のスタッフ(専業)だった。

<専業と若い女性>
そして店に案内された後、店番を頼まれて玄関先の机に座っていると、以前働いていたという若い女性 が 「アパートに引っ越したので必要なものがあるから 車で秋葉原まで買い物に連れて行って欲しい」 と店にやってきた。専業(販売店職員の事)の次に トウキョウ で会った二人目である。

見ていると、女性からしつこく頼まれる専業は イヤイヤ 同意した。そして私に 「結婚したがっているが、オレはする気はない。二人っきりにならないよう一緒に来てくれ」と耳打ちした。
そして私の上京初日に、秋葉原 での買い物デートにつき合わされたのである。

女性が引っ越したアパートは 私が担当した配達区域の中にあった。
女性はコンピュータ関係の仕事をしていたが、(基本的に)残業の無い社会状況 である。ときどき 夕刊の配達途中に 顔を合わせる事もあった。

(続)

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<公務員新年金>与党先送り方針決める。(弱腰与党)

2006年11月21日 00時59分07秒 | 格差社会と政治
<公務員新年金>与党先送り方針決める 一元化法案に含めず (毎日新聞) - 11月20日23時2分更新

人事院は「新年金創設が適当」との見解を示したが、「公務員優遇」との批判が高まれば来年夏の参院選に影響すると判断した。

頼りの米国ブッシュ大統領共和党 は(中間選挙で)国民の信任を受けられなかった。おかげで自民党も 参院選 を見据えてすっかり弱腰だ。

宮崎県談合事件でも、県知事にすら 辞職勧告もできない。(次期県知事選が怖い?)

後にも先にも進めないという 失敗者構図が ようやく現実に見えてきた。 なにか動いても失敗する。なにもやらないから失敗する。

郵政民営化をふり出しに戻し、全てを国民に返せ。 与党弱体化の原因がそれではないか。それともあくまでも国民に対し 徹底抗戦 するつもりか?
頼りとする米国ブッシュを護る盾はない。彼らは 自分の神 を裏切り、代わりに永劫の敵と手を組んだからである。彼らはその報いを必ず受けなければならない。