LHFトーク"GONDLA"

LHFの二人のだらだらトーク。

にゃーにゃー言ってると猫って呼ぶぞ!!!!

2009年10月27日 | 過去の記事
まあクソ眠い中で1・2限の授業を終えたおれは大学生協へ向かった。
「履歴書」と「名刺作成キット」を買うためだ。
今朝更新したブログにも書いてある通り、おれの今日の生きがいはこの2点を大学生協で買うことなのだ。
つまりこれらを買えなかったら、生まれてから積み重ねてきた日々に乗っかって、辿り着いた今日を生きる意味がないのだ。

というわけで買ってきたよ。
「履歴書」と「名刺作成キット」と「SPI対策本」と「履歴書・エントリーシート対策本」と「スケジュール帳」。
え、あれ?
なんかめちゃくちゃいろんなの買ってる!
なんで!?
おれ、こんなの買って…あ、買ったわ!
だって3200円だったもんね!
あ、そっか!
おれが買ったからか!
はい、おれが買いました。
買っちゃいました。
こんなにいっぱい。

まあ、買っちゃったわけですけれども。
特に買う予定の無かった「SPI対策本」と「履歴書・エントリーシート対策本」と「スケジュール帳」を。
でもさ、だって履歴書書くのに履歴書の書き方載ってるやつが無いと書けないもんね。
おれまずどっちが表か分からないし。
「名前」とか書いてある方かな。
それとも無地の方かな。
無地の方か。
まあそりゃ無地のほ…え、違うの?
なるほど、枠の中に該当する項目を書いていけばいいのか。
「名前」の欄のおれの名前であるところの「アレキサンダー4世」を書き込めばいいってことだな。
というわけで「履歴書・エントリーシート対策本」は必要だったと。

そんで「SPI対策本」もさ、必要だと思うんだ。
だってこの手の本って厚いじゃん。
ってことはだ。
弾丸を通さないってことだろ?
じゃあ必要じゃねえか。
この「SPI対策本」このがおれの『SP』になってくれるってわけだな。

うーん、いやー何がおれをここまで就職に掻き立てるか。
それはひとえに「就活が楽しくてしょうがない」ってことでしょうね。
何が楽しいんだかおれもよく分からないけど、とにかく自分を売る作業っていうのが楽しくてしょうがない。
だから1988年のフランスW杯で中田英寿が髪の毛を金髪に染めてアピールしたじゃない。
それと同じだと思う。
だからおれは中田英寿なんだと思う。
オリンピックのときに「メダルを狙いますか!?」と聞かれたときに「メダルより図書券が欲しい」って答えるような。
「ブラジルを小馬鹿にするようなプレーがしたい」って言うような。
おれは分かってしまった。
就活とは、中田英寿であると。
というわけで、おれは旅に出る。
人生という旅にな。





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眠れぬ夜は知識にキッス

2009年10月27日 | 過去の記事
みなさん、ドロップキックを放ったら相手の側面に瞬間接着剤が塗られていてピタっとくっついちゃってますか?

ずばり、昨日の夜は眠れなかった。
1時ごろに寝ようとしたのだが、本日不本意ながらお昼まで寝っちぎってたからだろうか。
なかなか睡魔の姿が見えない。
とりあえずネットで今僕のマイブームである“就活”の情報でも集めるか、と思って色々とサイトを覗いていた。(就活を遊びみたいに考えているわけではない。ただ、就活が楽しくて仕方ない)
すると、ある就活生のブログが見つかった。
そこには最終面接の質問内容などが載っている。
「ほお、これはいい。メモをしよう」と思って、ノートに質問内容を書き写す。
しかし、これが不眠への入り口だった。
そのブログの筆者は律儀に受けた企業すべての面接内容を事細かに書いてあるのだ。
そうすると一度ノートをとってしまった手前、ひとつで終わるわけにはいかない。
この企業の最終面接を書いて、こんどはこっちの企業の三次面接の内容を書き写して。
そんなことをやっていたらもうすでに時計は4時になっていた。
こりゃたいへん。
急いで寝ようとする。
が、時すでに遅し。
2時ごろ訪れた一時的な睡魔がもうすでに僕を通り過ぎてしまっていた。
あれを逃すともう眠れない。
人は眠いときに寝ないととことん眠れなくなるものだ。
こうして僕はダラダラと布団の中で本を読み、出発の時間である6時半を迎えてしまったのである。

こうなると辛いのは電車の中。
朝のラッシュは当たり前のように僕が座れるスペースは無く。
ようやく訪れた睡魔を両目に宿しながら、つり革に捕まる僕。
立っていると、ウトウトしてしまう。
そしてビクン! と起き上がる。
そんなことを繰り返していた。
周りの人は「なんだこのウトウトビクン人間は!?」と思ったことだろう。
はい、ウトウトビクン人間です。
僕はウトウトビクン人間です…

しかし、面接の内容をひたすら書き写したのはどうやら効果があったみたい。
なんとなくだけど、質問の傾向が掴めたような気がする。
やっぱり志望動機と自己PRはきちんと用意しないと。
そしてそのときに重要なのは「具体的」であることらしい。
なるほど、勉強になる。

今日は大学生協で履歴書と名刺メーカーを買う。
それを目標に生きる。




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トレイン

2009年10月27日 | 過去の記事
電車の中で眠ってしまったらしい。


駅員さんが肩をたたいて起こしてくれた。


おれは慌てて電車から降りる。


そのとき。


おれは確信した。


「ここは、駅じゃない。」


そこはとても駅に似ていた。


電車は止まっていたし、駅員さんはこれでもかってくらい駅員さんの格好をしている。


しかし、そこが駅ではない最大の要因があった。


本来ならそこが何駅かを示す看板のようなところ。


そこにはこう書いてあったのだ。


「ここは、駅ではありません。」


そう書いてあるんだから駅ではないのだろう。


駅にも偽装問題があるとは到底思えない。


ふとあたりを見回すと、新聞が落ちていることに気がついた。


拾い上げて読んでみる。


『ドッチボール大会は2組が優勝』


なぜこんなところに学級新聞があるのだ。


意味のない4コママンガがまたイライラさせる。


そのときだ。


背後に何かの気配を感じたのは。


振り返る視線の先にあったのは階段だった。


上の階から降りてくる階段。


そこに何かがいる。


音。


カツン、カツンという音。


この状況下では足音にしか聴こえない音が、耳を襲う。


「近づいてくる。」


そしてあいつは姿を現した。


この位置からではまだ足しか見えていないが、


その両足がゆっくりと一段一段味わうように降りてきているのがわかる。


逃げたい。


しかし、その願望はかなわなかった。


体が動かないのだ。


絶対であるはずの脳からの命令を、体が受け付けない。


そうしている間にも、あいつはまた一段階段を降りていた。


もう腰まで姿は見えている。


そしておれは思うのだった。


「絶対に顔は見てはいけない。」


そこに根拠はなかった。


ただ6つ目の感覚器官がもたらすSOSを感じていた。


あいつはまた一段降りてくる。


すでに姿は胸のあたりまで覗いている。


あと一段。


あと一段あいつが階段を降りれば、その顔が姿をみせるだろう。


しかし、それは絶対に避けたかった。


いや、避けねばいけなかった。


そんなときふと思う。


「肉まんの“まん”ってあの白い部分なんだろうなぁ」


そして、あいつは最後の動きを開始した。


おれは覚悟を決める。


その左足にあった重心を、先に降ろした右足へとゆっくりと持ってくる。


そして。





「…ください。起きてください。」


おれが目を開くと目の前に駅員さんが立っていた。


「終点ですよ。起きてください。」


やさしそうの駅員さんがおれを起こしていた。


どうやら夢を見ていたらしい。


頭はまだぼやけている。


駅員さんは言う。


「大丈夫ですか? もう終点ですよ」


「すいません、眠ってしまいました。」


荷物をもって電車から降りようとしたときに、おれは駅員さんに聞いてみた。


「あの、すいません。ここは何駅なのでしょうか」


あまり見覚えのない駅だったのだ。


「ここは、」


駅員さんはニヤッっと笑って答えた。


「駅ではないんですよ。」