LHFトーク"GONDLA"

LHFの二人のだらだらトーク。

15ページ目 byおさむ

2009年12月17日 | 過去の記事
コツコツコツ・・・
俺達の足音が異様に響く・・・
目指しているのは思い出のあの教室だ。階段で3階に昇りきろうとした俺達は殺気を感じた。しかし皆どこか懐かしく感じていた。
「この感じ・・・」マリクが呟く。
「ああ、間違いない。」アライバの言葉と同時に俺達は階段の上にいる毛布にくるまった男を見つけた。
次の瞬間!
パン・パン・パン!!
見えない弾丸が俺達に向かってきた。
アライバは利器でガードし、マリクは身をかわし、俺の貝柱は弾丸をたたっ切った。
「確実に急所を狙える腕は鈍ってないようだな。」俺は俺達のチーム唯一のスナイパーにそう言いながら微笑んだ。

14ページ目 by市村

2009年12月15日 | 過去の記事
『あれマリクじゃないか。』
オレとアライバは学校に着いた。
その中庭でマリクの姿を発見した。
いや、正確に言えば“マリクらしき姿”か。
ここから顔は伺えないので確信は持てないのだが、あの大きな刀は嫌でも目につく。
そう、彼の持つ大刀“汁場(シルバ)”は。
オレとアライバは小走りで近づいていった。
『ミタラシとアライバか、久しぶりだな。』
『ああ。マリクは一人か?』
『そうだ。』
『アイツはまた先に着いてるのかな?』
『まあそうだろうな。アイツの遅刻嫌いは異常だ。』
『とにかく中に入ろうぜ』
オレたちは学校の校舎の中に入った。

13ページ目 byてつや

2009年12月11日 | 過去の記事
『あいつら、捕まってないよな。』
俺はそれだけが心配だった。アライバは大丈夫として、ミタラシとマリクは、まんま刀だからね、しかもミタラシは抜き身。
『まぁ、人を斬らなきゃ大丈夫か。』
独り言を呟きながら校長室のソファーに寝転がっている。
『しかし、毛布まで貸してくれるとは。』
1日早く着いてしまった時は野宿を覚悟したが、運良く1日早く着いてしまった案内人に鍵を開けてもらえた、しかも毛布まで貸して貰えた。
そっと窓を覗くと、中庭にはマリクがいた。
『寒いから三人揃ったらいこ。』
俺はマリクをほっといて二人を待った。

12ページ目 byひろし

2009年12月10日 | 過去の記事
マリクが電車に乗ったのはミタラシが乗る1時間前だった。電車の中で『あの、すいません』と口にしたものは1人を除いて全員真っ二つにした。マリクが学校についたのはミタラシが着く40分前である。

一週間前、マリクの家に手紙が届いた。 いつもならすぐにゴミ箱に捨てていたが、その手紙の表紙に気になる言葉が書いてあった。
『これはあなたの物語です。』
意味がわからなかったが、何故か読むべきであるとマリクは感じた。
読み終わった後、マリクは体を奮わせ興奮しながら喜びを感じていた。
『…ミタラシにあえる』

そうささやきながら、急いで自分の相棒の刃を研ぎはじめた。

11ページ目 byおさむ

2009年12月01日 | 過去の記事
「あなた方がコードネーム araibaさんとmitarashiさんですね?お待ちしておりました。他のお二人はすでに到着されています。お急ぎください。」
そう言うとその男は俺達に背を向け歩きだした。まったく・・・名前くらい言ったらいいものを、まあしかし俺達には名前はあって無いようなものだから仕方がないか。俺達は男の後に続き歩きだした。というよりも男のペースが速かったので競歩でついていった。
目的地にはすぐに着いた。そこは見たことのある場所であった。学校だ。そう、この学校こそ