僕の情報収集の場は本屋だ。売り場をうろつくと、ある程度の市場の傾向がわかったような気になる。そんな中で、何年か前から売り場でその絵が目に付くようになったのが、このオノナツメという漫画家の作品だった。
そもそも最初はオノナツメという名前も知らなかった。僕が知っていたのはこの絵のタッチである。その特徴的とも言えるふわふわと軽いタッチの絵は、並べられた多くの漫画の中で浮いていた。そして、僕はついにその絵の表紙の漫画を買うのだった。
しかしそれが間違いだった。予備知識もなくその絵の感じだけで適当に選んだ作品は『クマとインテリ』という作品だった。そして読んで思った。「なんじゃこりゃ…」。そこに描かれていたのはすべて男と男が愛し合うボーイズラブの話だった。ああ、はずれを買ってしまった。そのときの僕はそう思った。そして僕は“その絵”の漫画家の作品をもう買わない、と心に決めたのである。
そして少しの時間が経ったある日、僕はどこからか「オノナツメという漫画家が面白い」という情報を耳にする。そしてその絵を見て驚いた。それは僕が「二度と買わない」と決めた“あの絵”だったのである。でもちょっと待てよと。オノナツメ? そんな名前だったっけ? そう思って僕の買った『クマとインテリ』の表紙を見てみると、作者の名前が違う。basso。それが『クマとインテリ』の作者の名前だ。「これはどういうことだ?」と思ってwikipediaを見てみる。
オノ・ナツメ(1977年7月9日 - )は、日本の女性漫画家。
また、basso名義でボーイズラブ作品も手掛けている。
ああ、そういうことですか。そして改めて作者の欄に“オノナツメ”と書かれた方の作品を買って読んでみた。うん、衝撃的に面白い。そして圧倒的に好きなテイスト。僕はそうやってオノナツメに辿り着いた。
そもそも最初はオノナツメという名前も知らなかった。僕が知っていたのはこの絵のタッチである。その特徴的とも言えるふわふわと軽いタッチの絵は、並べられた多くの漫画の中で浮いていた。そして、僕はついにその絵の表紙の漫画を買うのだった。
しかしそれが間違いだった。予備知識もなくその絵の感じだけで適当に選んだ作品は『クマとインテリ』という作品だった。そして読んで思った。「なんじゃこりゃ…」。そこに描かれていたのはすべて男と男が愛し合うボーイズラブの話だった。ああ、はずれを買ってしまった。そのときの僕はそう思った。そして僕は“その絵”の漫画家の作品をもう買わない、と心に決めたのである。
そして少しの時間が経ったある日、僕はどこからか「オノナツメという漫画家が面白い」という情報を耳にする。そしてその絵を見て驚いた。それは僕が「二度と買わない」と決めた“あの絵”だったのである。でもちょっと待てよと。オノナツメ? そんな名前だったっけ? そう思って僕の買った『クマとインテリ』の表紙を見てみると、作者の名前が違う。basso。それが『クマとインテリ』の作者の名前だ。「これはどういうことだ?」と思ってwikipediaを見てみる。
オノ・ナツメ(1977年7月9日 - )は、日本の女性漫画家。
また、basso名義でボーイズラブ作品も手掛けている。
ああ、そういうことですか。そして改めて作者の欄に“オノナツメ”と書かれた方の作品を買って読んでみた。うん、衝撃的に面白い。そして圧倒的に好きなテイスト。僕はそうやってオノナツメに辿り着いた。