乾坤

Win書道による書と雑感を書いています。書と雑感を併せて一つの作品となればと思います。

2005-07-26 06:44:16 | 
黴と書いたのには理由がある。三日ばかり締め切っていた名古屋の家の畳が黴たからだ。とは言っても私は現場に居合わせなかったのだが・・・。妻のショックは相当なものであったらしい。畳一面が黒くなっていたそうだ。ハイターで何度も拭いたとの事。

黴と言う字を書きながら、妙に複雑な字であることを知る。読む時には、あまり字型を意識していないのかもしれない。

昨日は定期健診。先日の結果を聞くと芳しくない。次の検査へ、と言うことになる。今は亡き義父と同じ病気なので、妻は因縁の様なものを感じていた。

台風が来るのだろうか。雨の音がカーテン越しに聞こえる。憂鬱なまま、会社へ行く準備を始めた。

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2 コメント

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 (JIRO16)
2005-07-27 14:07:01
黴,頭の中ではカタカナで「カビ」と認識しているので、この字を示されてもピンときませんでした。



黴も微も、何か小さいモノ、細菌とか粘菌とか。



空気中を彷徨って、何時の間にか体内に棲息してしまうような恐怖。



頭のどこかで、そんな細菌に囲まれて呼吸をしているのだろうなと思っています。



思い切り深呼吸して、肺の中を気持ちのいい空気で満たしてみたい、、、、等と思ったのでした。

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妻のぞっとした顔が (lazy_yoshi)
2005-07-27 16:11:48
目に浮かぶようです。



畳を拭きながら、どこか空気のきれいな所で「思い切り深呼吸して、肺の中を気持ちのいい空気で満たしてみたい」と思ったに違いありません。

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