乾坤

Win書道による書と雑感を書いています。書と雑感を併せて一つの作品となればと思います。

模型飛行機

2006-10-23 12:04:20 | 雑感
快晴で無風の昨日は森林公園まで飛行機を飛ばしに行いった。思ったとおり飛行機を格納している箱を持った小父様たちが芝生のある広場へと向かっている。初めての場所なので新参者の私は少し緊張するが、案の定一人の小父様が声をかけて来てくれた。どこの公園に行っても飛行機を飛ばしている小父さんは優しく声を掛けてくれる。

「若いですね。」と第一声。私は決して若くはないが、飛行機を飛ばしている方からすると相対的に若いという年齢になる。どこの公園も飛行機を飛ばしているのは私の父ぐらいの年代の方が圧倒的に多く、私ぐらいの年代は少ない。必然的に子供が飛行機を飛ばしていることも珍しいということになる。この遊びも、少子化という現象の縮図である。

何故若い方が少ないのだろうか?広い場所が無いということが最たる原因かもしれないが、物を作るということが楽しみでなくなっているのかもしれないと思う。自分で作ったものを工夫していくようなことが、最早楽しいということではないのかもしれない。

私は何年か前に作ったバルサのライトプレーンを飛ばした。東京にいる頃は飛ばす場所が無く家に眠っていたものだった。この飛行機は予想外に良く飛び、無風の青空に高く舞い上がって行った。そして、思い通りに右旋回で上昇し左旋回で滑空した。子供のように何度もゴムを巻き何度も飛ばしてみた。自分の作ったものが予定通りに飛ぶことは、やはり楽しいものである。

飛んでいる姿を見た一人の小父さんが話しかけてきてくれた。そして、一頻り飛行機談義に花を咲かせることとなった。見知らぬ地で見知らぬ方と話が出来るのも共通の趣味のお陰である。

作りかけている飛行機の骨組みが完成した。Tigerという機体である。私はこの飛行機に虎の模様をデザインしようと思う。今そのデザインに思いを廻らしている。

だが、仕上げに凝った機体は飛ばないことが多い。この機体もそうなるのだろうか・・・。しかし、そんな見果てぬ夢を思わない訳にはゆかないのでだった。