
雨上がりの今朝の様子です。その後、雨は上がったものの曇り空の肌寒い一日でした(夜にはストーブを炊きました)。

季節がら、この頃の当ページでは「山菜」が多く登場していて、そのほとんどがご近所からの頂きものばかりでした。そして、それらの山菜は、茹でたあと、ちょっと手を加えるだけで直ぐに食べられるものばかりでした。
このように、雪解けから採れ出した山菜類のほとんどを美味しく頂いてきたところなんですが、今日は、保存用の山菜である「ニオ(エゾニュウ)」を採りに行ってきたところです。
我が家でまとまった量のニオを本格的に漬け込みするのは、今回が初めてのことです。
手慣れた人たちはもう、ゴールデンウィークに入ったころには採りに行くので、(今日の)採り時期が心配でしたが、まだ、大丈夫のようです。
このニオ。刺激臭があり、馬も牛も喰わないような植物ですが、人が食べられるように下処理加工を考えた人って、いったい、どこの人だったんでしょう?
その方を尊敬してしまいます。なぜなら、「食べておいしいから」。
以下、採取・その他の様子です


この場所は昨年、目星をつけておいたところなんですよ。太くて短い、細くて長い。なんだか、人生訓、のようなサイズです。エへヱヘ!!


ついでに海水も汲んできました。4リットル入り容器10個分です。妻曰く、「ハタラキスギー」

帰宅後、皮むき・芯(繊維)取り作業があります。
山菜採りはとても楽しいものですが、いっぱい採りすぎると、帰宅後の処理で音を上げてしまいます。採る量はほどほどにしないとね。

処理したニオを樽に入れて先ほどの海水に浸した状態です。これは、仮漬けですね。海水(塩水)に漬け込むことこれを数回繰り返した後に、塩・糠で本漬けすることになります。
このようにして漬け込んだものは樽の中で何年も保存が効き、松前の正月料理である鯨汁の具材として用いられ、他には、けんちん汁等にも使われているんですよ。
ホント、誰が考えたんでしょうね。食べられるって。