
久々の紀行エッセイということで期待して読みましたが、来る日も来る日も似たようなジャングルの中の古代遺跡で似たようなピラミッドに登ってばかりなので、古代謎の文明系に興味のない人にはちょっとページが進まないかも。おかげで前半のメキシコ編は読むのにやや時間がかかりましたが、後半のグアテマラ~ペルーのあたりは素直に興味深かったです。
『恐怖の報酬日記』でめちゃくちゃ笑えた旅の合間の妄想系・小ネタ系雑談は、今回はかなりトーンを落としてありましたねー。確かこの本はNHKとの連動企画でしたから、そのへん考慮して軽口やバカ話は自粛されたのでしょう。・・・恩田陸のエッセイはそこがいちばん面白いのに残念!
それでも旅を続けながら受けた各国の印象など、やっぱり観察眼が鋭くてなるほどと思わせるところがありますね。 グアテマラが思いのほか好印象だったのが意外で、今まで名前と大まかな場所くらいしか知らなかった国だけど、何となく興味が湧いて行ってみたくなりました(その前に北米にも行ったことがないんだけど・・・)。
トイレットペーパーの端を折るか折らないかについての、明解すぎる考察には目からウロコというか、・・・確かにあなたのおっしゃる通りです(笑) 私も折らない派だし、他人に折られた状態のモノを見ると何となく違和感を覚えるクチだったけど、その違和感の正体がやっとわかった気がします^_^;
実は先週までアステカ文明の講義を聴きにいってたんですわ。もともと好きなんですが、日本語でしか勉強したことがなかったんで、現在のメキシコと中南米からの視点で勉強してみたかったんですわ。
↓the Visitor!!!!好きです。
うぉーー、そうだったんですか!
国内にいるとビンボーでも本1冊くらいまぁいいかと思って買ってしまうけど、海外にいると本代+アルファのアルファがバカ高くつきそうですね・・・。
the Visitorは派手さはないけどホントに良かったです。普段あんまり音楽を聴かない私も、ジャンベの響きにはついつい足がリズム刻みそうになりました。