タイトルから一目瞭然ですが(笑)あのオースティンの古典的名作『高慢と偏見』を基本のストーリーはほぼそのままに、要所要所になぜか大量のゾンビが出現する不思議なお話です(こういう手法をマッシュアップと言うらしい。世の中いろんな事を考え付く人がいるもんだなぁ~)。日本の古典名作だったら『細雪とゾンビ』とか『源氏物語とゾンビ』とか面白そう・・・。
18世紀末イギリス。謎の疫病が蔓延し、死者は生ける屍となって人々を襲っていた。田舎町ロングボーンに暮らすベネット家の五人姉妹は少林拳の手ほどきを受け、りっぱな戦士となるべく日々修業に余念がない。そんなある日、近所に資産家のビングリー家が越してきて、その友人ダーシーが訪問してくる。姉妹きっての優秀な戦士である次女エリザベスは、ダーシーの高慢な態度にはじめ憤慨していたものの・・・・・。全米で誰も予想だにしない100万部を売り上げた超話題作、ついに日本上陸!(表紙裏紹介より)
エリザベス(リジー/イライザ)・ベネット・・・ベネット家の次女。姉妹きっての優秀な女性戦士
フィッツウィリアム・ダーシー・・・・・・・・・・・・ペンバリー家を所有する大地主。偉大な戦士
ジェイン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ベネット家の長女。姉妹きっての美人
チャールズ・ビングリー・・・・・・・・・・・・・・・・・・ネザフィールド・パーク館に引っ越してきた独身の資産家
ミスター・ベネット・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・五人姉妹の父
ミセス・ベネット・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・五人姉妹の母
メアリ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ベネット家の三女
キャサリン(キティ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・べネット家の四女
リディア・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ベネット家の五女
ジョージ・ウィカム・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ブライトンに駐在する軍隊の青年下士官
ウィリアム・コリンズ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ベネット家の親類で限嗣相続人
シャーロット・ルーカス・・・・・・・・・・・・・・・・・・エリザベスの友人。ルーカス家の長女
キャロライン・ビングリー・・・・・・・・・・・・・・・・チャールズ・ビングリーの妹
レディ・キャサリン・ド・バーグ・・・・・・・・・・・・ダーシーのおば。コリンズの後見人
アン・ド・バーグ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・レディ・キャサリンの娘
フィッツウィリアム大佐・・・・・・・・・・・・・・・・・ダーシーの従兄弟。レディ・キャサリンの甥
ジョージアナ・ダーシー・・・・・・・・・・・・・・・・・・ミスター・ダーシーの妹
エドワード・ガードナー・・・・・・・・・・・・・・・・・・ミセス・ベネットの弟。ロンドンで商売を営む
M・ガードナー・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・エドワード・ガードナーの妻
ペイ・リュウ師匠・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・少林拳の師匠
解説によると、オリジナルの少々回りくどい枝葉を上手く端折って読みやすくまとめてあると言う事だけど、それでもベースは古典だから、さらっとした最近の文章に慣れた脳にはけっこう読むのが大変・・・・・。この人物紹介の人数の多さだけでもクラクラするのに、ここに紹介されていないミスター○○、ミセス××が何人も出てきてそのたびに「えっ、これ誰?人物紹介に載ってないけどどういう人??」状態で混乱します。まぁ、集中が途切れそうになる絶妙なタイミングでゾンビが出てきて盛り上げてくれる?ので、最期まで飽きずに楽しく読み進められますが、シャーロットとコリンズの運命は本当にあれでいいのか・・・。原作の愛読者の方の感想が聞いてみたいようなコワイような(^^;)
以前に観た映画版(もちろんまっとうな『高慢と偏見』の方ね)の印象が強くて脳内のキャストはエリザベス=キーラ・ナイトレイで読んでしまいましたが、こちらは上の写真の帯にも書いてあるように、ナタリー・ポートマン主演で映画化が決まっているそうです。18世紀の流麗なコスプレ姿で剣を振りかざしてゾンビの首をバシバシ刎ねまくるナタリーを想像するだけで、今からワクワクしてしまいます(笑)
追記
新しいテンプレートに変えてから「画面がくずれてまともに読めないよ~」という方が複数いらしたので、元のに戻しました。秋なので色だけ変えてみたけど・・・。