ニュー・ホライズン(2年生用)に“Can Anyone Hear me?”という題材があります。リーディング教材の授業をするのはいろいろ工夫が必要?ですが、これを1時間(45分)でやらなければいけないとすると、その工夫は非常に限られたものになります。生徒の方に予習を求めないとすると授業の中でできることはさらに制限されたものになるでしょう。リーディングに限らず英語の学習は英文を一文一文ていねいに見てゆく作業が必要ですが、これだけ多量の英文を一時間でていねいに見てゆくというのは一斉指導の場ではほとんど不可能です。教師が生徒に「説明」してやる場が授業であるならば不可能というのは言いすぎですが、中学校段階では「説明」よりも生徒に「やらせる」ことのほうが重要ではないかと思います。この「やらせる」という視点に立った時、その課題は「できる」ものでなければならないことが大前提となります。
次のプリント1とプリント2を比べてみましょう。
プリント1
プリント2
プリント1とプリント2の決定的な違いは誰にでもできる課題が入っているかどうかという点にあります。プリント1を塾の生徒にやらせたら10分かからずにやりましたが、学校の生徒は学力の差が激しいのです。30分あってやっとというのがほとんどでしょうか。30分やったのはいいのですが、空白も目立ち本人に自分ができたという自覚があるのかどうかも定かではありません。一方でプリント2の方はどうでしょうか。このプリントの場合、やる気があれば誰にでもある程度はできるはずです。なにしろニュー・ホライズンのリーディング教材のページには「覚えたい語句」として英単語が挙げてあり、そのすぐ横に日本語訳が書かれているのですから、誰にでもやる気さえあればできるのです。辞書を引くまでもなく、教科書の最後のページあたりの英単語一覧を見るまでもなく、教科書さえ開けばできるのですからこれほど簡単な話はありません(もちろん生徒(中2でも!)の中には英単語を写す作業に困難を覚える生徒もいます)。下にある本文の日本語訳の方は誰にでもできるとは言えませんが、生徒同士が相談してやるにはちょうどいいくらいかと思います。
このようなプリントになってしまったのは1時間で生徒の予習なしで授業をしなければならないという制限があったことが前提にあります。条件が変われば別の工夫ができるでしょう。
本日のFILM:俺は、君のためにこそ死ににいく、Gガール 破壊的な彼女
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プリント1とプリント2の決定的な違いは誰にでもできる課題が入っているかどうかという点にあります。プリント1を塾の生徒にやらせたら10分かからずにやりましたが、学校の生徒は学力の差が激しいのです。30分あってやっとというのがほとんどでしょうか。30分やったのはいいのですが、空白も目立ち本人に自分ができたという自覚があるのかどうかも定かではありません。一方でプリント2の方はどうでしょうか。このプリントの場合、やる気があれば誰にでもある程度はできるはずです。なにしろニュー・ホライズンのリーディング教材のページには「覚えたい語句」として英単語が挙げてあり、そのすぐ横に日本語訳が書かれているのですから、誰にでもやる気さえあればできるのです。辞書を引くまでもなく、教科書の最後のページあたりの英単語一覧を見るまでもなく、教科書さえ開けばできるのですからこれほど簡単な話はありません(もちろん生徒(中2でも!)の中には英単語を写す作業に困難を覚える生徒もいます)。下にある本文の日本語訳の方は誰にでもできるとは言えませんが、生徒同士が相談してやるにはちょうどいいくらいかと思います。
このようなプリントになってしまったのは1時間で生徒の予習なしで授業をしなければならないという制限があったことが前提にあります。条件が変われば別の工夫ができるでしょう。
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