LanguageStyle

■「日本人と英語」を考えてゆくブログ

あと10日となって

2008年02月28日 | 記事
 最近は頭痛が続き、体調の悪い日が続いています(現在も絶不調)。もう1ヶ月以上になるでしょうか。その間、インフルエンザにもかかってしまい、最悪の状態です。ブログ記事の更新もほぼ1ヶ月の間、怠ってしまいました。
 ところで、中学校英語講師としての生活もあとわずかとなりました。数えてみるともう10日も行く日はありません。後期期末試験やら卒業式(予行と本番)やらで通常の授業がキャンセルされる日が続くためです。この一年をそろそろ振り返る時期でしょうか。

全体的な印象

 この一年、私は教師でありながら教師ではない気がしていました。心のどこかで「自分は教師は不向きだ」と思っているせいかもしれませんが、時には新聞記者的な目で、時には評論家的な目で、時には一人の一般人として子供たちの姿を見てきましたし、英語教育にかかわってきました。現在の子供たちはどんな姿勢で勉強に取り組んでいるのか、現在学校で行われている英語教育ではどのような教育が行われているのかについて私は現場にいながら、一歩引いた視点で眺めてきました。教育者というよりは観察者であり、英語教師というよりは一人の英語指導実践者といった感じです。
 この一年を通しての全体的な印象を一言で言えば「英語ができる日本人の育成の前に我慢ができる日本人の育成を目指すべきではないか」ということです。以前も同じように書きましたが、学校現場に入っては思い知らされたことはいつが誰かが言っていた「生徒にする」という言葉のリアリティーです。生徒というのは「学ぶ主体」です。子供たちは中学に入ると「児童」から「生徒」になるわけですが、校門をくぐったからといって「生徒になる」というわけではないのです。授業中の私語、暴言、立ち歩き、席移動に始まり教室外へのエスケープやトイレへの引きこもり、他クラスの授業妨害などなど子供たちの問題行動を挙げだすとキリがありません。授業中の居眠りなどは私の中学時代には考えられませんでした(高校時代はよく寝たな~)が、居眠りは普通のこと。授業中に本を読んでみたり、マンガを開いてみたり、プリクラ帳を必死に眺めたり、クラスメイトにお手紙を書いたり、他教科の提出物(いわゆる内職)をやってみたりと子供たちはやりたい放題です。中には授業中に飲食をする子どもまで現れる始末です。教室にストーブが入る季節になると、ストーブの前にかじりついて動かない生徒がいたり、夏には扇風機の前で「暑い、暑い」と言いながら好き勝手にする生徒がいたり、子供たちが生徒ではない現実が学校現場にはあるわけです。席移動をしている生徒に対して自分の席に戻るように促して、実際に自分の席に戻らせるまでに10分。教室外へ飛び出す生徒を追いかけて教師に戻すまでに数分から数十分。講師の私が生徒指導的なことまでなぜしなければいけないのかと愚痴もこぼしたくなりますが、TTの補佐役としての私の立場は授業中の生徒指導がほとんどでした。
 生徒主体の授業と教師主導の指導。
 教師主導で何とか乗り切っていくほかないという考え方を現実的な判断として採用せざるを得ない現実があるということは言えるでしょう。
 もちろん、問題行動を起こす子供たちにも同情の余地はあるわけです。印象としてはまずもって問題行動を起こすような生徒は家庭環境が整っていない場合がほとんどです。親が教育放棄をしている、親が離婚を繰り返しているなどなど子供たちを取り巻く環境が子供たちにとってふさわしくないケースです。規範意識が極めて低い親がいることも子供たちを落ち着かせない原因かもしれません。自分の子供が学校の机に落書きをしているため、学校に親を呼んだとき、「何がいけないのですか」というトンチンカンな親がいる。本来は親になってはならないような人間が親になってしまっているということです。生徒指導、あるいは進路指導の中でこのままでは進学が危ないということを絶えず言ってきたにもかかわらず、いざ高校進学の段になって「高校に入れなかったら先生を一生恨みますから」と平気で言う親がいる。親が親でなく、単なるイチャモンファイターになってしまっている現実が現場にはあるわけです。授業参観をすれば参観に来た親同士が学校の中で喧嘩をはじめる。翌日、学校の教員がその親同士の仲裁のために電話をかけなければいけない。学校の教員の仕事の中には親同士の仲直りも含まれるのだという新発見をしたわけですが、このような現実にはただただあきれるばかりです。
 子供を生徒にすることが最初に取り組むべき学校の仕事です。学ぶ主体を作るということが生徒にすると言う意味ですが、そのためには自分はこの子の親だと称する人間に親になってもらう必要もあります。学校、家庭、地域という3つの方向からの支援で持って子供たちを育てていくという考え方は至極まともな考え方ですが、これらの3つの重要性はそれぞれ対等ではないはずです。なんといっても親が大事なのは当たり前。そのようなことをこの一年学びました。

英語教育について

 「英語の前に我慢」という私の印象はもちろん印象の域を出るものではありません。英語は英語であり、我慢は我慢。両者は別物と考える人もいるでしょう(私がそのように考えないのはいうまでもありません)。私の基本的な考え方としては英語などたいして重要ではなく、我慢ができるほうが何倍も何十倍も何百倍も重要なのだというものがあります。英語が必要な場面と言うのはそれほど経験するものではありませんが、我慢はどんな場面でも必要な力です。次のように言われた先生がいますが、私は全面的に賛同します。

授業中に遊んでいる子がいれば他の勉強したいと思っている子が迷惑をする。その代わり寝ているのはかまわん。迷惑かけんように寝とき。もっといいのは、じっとしておくこと。それが105回あるけどな。3年間で315回あるから、もしそれを勉強分からんけど50分あと何分と重いながらじっとしておくことができたら、君は英語を楽しんでいる子達よりもはるかに社会人の勉強が出来る。耐えるということ。


 これは半ば冗談として語られたものなのでしょうが、本質を突いていると思います。そういえば田尻科研では次の言葉も登場しました。

下手な教師は「教える」
上手な教師は「学ばせる」
優れた教師は「心に火をつける」


 このことばの出展がハッキリしましたので以下に載せておきます。

アーサー・ウイリアム・ワード(Arthur William Ward)


The mediocre teacher tells.
The good teacher explains.
The superior teacher demonstrates.
The great teacher inspires.

下手な教師はしゃべる。
良い教師は説明する。
優れた教師はやってみせる。
偉大な教師は心に火をつける。


 英語教育について英語指導実践者として感じたことについては場を改めて書きたいと思います。体の調子が悪いので今日はこのへんで。

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新学習指導要領案の発表【1】|小学校を見る

2008年02月17日 | 記事
 今月の15日、文部科学省が学習指導要領改定案を発表しました。ゆとりだ何だと批判のあった現行の学習指導要領が脱ゆとり路線に転換したとの論評があります(中国新聞、2008年2月16日)。しかし、事実上の転換ではあってもそういった言葉を使いたがらない性が行政にはありますから、文部科学省としてはこれまでの基本路線である「生きる力の育成」が揺るいだわけではないというわけです。次の図表は現行の学習指導要領と今回の案を時間数で比較しているものです(©中国新聞)。



 「主要教科で一割」という文言が新聞の見出しを飾っていることからもわかるとおり、主要教科の授業時間数が相対的に増加しています。特徴としては小学校に「外国語活動(仮称)」が明記されたことでしょうか。小学校に英語を入れようという動きに関しては私も興味を持って観察してきたわけですが、入れる理由についての文部科学省の説明は大変ユーモアに富んでいるものです。文部科学省のホームページ「新しい学習指導指導要領:「答申」Q&A」には次のようにあります。

小学校高学年段階において外国語活動を必修化するのはなぜですか。

現在、多くの小学校において、総合的な学習の時間等を活用して外国語活動が行われていますが、取組内容にはばらつきがあります。このため、教育の機会均等や中学校との接続の観点から、小学校高学年で、「外国語活動」を週1コマ程度行うこととしています。


 取組内容にばらつきがあるから週に1時間の外国語(英語)を必修にしましょうというわけです。しかし少し立ち止まって考えてみると少々おかしなことが起きていることに気づくはずです。
 現在、多くの小学校で「英語活動」を行っているという事実については多くの方が承知していると思います。これは1998年に改訂され、2002年度に施行された現行の学習指導要領において「総合的な学習の時間」が新設され、その中で「国際理解」を扱ってもよいことになったためです。以下の文言がそれです。

各学校においては,1及び2に示す趣旨及びねらいを踏まえ,総合的な学習の時間の目標及び内容を定め,例えば国際理解,情報,環境,福祉・健康などの横断的・総合的な課題,児童の興味・関心に基づく課題,地域や学校の特色に応じた課題などについて,学校の実態に応じた学習活動を行うものとする。
(下線はブログ作成者)

 国際理解に関する学習の一環として、外国語会話等(英語活動)を行ってもよいことになったわけですが、「総合的な学習の時間」において扱ってもよい内容は「国際理解」だけではないわけです。情報,環境,福祉・健康などのテーマの中から各学校において総合的な学習の時間の目標及び内容を定めるわけです。ということは「英語活動」だけをやるのではないということです。「国際理解」を扱ったとしてもそれが「英語活動」とイコールでもないのですから、それらを考え合わせると取組内容にはばらつきがあるというのは当然の話しなわけです。総合的な学習の時間には「学校の実態に応じた学習活動を行う」のです。とすると、「外国語活動を必修化するのはなぜですか」に対する先ほどの文部科学省の答えはチンプンカンプンに思えてきます。当初から取り組み内容にばらつきがあることを当然としながらはじめたものを、そのばらつきを改善しなければならないのだから小学校に英語を必修として入れるのですよという論理は果たしていかがなものなのでしょうか。これを文部科学省の自作自演と呼ばずして何をそのように呼べばよいのでしょうか。
 文部科学省が小学校英語に対してこの程度の理由づけしかできないのであればそれは政策と呼べる代物ではありません。政策には理念があるはずですが、自作自演の理由を堂々と何の疑いもなしに述べている姿からは理念の理の字もうかがうことはできません。「小学校高学年段階において外国語活動を必修化するのはなぜですか」という質問の中には「なぜ高学年段階なのか」というものも同時に含まれていますがこれに対する答えもありません。
 今回の指導要領案で示された小学校における外国語活動の目標は以下の通りです。

第1 目標
外国語を通じて,言語や文化について体験的に理解を深め,積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度の育成を図り,外国語の音声や基本的な表現に慣れ親しませながら,コミュニケーション能力の素地を養う。


 高校では「コミュニケーション能力」、中学校では「コミュニケーション能力の基礎」、そして小学校では「コミュニケーション能力の素地」ですか。どういう英訳がなされるのか興味があります。
 小学校英語の目的ははっきりはしていませんが、「教育基本法の改正に対応した学習指導要領案の主な改訂点」においては「伝統と文化の尊重、それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛し、他国を尊重、国際社会の平和と発展に寄与」の項目に書かれています。
 また「幼稚園、小学校、中学校、高等学校及び特別支援学校の学習指導要領等の改善について」(答申)においては「小学校段階における外国語活動」について次のようにあります。

(6) 小学校段階における外国語活動
○ 社会や経済のグローバル化が急速に進展し、異なる文化の共存や持続可能な発展に向けて国際協力が求められるとともに、人材育成面での国際競争も加速していることから、学校教育において外国語教育を充実することが重要な課題の一つとなっている。
 国際的には、国家戦略として小学校段階における英語教育を実施する国が急速に増加している。例えば、アジアの非英語圏を見ると、1996年にタイ、97年には韓国、2005年には中国が必修化を行っている。また、フランスにおいては2007年から必修化されている。
○ 我が国においては、外国語教育は中学校から始まることとされており、現在、中学校においてあいさつ、自己紹介などの初歩的な外国語に初めて接することとなる。しかし、こうした活動はむしろ小学校段階での活動になじむものと考えられる。また、中学校外国語科では、指導において聞くこと及び話すことの言語活動に重点を置くこととされているが、同時に、読むこと及び書くことも取り扱うことから、中学校に入学した段階で4技能を一度に取り扱う点に指導上の難しさがあるとの指摘もある。
 こうした課題等を踏まえれば、小学校段階で外国語に触れたり、体験したりする機会を提供することにより、中・高等学校においてコミュニケーション能力を育成するための素地をつくることが重要と考えられる。
○ 一方、外国語のいわゆるスキルの習得に関しては、例えば、聞くことなどの音声面でのスキルの高まりはある程度期待できるが、実生活で使用する必要性が乏しい中で多くの表現を覚えたり、細かい文構造に関する抽象的な概念について理解したりすることを通じて学習への興味・関心を持続することは、小学生にとっては難しいことから、むしろ、ALT*1の活用等を通して積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度の育成等を基本とすべきとの指摘がある。
○ このため、小学校段階では、小学生のもつ柔軟な適応力を生かして、言葉への自覚を促し、幅広い言語に関する能力や国際感覚の基盤を培うため、中学校段階の文法等の英語教育を前倒しするのではなく、国語や我が国の文化を含めた言語や文化に対する理解を深めるとともに、積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度の育成を図ることを目標として、外国語活動を行うことが適当と考えられる*2
 また、アジア圏においても国際的な共通語としては英語が使われていることなど、国際的な汎用性の高さを踏まえれば、中学校における外国語は英語を履修することが原則とされているのと同様、小学校における外国語活動においても、英語活動を原則とすることが適当と考えられる。なお、小学校段階においては、幅広い言語に触れることが国際感覚の基盤を培うことに資するものと考えられることから、英語を原則としつつも、他の言語にも触れるように配慮することが望ましい。
○ このような外国語活動を行うに当たっては、身近な場面やそれに適した言語や文化に関するテーマを設定し、ALTの活用等を通して、英語でのコミュニケーションを体験させるとともに、場面やテーマに応じた基本的な単語や表現を用いて、音声面を中心とした活動を行い、言語や文化について理解させることを基本とすることが適当である。
 なお、日本語とは異なる英語の音声や基本的な表現に慣れ親しませることは、言葉の大切さや豊かさ等に気付かせたり、言語に対する関心を高め、これを尊重する態度を身に付けさせることにつながるものであり、国語に関する能力の向上にも資するものと考えられる。
○ 小学校段階における英語活動については、現在でも多くの小学校で総合的な学習の時間等において取り組まれているが、各学校における取組には相当のばらつきがある。このため、外国語活動を義務教育として小学校で行う場合には、教育の機会均等の確保や中学校との円滑な接続等の観点から、国として各学校において共通に指導する内容を示すことが必要である。
 この場合、目標や内容を各学校で定める総合的な学習の時間とは趣旨・性格が異なることとなる。また、小学校における外国語活動の目標や内容を踏まえれば一定のまとまりをもって活動を行うことが適当であるが、教科のような数値による評価にはなじまないものと考えられる。これらのことから、総合的な学習の時間とは別に高学年において一定の授業時数(年間35単位時間、週1コマ相当)*3 を確保する一方、教科とは位置付けないことが適当と考えられる。
○ 指導者に関しては、当面は各学校における現在の取組と同様、学級担任(学校の実情によっては担当教員)を中心に、ALTや英語が堪能な地域人材等とのティーム・ティーチングを基本とすべきと考えられる。これを踏まえ、国においては、今後、教員研修や指導者の確保に関して一層の充実を図ることが必要である。
 また、外国語活動の質的水準を確保するためには、まず第一に、国として共通教材を提供することが必要と考えられる。さらに、音声面の指導におけるCDやDVD、電子教具等の活用、へき地や離島等の遠隔教育及び国際交流におけるテレビ会議システムの利用など、ICTの活用による指導の充実を図ることも重要と考えられる。
○ 小学校段階における外国語活動の導入に当たっては、小学校と中学校とが緊密に連携を図ることが重要である。例えば、中学校においては、小学校における外国語活動の内容や指導の実態等を十分に踏まえた上で、中学校における外国語教育への円滑な移行と、指導内容の一層の充実・改善を図ることが求められる。
 さらに、中学校の学習指導要領の改訂を行うに当たり、小学校における外国語活動を通じて培われた一定の素地を踏まえて、中学校における外国語教育では、「聞く」「話す」「読む」「書く」という4技能のバランスのとれた育成がなされるよう見直しを図る必要がある。


*1 Assistant Language Teacherの略。外国語指導助手。教師と協力してティーム・ティーチング(協同授業)等を行う外国人のこと。
平成18年度、JETプログラム(語学指導等を行う外国青年招致事業)によるALTは5,057人(うち、小学校専属ALTは137人)、各地方公共団体が主として小学校に配置するために独自に採用・雇用したALTは2,796人。
*2 小学校段階における外国語教育は、その目的と全教育課程に占める授業時数の割合により、
① Immersion(イマージョン)…実用的な外国語の習得が目的。週当たりの授業時数の概ね50 %以上で外国語を使う教育。
② FLES(Foreign Language in the Elementary School、フレス)…スキル学習を直接的な目標とする。教科としての外国語教育。
③ FLEX(Foreign Language Experience/Exploration、フレックス)…外国語体験活動。目的は広い意味での外国語学習の導入であって、何のために外国語を学ぶのかという動機付け、母語とは違う言葉でコミュニケーションをする重要性、母語に対する認識を深めるということが目的。週当たりの授業時数の概ね1%から5%の時間を占める。
の三つのタイプに分類することができるとされている。この分類によれば、我が国の小学校における外国語活動は③のFLEX に該当することとなる。
*3 この授業時数は、前頁の脚注の分類上、我が国の外国語活動が該当する③のFLEXにおける一般的な授業時数とも整合的である。


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『音読王』 井上 一馬

2008年02月12日 | 記事
以下は井上一馬氏の『音読王』(2002)の目次です。こちらのページではネット上にて見つけられるものにリンクを貼っています。なお、このページは現在も更新中です。

    第一章 スピーチの力

  1. 「私には夢がある」キング牧師
    I have a dream, Martin Luther King, Jr.
  2. 「独立宣言」ジェファソン
    The Declaration of Independence, Thomas Jefferson
  3. 「大統領就任演説」ケネディ
    The Presidential Inaugural Address, John F. Kennedy
  4. 「ゲティスバーグ演説」リンカーン
    The Gettysburg Address, Abraham Lincoln
  5. 「独裁者」チャップリン
    The Great Dictator, Charles Chaplin
  6. 「動物農場」オーウェル
    Animal Farm, George Orwell
  7. 「ジュリアス・シーザー」シェイクスピア
    Julius Caesar, William Shakespeare

    第二章 名作の書き出しを味わう

  8. 「赤毛連盟」ドイル
    The Red-Headed League, Arthur Conan Doyle
  9. 「偉大なるギャツビー」フィツジェラルド
    The Great Gatsby, F. Scott Fitzgerald
  10. 「ある貴婦人の肖像」ジェイムズ
    The Portrait of a Lady, Henry James
  11. 「チャタレイ夫人の恋人」ロレンス
    Lady Chatterley's Lover, D. H. Lawrence
  12. 「デイヴィッド・コパフィールド」ディケンズ
    David Copperfield, Charles Dickens
  13. 「沈黙の春」カーソン
    Silent Spring, Rachel Carson
  14. 「創世記」旧約聖書
    Genesis, The Old Testament
  15. 「ヨハネによる福音書」旧約聖書
    The Gospel according to St. John, The New Testament

    第三章 童話の世界、不思議の世界

  16. 「ピーター・ラビットのおはなし」ポター
    The Tale of Peter Rabbit, Beatrix Potter
  17. 「不思議の国のアリス」キャロル
    Alice's Adventures in Wonderland, Lewis Carroll
  18. 「ハックルベリー・フィンの冒険」トウェイン
    The Adventures of Huckeleberry Finn, Mark Twain
  19. 「あしながおじさん」ウェブスター
    Daddy-Long-Legs, Jean Webster
  20. 「ロビンソン・クルーソー」デフォー
    Robinson Crusoe, Daniel Defoe
  21. 「ガリヴァー旅行記」スウィフト
    Gulliver's Travels, Jonathan Swift

    第四章 青春の息吹、愛の悩み

  22. 「アンネの日記」アンネ・フランク
    The Diary of a Young Girl, Anne Frank
  23. 「ロミオとジュリエット」シェイクスピア
    Romeo and Juliet, William Shakespeare
  24. 「赤い薔薇」バーンズ
    A Red, Red Rose, Robert Burns
  25. 「アナベル・リー」ポー
    Annabel Lee, Edgar Allan Poe
  26. 「レナードへの手紙」ウルフ
    Virginia to Leonard, Virginia Woolf

    第五章 昔を想う、詩の楽しみ

  27. 「行かなかった道」フロスト
    The Road Not Taken, Robert Frost
  28. 「埴生の宿」ビショップ他
    Home, Sweet Home, Howard Payne, Henry R. Bishop
  29. 「蛍の光」スコットランド民謡
    Auld Lang Syne, Scottish Air
  30. 「庭の千草」アイルランド民謡
    The Last Rose of Summer, Irish Air
  31. 「旅愁」アメリカ民謡
    Dreaming of Home and Mother, American Air
  32. 「オールド・ブラック・ジョー」フォスター
    Old Black Joe, Stephen C. Foster
  33. 「ぶらんこ」スティーブンソン
    The Swing, Robert Louis Stevenson

    第六章 日本人の書いた名文を味わう

  34. 「卒業生へ:塾長式辞」津田梅子
    The Principal's Address to the Graduates, Ume Tsuda
  35. 「茶の本」岡倉天心
    The book of Tea, Tenshin Okakura
  36. 「武士道」新渡戸稲造
    Bushido, Inazo Nitobe
  37. 「ジャック・アンド・ベティ」稲村松雄編
    Jack and Betty, Matsuo Inamura et al.

    第七章 感動的な場面を味わう

  38. 「ルーツ」アレックス・ヘイリー
    Roots, Alex Haley
  39. 「わたしの生涯」ヘレン・ケラー
    The Story of My Life, Helen Keller
  40. 「若草物語」オルコット
    Little Women, Louisa May Alcott
  41. 「赤毛のアン」モンゴメリー
    Anne of Green Gables, L. M. Montgomery
  42. 「老人と海」ヘミングウェイ
    The Old Man and the Sea, Earnest Hemingway
  43. 「翼よ、あれがパリの灯だ」リンドバーグ
    The Spirit of St. Louis, Charles A. Lindbergh
  44. 「最後の一葉」O・ヘンリー
    The Last Leaf, O. Henry
  45. 「アンクル・トムの小屋」ストウ夫人
    Uncle Tom's Cabin, Harriet Beecher Stow

    第八章 生きる喜びと苦しみ

  46. 「雨の降る日」ロングフェロー
    The Rainy Day, H. W. Longfellow
  47. 「アメージング・グレース」ジョン・ニュートン
    Amazing Grace, John Newton
  48. 「もしも一つの心を」ディキンスン
    If I Can Stop, Emily Dickinson
  49. 「ハムレット」シェイクスピア
    Hamlet, William Shakespeare
  50. 「マクベス」シェイクスピア
    Macbeth, William Shakespeare
  51. 「読書について」ロック
    Reading, John Locke

    第九章 自然・宇宙を感受する

  52. 「合衆国大統領への手紙」族長シアトル
    To the President of the United States, Chief Seattle
  53. 「草の葉」ホイットマン
    Song of Myself, Walt Whitman
  54. 「小さな星」テイラー
    The Star, Ann and Jane Taylor
  55. 「春の朝」ブラウニング
    Pippa's Song, Robert Browning
  56. 「眠り草」シェリー
    The Sensitive Plant, P. B. Shelley
  57. 「無垢の予兆」ブレイク
    Auguries of Innocence, William Blake
  58. 「水仙」ワーズワス
    The Daffodils, William WOrdsworth
  59. 「風」ロセッティ
    The Wind, Christina G. Rossetti

    第十章 言葉遊びほか

  60. 「早口言葉」
    Tongue-twisters
  61. 「ウェーザーローレ」(天気の民間伝承)
    Weatherlore
  62. 「マザーグース」
    Mother Goose
  63. 「イギリス国歌」
    God Save the Queen
  64. 「アメリカ合衆国国歌」
    The Star-Spangled Banner


英語通―話すための英文法の極意 英語できますか?―究極の学習法

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書籍:『音読王―心にきざむ英語の名文』
著者:井上 一馬
出版社:小学館
発売日:2002/09
ページ数:223頁
定価:¥ 1,680 (税込)


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英語の学習方法|音読の重要性

2008年02月09日 | 記事
灘中学校・灘高等学校 英語科 木村達哉オフィシャルサイト」が英語学習にとって参考になります。音読の効果を高く認めておられます。

英語の苦手な人たちへ

①英語は数学や国語と違い、中1で学習し始める教科なので、高1時点での差はたった3年か4年の差でしかないと認識すること。

②中学時の英語は、塾に行ったからどうというものではないということを理解して、教科書の単語と文法事項を徹底的に暗記すること。

③書店に行くと「中1・2年の英語総復習」というような極めて薄い問題集が売っているので、それを3種類ほど買ってきてやってみること。

④同じような箇所で間違う場合(関係代名詞でよく間違うとか、比較でよく間違うとか)簡単な参考書の該当箇所をよく読んでから解きなおすこと。

⑤上に書いたことを「自分のペースで」ではなく、驚異的なペースでやること。1週間1冊でもいいぐらい。ページ数が少ないので、絶対にできるはず。

⑥高校英語に関しても単語と文法が基礎になるので、できるだけ薄いものを何冊も仕上げるタイプの勉強で、この2点を定着させること。

⑥英語といえども言語なので、本をしっかり読むこと。単語と文法を覚えても文章を読む習慣がないと、高2以後は伸びない。

音読の方法

① まずは文章を何度も読み、設問がある場合はそれを解く。解答解説で自分の答えをチェックした後に、全訳と英語とを対比させる。

② 知らなかった表現や単語に関しては何度も紙に書き殴って覚えこむ。この段階でその文章全部の意味や表現、単語などは「知った」ことになる。

③ 音声CDを聞きながら、そのとおりに(←ここ大事)口マネして後を追う。発音、アクセント、イントネーションなどには、ものすごく固執すること。

④ 再度文章を黙読し上から意味を言えるかどうかをチェックする。言えない 箇所は全訳に戻り、わからない箇所は先生などに質問して完全理解。またCDどおりに読めない箇所に線を引き、何度も口マネをする。

⑤ この段階で音も意味も、その文章に関しては全て「知った」ことになる。

⑥ このままでは翌日になると忘れるので(笑)勉強したのに成績が上がらん!とわめき散らすことになる。したがって音読を始める。

⑦ 最初は意味を頭の中で確認しながら2~3回、小さい声でもいいので読む。意味が確実にわからない箇所に線を引き、その都度全訳でチェックする。

⑧ 完全に音も意味もわかるようになった段階で、CDのとおりに(←大事!)アメリカ人になったつもりで音読する。何度も音読せよ。1長文20回!

⑨ 1日に20回もやると頭がおかしくなるので、数日に分けてもOKやけれど、 翌日は次の長文をやったら前日のを5回、今日のを5回など、記録する。1長文20回音読できれば、その長文は完全に「潰した」という表現を使う!


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